:19日朝放送「モーニングサテライト」(学校で教えてくれない経済学)
神戸は昨日より4~5℃低いと19日朝のNHK/BSの天気予報の番組で解説していた。それでも10℃である。ご機嫌な場所で暮らしていることをいつも感謝している。今年の冬は氷点下の朝もあり、寒かった。昨日、京都で舞妓さんのスケッチ会があり出かけた。小雨ものともせず大勢の観光客が四条河原町界隈を散策していた。帰路、阪急を下りてJR神戸線に乗り換えたが、梅田界隈も雨厭わず町は賑わっていた。話は飛躍する。京都も大阪も神戸も、いまのところ放射能被害は表面化していない。しかし、関西電力が一つ間違えば状況は一変する。
今朝、NHK/BSニュースを見ていたら、関西電力の株主でもある大阪府と大阪市が6月予定の関西電力の株主総会で原発廃止求める株主動議を出すことで準備を始めた。同じ関西電力の株主である京都、神戸自治体にも呼び掛けると流していた。関電側は原油高を材料に今年夏の電力不足をマスコミ通じてすでにキャンペーンを開始している。
「ワールドWaveMorning」をいつものように見た。ロシアRTRが原発は安全だと現在建設中の原発の内部を3Dモデルを使って解説していた。ロシアはチエルノブイルの悪夢がある。しかし、人間はつらいことは忘れるように作られているからご当地チエルノブイルでもあの時のことは風化していると先日のロシアRTRで紹介していた。今朝のRTRでは 「時計のように即手が打てるように準備している。原発のちょっとした温度変化も人工衛星でモニターしている。」と安全性を盛んにアッピールしていた。当然のことながらロシア政府のジェスチャ―であろうが、NHK/BSも3D画面で解説したところが「面白い」と判断して、今朝の番組の中から、特に選んで日本向けに流したのであろう。
週明けのテレビ東京系の「モーニングサテライト」を見た。「リスク値(期待値)でコストを想定する」という話を、不覚にも名前を聞き洩らしたが、さる専門家が出演して解説していた。①ホルムズ海峡閉鎖:100ドル上昇、可能性5%、リスク値5、②イスラエルの攻撃:30ドル上昇、可能性40%、リスク値12、③追加量的金融緩和:20ドル上昇、可能性20%、リスク値4:リスク値合計21。ドバイ原油:現在、バレル125ドル、リスク値21を上乗せると146ドルまで値上がりすると想定出来ると解説していた。
「モーニングサテライト」で末武キャスターがアメリカではガソリン高騰が話題になっている。それがこの先発表される米消費者指数にどのように反映して来るのかをウオールストリートジャーナルが取り上げたと紹介した。今ひとつは米住宅市場の回復にはあと1年ほどかかる。値段はまだ5%ほど下がると伝えるバロンズの記事を紹介していた。株式市場は半年、1年先を読んで動く。米住宅関連銘柄の株価上昇が目立つと先日、米ブルームバーグが解説していた。
19日朝7時25分配信のCNBCAsia Pacific電子版は、ギリシャでCDS入札が19日実施される。結果如何ではユーロ相場にインパクトを与えると出ていた。CDSなる証券は、デフォルトになると見る相場とならないと見る相場を証券化した。その証券とギリシャ国債と交換(Swap)する。日本人にはもともとない発想である。いくら説明を聞いてもしっかり頭に入らない。
「私と席を代わってもらえませんか?」というときに英語では「Will you swap places wih me?」とswapを使う。「流れの途中で馬を換えるな、危機が去るまで現状で押しきれ」という諺がある。英語では「Never swap horces while crossing stream.」という、と旺文社英和辞典に出ていた。日本にも「とりかえばやの物語」という古典がある。人生、取り換えてみたいと誘惑にかられる時もある。しかし、席を換わらない方が良かったと思うケースの方が結構多い気がする。ギリシャ救済にCDSにまで手を出した。うまくいけばいい。当然リスクを伴う。
今朝の「ワールドWaveMorning」で中国CCTVが「ラガルドIMF専務理事が、中国の経済成長に期待する。ギリシャ問題は未だ解決していない。楽観出来ない。」と語ったと紹介していた。CCTVは次期中国首相と見られている李克強副首相は「中国はIMF改革に関わって行く。」と語り、ラガルド専務は「中国と協力し、IMFの機能を高めたいと応じた」と紹介していた。中国におんぶに、だっこ、その上なんとかまで期待する。それが世界経済の現実なのであろう。アメリカが中国のイラン原油輸入制裁に甘いのも同じ流れであろう。
北朝鮮が「人工衛星の実験をして何が悪い。国の権利だ。と4月11~16日のいずれかに打ち上げを強行すると、中国CCTVが紹介していた。アメリカは既に核兵器を持つ北朝鮮には甘い。これから核開発をやろうとするイランには厳しい。アメリカは、「北」からミサイルを撃ち込まれる心配は少ない。一方、イランはイスラエル、ユダヤ人ロビーの手前譲れない。米大統領選挙が済むまではイランだ、ホルムズ海峡だと騒ぐが、それも選挙が終わるまでだろうという見方を先日、ニューズウイーク誌日本版で読んだ。
日本の政治家に今少しでいいから国際情勢に敏感になって欲しいと日々思う次第である。(了)
神戸は昨日より4~5℃低いと19日朝のNHK/BSの天気予報の番組で解説していた。それでも10℃である。ご機嫌な場所で暮らしていることをいつも感謝している。今年の冬は氷点下の朝もあり、寒かった。昨日、京都で舞妓さんのスケッチ会があり出かけた。小雨ものともせず大勢の観光客が四条河原町界隈を散策していた。帰路、阪急を下りてJR神戸線に乗り換えたが、梅田界隈も雨厭わず町は賑わっていた。話は飛躍する。京都も大阪も神戸も、いまのところ放射能被害は表面化していない。しかし、関西電力が一つ間違えば状況は一変する。
今朝、NHK/BSニュースを見ていたら、関西電力の株主でもある大阪府と大阪市が6月予定の関西電力の株主総会で原発廃止求める株主動議を出すことで準備を始めた。同じ関西電力の株主である京都、神戸自治体にも呼び掛けると流していた。関電側は原油高を材料に今年夏の電力不足をマスコミ通じてすでにキャンペーンを開始している。
「ワールドWaveMorning」をいつものように見た。ロシアRTRが原発は安全だと現在建設中の原発の内部を3Dモデルを使って解説していた。ロシアはチエルノブイルの悪夢がある。しかし、人間はつらいことは忘れるように作られているからご当地チエルノブイルでもあの時のことは風化していると先日のロシアRTRで紹介していた。今朝のRTRでは 「時計のように即手が打てるように準備している。原発のちょっとした温度変化も人工衛星でモニターしている。」と安全性を盛んにアッピールしていた。当然のことながらロシア政府のジェスチャ―であろうが、NHK/BSも3D画面で解説したところが「面白い」と判断して、今朝の番組の中から、特に選んで日本向けに流したのであろう。
週明けのテレビ東京系の「モーニングサテライト」を見た。「リスク値(期待値)でコストを想定する」という話を、不覚にも名前を聞き洩らしたが、さる専門家が出演して解説していた。①ホルムズ海峡閉鎖:100ドル上昇、可能性5%、リスク値5、②イスラエルの攻撃:30ドル上昇、可能性40%、リスク値12、③追加量的金融緩和:20ドル上昇、可能性20%、リスク値4:リスク値合計21。ドバイ原油:現在、バレル125ドル、リスク値21を上乗せると146ドルまで値上がりすると想定出来ると解説していた。
「モーニングサテライト」で末武キャスターがアメリカではガソリン高騰が話題になっている。それがこの先発表される米消費者指数にどのように反映して来るのかをウオールストリートジャーナルが取り上げたと紹介した。今ひとつは米住宅市場の回復にはあと1年ほどかかる。値段はまだ5%ほど下がると伝えるバロンズの記事を紹介していた。株式市場は半年、1年先を読んで動く。米住宅関連銘柄の株価上昇が目立つと先日、米ブルームバーグが解説していた。
19日朝7時25分配信のCNBCAsia Pacific電子版は、ギリシャでCDS入札が19日実施される。結果如何ではユーロ相場にインパクトを与えると出ていた。CDSなる証券は、デフォルトになると見る相場とならないと見る相場を証券化した。その証券とギリシャ国債と交換(Swap)する。日本人にはもともとない発想である。いくら説明を聞いてもしっかり頭に入らない。
「私と席を代わってもらえませんか?」というときに英語では「Will you swap places wih me?」とswapを使う。「流れの途中で馬を換えるな、危機が去るまで現状で押しきれ」という諺がある。英語では「Never swap horces while crossing stream.」という、と旺文社英和辞典に出ていた。日本にも「とりかえばやの物語」という古典がある。人生、取り換えてみたいと誘惑にかられる時もある。しかし、席を換わらない方が良かったと思うケースの方が結構多い気がする。ギリシャ救済にCDSにまで手を出した。うまくいけばいい。当然リスクを伴う。
今朝の「ワールドWaveMorning」で中国CCTVが「ラガルドIMF専務理事が、中国の経済成長に期待する。ギリシャ問題は未だ解決していない。楽観出来ない。」と語ったと紹介していた。CCTVは次期中国首相と見られている李克強副首相は「中国はIMF改革に関わって行く。」と語り、ラガルド専務は「中国と協力し、IMFの機能を高めたいと応じた」と紹介していた。中国におんぶに、だっこ、その上なんとかまで期待する。それが世界経済の現実なのであろう。アメリカが中国のイラン原油輸入制裁に甘いのも同じ流れであろう。
北朝鮮が「人工衛星の実験をして何が悪い。国の権利だ。と4月11~16日のいずれかに打ち上げを強行すると、中国CCTVが紹介していた。アメリカは既に核兵器を持つ北朝鮮には甘い。これから核開発をやろうとするイランには厳しい。アメリカは、「北」からミサイルを撃ち込まれる心配は少ない。一方、イランはイスラエル、ユダヤ人ロビーの手前譲れない。米大統領選挙が済むまではイランだ、ホルムズ海峡だと騒ぐが、それも選挙が終わるまでだろうという見方を先日、ニューズウイーク誌日本版で読んだ。
日本の政治家に今少しでいいから国際情勢に敏感になって欲しいと日々思う次第である。(了)