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日本の金融緩和政策はG20で討議された。2月も討議された。ただし、今回は静かに討議された:

2013-04-20 10:41:06 | 経済学
ロシァ、シルワノフ財務相:4月19日付けWSJ紙(学校で教えてくれない経済学)


映画「リンカーン」が関西でも封切られ、家族と見た。1864年、リンカーンが米大統領選で再選されてから、南北戦争終戦間近かの中、奴隷解放に向けて精力的に動くリンカーンを演じる俳優ダニエル・ディ=ルイスの熱演が強く印象に残った。法案反対議員へのアプローチ、ホワイトハウスでの閣僚と激しい言葉をお互いぶつけ合う姿は特に迫力があった。1865年1月31日、米下院は修正法案を可決、奴隷解放が現実に一歩踏み込む。しかしその2ケ月半後の4月14日夜、観劇中のフォード劇場で撃たれ命を落とす。米議会での共和党、民主党との激しい駆け引き、ロビストの存在、100年以上前にタイムトンネルで引き戻されるような錯覚に陥りながら映画のシーンを見ていた。米国政治の裏舞台を映画を通じて見る機会は結構ある。しかし映画「リンカーン」は米社会のシステム、米議会の実像を垣間見る意味でも一人でも多くの日本の若者に見て欲しい映画の一つと思う次第である。

アメリカと言えば、ボストンテロ事件その後の進展状況について、日本でも毎日報道されている。20日朝放送のワ―ルドWaveMorningでも取り上げた。英BBC,フランスF2,米CNN特に米ABCの放送を長時間流していた。二人の容疑者は、ロシア、チェチェンから11年前にアメリカにやってきた。兄26歳は警官隊との銃撃戦で死亡した。弟19歳は行方不明である。米ABCは、19歳の弟を知る多くの人が、ごく普通の、愉快な、面白い子がと驚き、ある人は、あのおとなしい、礼儀正しい子が何故、今回の事件に巻き込まれたのかわからないとインタビューに答えていた。ただ、英BBCは容疑者の内、兄の方がアメリカ人に友人がいないと訴えていたと証言する様子を紹介していた。単独犯行かどうか。同時に背後関係の有無についても、アメリカ国内と海外両面からFBIは捜査していると米ABCは解説していた。

一方、19日付けのWSJ紙電子版で、ThomasCatan記者が「G20,日本の円安政策支持(G-20 Backs Japan on Yen Policeis)」のタイトルで、20ケ国、財務相、中央銀行総裁たちは、世界経済成長促進を目的として、日本の金融緩和政策に警戒的青信号(Cautious green light}を出し、一方、ヨ―ロッパに対しては景気回復に向けた一層の努力を促した。今回のG20は、よりベルトを引き締める緊縮政策は好ましくないとのお墨付きを与えた。これは日本とアメリカにとって勝利(Victory)であると書いた。ロシア、Siluanov財務相は「日本の量的緩和策は討議された。2月の会合と同じだ。しかし、今回は静かに討議された。」と語ったとWSJ紙記者が特記したところが面白かった。

19日、NY市場ではNYダウは前日比10ドル高、14,547ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)はバレル88.01ドル、NY金はトロイオンス1,395.30ドルと共に小幅高で取引を終えた。NY外国為替市場では、1ドル=99.50ドル、1ユーロ=129.88円と円が売られた。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「為替は1ドル=100円をにらむ動き。5月3日発表の米雇用統計を注目している。」と解説した。(了)

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