「経済情報」(学校で教えてくれない経済学)
サッチャ―元英首相が8日朝、脳卒中でし死去した。87歳だった。彼女は冷戦時代終結に鍵を握る役割を果した。キャメロン英首相は「彼女は偉大なる首相、偉大なるリーダー、偉大なるイギリス人だった。」と称えた。葬儀はセントポール大聖堂で取り行われる。チヤ-チル以後ではイギリスで最も存在感を示した。レ―ガン元米大統領の親友だった。レーガンと自由貿易主義を共有した。マルクス主義に反対した。低迷した英国経済を立て直した人物として知られている。ただヨーロッパ人にとってはやっかいな(Prickly)人物として記憶されている。」などとAlistairMacdonald記者が8日付けのWSJ紙電子版に書いた。
英BBCは8日夜6時のニュースで時間を割いてサッチャ―元英首相死去のニュースを、フォ―クランド紛争、アイルランドでの爆弾テロに襲われ間一髪で助かった時の場面など織り交ぜ生々しい映像を流していた。サッチャ―元首相は議会での演説で「あなたがたは私に引き返そうという言葉を期待しているが、私にはその言葉はない」と語ったと紹介。カメロン首相はスペインでのEU会議途中予定を切り上げて帰国、ダウニンング10番地で「サッチャ―は勝ち目のない戦いの中から勝利した。国益のためにひざまづくのでなく立ち上がった。」と称えた。一方、元鉱山労働者はサッチャ―がいなくなってせいせいした。彼女の時代は破壊の歴史。我々のコミニュティを完全に破壊した。」とインタビューに答える様子を紹介していた。豪ABCは「サッチャ―元英首相がなくなった。11年半最も長い期間首相を務め、イギリス初の女性首相。意思の強さから鉄の女と呼ばれた。一方、「首相になるつもりはない。イギリスでは女は首相になれない。」と語る若き日の彼女の映像を流した。
ロシアRTRは「サッチャ―元首相は反ロシアだったが、ソ連でも彼女は尊敬されている。彼女の死で一つの時代が終わった。男性中心のイギリスで女性初の首相になった。ドイツ統一に反対した。地政学的に見てドイツが強大化することを恐れた。」と紹介、一方「彼女は不愉快な話を笑顔で話したことが印象に残っている」と語る元外交官の映像を映していた。フランスF2は「サッチャ―はフランスではユニークな女性として捉えられている。ユーロトンネル建設に反対した。レーガンと共鳴、貿易自由化、規制緩和を推進、公共投資を拡大し多くの負債を残した。」などと淡々と紹介していた。
週明け8日のNY市場は、NYダウは前週末比48ドル高、14,613ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では日銀の積極的な金融緩和政策を材料に円が売られ、1ドル=99.53円、1ユーロ=129.55円で取り引きされた。NY原油(WTI)は小幅高バレル93.36ドル、NY金は小幅安オンス1,572ドルだった。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三井住友銀行、森谷亨氏は「外国債買いが活発化している。ドル円相場が100円突破は時間の問題だろう。」と解説していた。8日付けのCNBC電子版は米FRBが年末にかけて量的緩和廃止に向かえば、日米金利差拡大から一段と円が売られるだろうと専門家の見方を紹介していた。過ぎたるはなお及ばざるが如し。ピッチが速すぎる円安への備えも怠れまい。(了)
サッチャ―元英首相が8日朝、脳卒中でし死去した。87歳だった。彼女は冷戦時代終結に鍵を握る役割を果した。キャメロン英首相は「彼女は偉大なる首相、偉大なるリーダー、偉大なるイギリス人だった。」と称えた。葬儀はセントポール大聖堂で取り行われる。チヤ-チル以後ではイギリスで最も存在感を示した。レ―ガン元米大統領の親友だった。レーガンと自由貿易主義を共有した。マルクス主義に反対した。低迷した英国経済を立て直した人物として知られている。ただヨーロッパ人にとってはやっかいな(Prickly)人物として記憶されている。」などとAlistairMacdonald記者が8日付けのWSJ紙電子版に書いた。
英BBCは8日夜6時のニュースで時間を割いてサッチャ―元英首相死去のニュースを、フォ―クランド紛争、アイルランドでの爆弾テロに襲われ間一髪で助かった時の場面など織り交ぜ生々しい映像を流していた。サッチャ―元首相は議会での演説で「あなたがたは私に引き返そうという言葉を期待しているが、私にはその言葉はない」と語ったと紹介。カメロン首相はスペインでのEU会議途中予定を切り上げて帰国、ダウニンング10番地で「サッチャ―は勝ち目のない戦いの中から勝利した。国益のためにひざまづくのでなく立ち上がった。」と称えた。一方、元鉱山労働者はサッチャ―がいなくなってせいせいした。彼女の時代は破壊の歴史。我々のコミニュティを完全に破壊した。」とインタビューに答える様子を紹介していた。豪ABCは「サッチャ―元英首相がなくなった。11年半最も長い期間首相を務め、イギリス初の女性首相。意思の強さから鉄の女と呼ばれた。一方、「首相になるつもりはない。イギリスでは女は首相になれない。」と語る若き日の彼女の映像を流した。
ロシアRTRは「サッチャ―元首相は反ロシアだったが、ソ連でも彼女は尊敬されている。彼女の死で一つの時代が終わった。男性中心のイギリスで女性初の首相になった。ドイツ統一に反対した。地政学的に見てドイツが強大化することを恐れた。」と紹介、一方「彼女は不愉快な話を笑顔で話したことが印象に残っている」と語る元外交官の映像を映していた。フランスF2は「サッチャ―はフランスではユニークな女性として捉えられている。ユーロトンネル建設に反対した。レーガンと共鳴、貿易自由化、規制緩和を推進、公共投資を拡大し多くの負債を残した。」などと淡々と紹介していた。
週明け8日のNY市場は、NYダウは前週末比48ドル高、14,613ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では日銀の積極的な金融緩和政策を材料に円が売られ、1ドル=99.53円、1ユーロ=129.55円で取り引きされた。NY原油(WTI)は小幅高バレル93.36ドル、NY金は小幅安オンス1,572ドルだった。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三井住友銀行、森谷亨氏は「外国債買いが活発化している。ドル円相場が100円突破は時間の問題だろう。」と解説していた。8日付けのCNBC電子版は米FRBが年末にかけて量的緩和廃止に向かえば、日米金利差拡大から一段と円が売られるだろうと専門家の見方を紹介していた。過ぎたるはなお及ばざるが如し。ピッチが速すぎる円安への備えも怠れまい。(了)