(学校で教えてくれない経済学)
6日火曜日、NY証券取引所は、欧州株安連鎖、世界景気鈍化懸念、ギリシア政府による提示内容が交渉相手の民間金融機関が要求する90%に対して75%と大幅未達であることが分かったことからギリシャに再びデフォルト懸念が出て来た。さらに中国GDP成長目標引き下げさらにブラジルの2011年の年間成長率が2.7%、昨年10~12月GDPが予測の1.6%増が1.4%増にとどまったことを材料に、NYダウは前日比203ドル安、12,759ドルで取引を終了した。世界景気に敏感に反応するアルコア4.1%キャタピラー3.8%メルク2.6%など国際優良株が軒並み大幅値下がり,下げ相場をリードしたと6日付けWSJ紙電子版が伝えた。
NYダウは13,000ドル突破後当面の目標達成感が出ていた。「ワールドWaveMorning」で今朝6時台放送のブルームバーグニュースに出演したトレーダー、BenWillis氏は「ここ2ケ月間上昇相場を続けていた。今朝のような事態はいつ起きてもおかしくなかった。それがこの日起きたにすぎない。ヨーロッパ景気減速、中国経済成長目標引き下げがNY株下落の背景にある。世界景気の先行きに与える中国のインパクトは大きい。」などと話した。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「ギリシャ問題再燃で他の欧州債務国へも波及するとの懸念に加えて、ここ2週間、NYダウは高値圏で推移していたことから調整が入った。為替市場ではユーロがヨーロッパ金融不安からユーロが売られた。NYダウが終日下げた影響から、ユーロ相場は1ユーロ=105円台もあった。ただ、日本の国際収支が天然ガス輸入急増で大幅赤字が見込まれている。一方、週末に控える米雇用統計で米雇用改善が重なれば、ドル買い・円売りの可能性を残している。」などと話していた。
NY外国為替市場では、3月8日償還期限を目前にして、ギリシャ政府と民間金融機関との間で目標未達の怖れが出て来たことを嫌気、ユーロが対ドルで、1ユーロ=1.31ドル台まで売られた。ユーロは対円でも売られ、1ユーロ=106.01~04円で取引された。米国株の大幅値下がり、世界経済悪化懸念からドルも売られ、対日本円で、1ドル=80.82~84円で取引された。
NY原油(WTI)相場は,イラン核問題で交渉に向けて何らかの妥協が成立するのではないかとの観測が流れ、バレル2.02ドル安、104.70ドルで取引を終えた。NY金先物相場もトロイオンス31.60ドル下げ、1,67.40ドルで取引を終えた。
上記イラン核問題交渉に関連して7日朝の「ワールドWaveMorning」が伝えるカタール、アルジアジ―ラは「アストンEU上級代表は、イランとの核問題協議で、米国、ロシア、中国、フランス、イギリス」5ケ国にドイツを加えた6ケ国代表と核施設査察その他イランが核の軍事転用を禁止する方向で交渉が進展する可能性がある。」などと紹介していた。7日朝配信のCNBC Asia Pacific 電子版も同様の趣旨で伝えていた。仮に核問題解決に、ポジティブな進展があれば、現在の原油相場はバレル10~20ドルリスクプレミアムが上乗せされているから、金融緩和オンパレードの世のの中だから、物事、甘くないと思われるが、仮に、原油急騰に歯止めがかかる可能性が出て来る。その分世界景気後退リスクも減殺されるから国民生活にプラスであろう。
その他の「ワールドWaveMorning]では、上海RTSが「中国の住宅価格が下げ止まらない。2月の都市部の平米当り住宅価格は1月の2万4千元から1万9,800元は値下がりした。この先さらに12~13%値下がりするだろうと専門家は話している。」などと紹介していた。テレビ画面に出たさる女性は「住宅の値段が下がったと言っているが、とても高すぎて買えない。高値の花ですよ。」と話していた。
シンガポールCNAは「シンガポール政府は喫煙防止条例を強化した。喫煙禁止個所にマンションの廊下、階段を追加、さらにバス停では乗り場から5メートル以上離れる。そのために5メートル標識を立てた。今回の措置に対しては賛否両論ある。しかし、政府は、喫煙は健康に害がある。今後公園での喫煙全面禁止を検討していると話している。」などと紹介していた。
韓国KBSが「このところの出生率の急激な低下から、韓国の小学校の新入生の2005年には4万2千人だったが、現在は2万5千に減った。5~6年前にはひと1クラス25人いた。それが今では17人という学校も出て来た。今後この傾向は加速化するだろう。」などと紹介していた。
香港ATVは「中国,楊外相が、『全人代』開催中のタイミングを狙ってのことであろうが、アメリカは、台湾、チベット問題について慎重な発言をして欲しい。日中についても歴史認識と尖閣問題について中国の立場を十分認識してほしい」などと記者会見で述べたと紹介していた。
「ワールドWaveMorning」を見ることから一日が始まる。日本人で何人のひとが当番組を見ているのだろうか。NHKのPRをするつもりはないが、益々内向き志向を強めていると伝えられる日本の将来を託される日本の若者には、特に見て欲しいと常々思う次第である。(了)
6日火曜日、NY証券取引所は、欧州株安連鎖、世界景気鈍化懸念、ギリシア政府による提示内容が交渉相手の民間金融機関が要求する90%に対して75%と大幅未達であることが分かったことからギリシャに再びデフォルト懸念が出て来た。さらに中国GDP成長目標引き下げさらにブラジルの2011年の年間成長率が2.7%、昨年10~12月GDPが予測の1.6%増が1.4%増にとどまったことを材料に、NYダウは前日比203ドル安、12,759ドルで取引を終了した。世界景気に敏感に反応するアルコア4.1%キャタピラー3.8%メルク2.6%など国際優良株が軒並み大幅値下がり,下げ相場をリードしたと6日付けWSJ紙電子版が伝えた。
NYダウは13,000ドル突破後当面の目標達成感が出ていた。「ワールドWaveMorning」で今朝6時台放送のブルームバーグニュースに出演したトレーダー、BenWillis氏は「ここ2ケ月間上昇相場を続けていた。今朝のような事態はいつ起きてもおかしくなかった。それがこの日起きたにすぎない。ヨーロッパ景気減速、中国経済成長目標引き下げがNY株下落の背景にある。世界景気の先行きに与える中国のインパクトは大きい。」などと話した。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「ギリシャ問題再燃で他の欧州債務国へも波及するとの懸念に加えて、ここ2週間、NYダウは高値圏で推移していたことから調整が入った。為替市場ではユーロがヨーロッパ金融不安からユーロが売られた。NYダウが終日下げた影響から、ユーロ相場は1ユーロ=105円台もあった。ただ、日本の国際収支が天然ガス輸入急増で大幅赤字が見込まれている。一方、週末に控える米雇用統計で米雇用改善が重なれば、ドル買い・円売りの可能性を残している。」などと話していた。
NY外国為替市場では、3月8日償還期限を目前にして、ギリシャ政府と民間金融機関との間で目標未達の怖れが出て来たことを嫌気、ユーロが対ドルで、1ユーロ=1.31ドル台まで売られた。ユーロは対円でも売られ、1ユーロ=106.01~04円で取引された。米国株の大幅値下がり、世界経済悪化懸念からドルも売られ、対日本円で、1ドル=80.82~84円で取引された。
NY原油(WTI)相場は,イラン核問題で交渉に向けて何らかの妥協が成立するのではないかとの観測が流れ、バレル2.02ドル安、104.70ドルで取引を終えた。NY金先物相場もトロイオンス31.60ドル下げ、1,67.40ドルで取引を終えた。
上記イラン核問題交渉に関連して7日朝の「ワールドWaveMorning」が伝えるカタール、アルジアジ―ラは「アストンEU上級代表は、イランとの核問題協議で、米国、ロシア、中国、フランス、イギリス」5ケ国にドイツを加えた6ケ国代表と核施設査察その他イランが核の軍事転用を禁止する方向で交渉が進展する可能性がある。」などと紹介していた。7日朝配信のCNBC Asia Pacific 電子版も同様の趣旨で伝えていた。仮に核問題解決に、ポジティブな進展があれば、現在の原油相場はバレル10~20ドルリスクプレミアムが上乗せされているから、金融緩和オンパレードの世のの中だから、物事、甘くないと思われるが、仮に、原油急騰に歯止めがかかる可能性が出て来る。その分世界景気後退リスクも減殺されるから国民生活にプラスであろう。
その他の「ワールドWaveMorning]では、上海RTSが「中国の住宅価格が下げ止まらない。2月の都市部の平米当り住宅価格は1月の2万4千元から1万9,800元は値下がりした。この先さらに12~13%値下がりするだろうと専門家は話している。」などと紹介していた。テレビ画面に出たさる女性は「住宅の値段が下がったと言っているが、とても高すぎて買えない。高値の花ですよ。」と話していた。
シンガポールCNAは「シンガポール政府は喫煙防止条例を強化した。喫煙禁止個所にマンションの廊下、階段を追加、さらにバス停では乗り場から5メートル以上離れる。そのために5メートル標識を立てた。今回の措置に対しては賛否両論ある。しかし、政府は、喫煙は健康に害がある。今後公園での喫煙全面禁止を検討していると話している。」などと紹介していた。
韓国KBSが「このところの出生率の急激な低下から、韓国の小学校の新入生の2005年には4万2千人だったが、現在は2万5千に減った。5~6年前にはひと1クラス25人いた。それが今では17人という学校も出て来た。今後この傾向は加速化するだろう。」などと紹介していた。
香港ATVは「中国,楊外相が、『全人代』開催中のタイミングを狙ってのことであろうが、アメリカは、台湾、チベット問題について慎重な発言をして欲しい。日中についても歴史認識と尖閣問題について中国の立場を十分認識してほしい」などと記者会見で述べたと紹介していた。
「ワールドWaveMorning」を見ることから一日が始まる。日本人で何人のひとが当番組を見ているのだろうか。NHKのPRをするつもりはないが、益々内向き志向を強めていると伝えられる日本の将来を託される日本の若者には、特に見て欲しいと常々思う次第である。(了)