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たかが相場、されど相場、相場から学ぶことは多い(学校で教えてくれない経済学)

2012-03-22 13:08:49 | 経済学
「北朝鮮は、予告通り、ミサイル発射実験を行います。単なるジェスチャ―でない。「北」の技術は確実に進歩していると思われる。それを試すつもりでいる。飛距離6000キロでアラスカに届く。さらに付け加えれば、「北」はイランとの関係が深い。アジアにおける脅威が欧州にも拡大してくることを恐れている。」などと、元NHK解説員、英国王立防衛安全保障研究所,秋元千秋所長が、22日朝の「ワールドWaveMornng](世界の扉)コーナーに出演し、明言していた。秋元氏はICBM開発の技術的課題として①精密誘導システム、②再突入課題、③弾道の小型化を上げていた。

「ワールドWaveMorning」は香港ATVが、「約50ケ国が参加し、来週韓国で開かれる核セキュリティーサミットの際、胡錦涛、中国国家主席とオバマ米大統領が会談を予定している。その中で、「北朝鮮」問題に加えて、中国の軍事力核大への懸念と人民元問題も討議されるだろう。イランは原爆製造を進めようとしている。イスラエルはイラン核施設空爆を表明している。目下のところアメリカが抑えている。」などと紹介していた。

北朝鮮、イランでは進展が見られないが、シリア情勢について新たな進展が見られたとドイツZDFが「ロシアが、「シリアの独立を尊重する」と言う文言を入れさせたのみで、国連議長声明に合意した。ロシアに対する国際的な非難を回避する狙いだろう。クリントン米国務長官は「前向きな一歩だ」と評価した。」などと紹介していた。中国CCTVもシリア国連決議を取り上げ、「中国はアナン特使の努力を支持する」と外務省報道官が談話を発表したと報じた。

韓国KBSは連日、コリ第一原発での隠ぺい事件を報じている。今朝の放送では「12分間電源が失われていた。その後の調査で、当初2月11日稼働と発表していたが、事実は2月8日に稼働していた。稼働できぬ状態で稼働していた。これは安全規則違反である。そのため原子力安全委員会は告発に踏み切った。」などと報じていた。日本でも似たようなことが行われていたと思いたくない。ただ、今回の韓国原発問題をめぐる韓国の報道姿勢を、日本のマスコミの例えば原発再稼働をめぐる報道との対比という視点で見ておきたい。

一方、21日のNY証券取引所では、「バ―ナンキ米FRB議長が、原油上昇は米経済回復にマイナスと発言後,NYダウは、取引終了間際30分で急落、前日比45ドル安、13,124ドルで終了した」と21日、米ブルームバーグに出演したディ―ラ―、KeithBlith氏は話していた。同氏は「世界では未解決の問題を多く残している。ヨーロッパ債務も問題解決を先送りしている。余ったお金をどこへ持っていくかで、売られ過ぎていた債券から株式へ流れた。」などと解説していた。

22日朝7時47分配信のCNBCAsiaPcufic電子版は、「明日発表の米失業保険申請件数と米企業業績発表を投資家は注目している。金融相場を買ってきたがファンダメンタルズに目を向けるだろう。」と一部専門家の見方を紹介していた。同電子版は、「原油バレル200ドルを一部アナリストは予想している。リビアは原油生産を再開した。サウジアラビアは生産能力限度いっぱいまで生産している。にもかかわらず需要が旺盛で、需要と供給が基本的にバランスしていないからだ。」と紹介していた。

21日のNY原油【WTI】先物相場は、バレル1.20ドル高、107.20ドルで取引された。シリア、イラン、北朝鮮問題などリスクプレミアム分が上乗せされているとしばしば指摘されている。ただ、今朝のCNBC電子版にある一部の見方である原油そのもののファンダメンタルズから見て原油に先高観が出ているのであれば、ここは少し腰を落ち着けて原油相場の先行きを他人事でなく分析の上、具体的な対応を取り始める必要があるかもしれない。

22日の「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、呉田真二氏は「2月の米中古住宅販売が予想値を下回った。年金ファンドが債券投資へシフトし、株式に利益確定の売りが出た。外国為替市場で、一時、1ドル=84円を付けたが、後ドルが売られた。イタリア、アイルランド国債が売られ欧州金融破綻懸念が再び出た。ドル買い・円売りに一服感が出ている。原油動向を注目している」などと話していた。

日本では相場嫌いの人が多い。相場は動くから嫌いだと言ったご仁が現役時代同じ職場でいた。たかが相場、されど相場、飛躍するな、と叱られそうだが、動くものの最たるものが人間のからだ、命そのものであるであると常々思う。今日ある命が明日ある保証が全くないことを改めて教えてくれたのも東日本大震災だった。「今、野球が出来ることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。」と石巻工の阿部翔人主将は甲子園で宣誓した。震災をきっかけにして、多くの日本の若者が日本人の底力を見せつけてくれるに違いないと思うだけで元気が湧いてくる。(了)

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