ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

日本人は名を重視する、中国人は実利を最優先する:加地伸行氏(4月28日付け産経朝刊)

2013-04-30 10:18:51 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


加地伸行氏(立命館大フェロ―、昭和11年大阪生まれ)が「共産党が政権を握る限り中国の現状は変わらない。科挙制度は個人の努力や能力を認めた。現在は中華人民共和国に実績があった人物の子や孫が父や祖父のお陰でポストについている。政策担当者の正当性がない。政策担当能力があるかどうかもわからない。」と書いた28日付けの産経新聞朝刊記事を近くの喫茶店で読んだ。加地氏は「中国の言葉は漢字。文字を見れば具体的に考える。日本語はカナ。日本人は名を重視する。中国は実を最優先する。」と書いていた。さらに「13億人以上の人間を治めた国はかってない。実は中国の指導者は大変だ。」とも書いていた。危ういバランスの上に立って日々の政治が中国で進められているのであろう。

4月30日付けの読売新聞朝刊トップに「日露、北方領土交渉を再開、首脳が定期訪問」と共同声明にと大きく書いていた。本文を読めば具体的進展はなかったことが分かる。今朝放送のモーニングサテライトでは100人以上の民間代表が同行し、医療エネルギー分野中心に、ロシアとの経済関係を前進させようとする狙いが大きいと解説していた。NHK/BSニュースでも北方4島をロシアは実行支配に向けて着々と手を打っていると指摘していた。ロシアは、日本に、領土問題というニンジンを目の前にぶら下げながら、領土を最後まで返還しない。会議のみ踊ることになると眺めている日本人は多い。名実ともにという言葉がある。日本は領土問題という名に囚われるていると実利はロシアにさらわれそうだ。

一方、週明けのNY市場は、NYダウが先週末比106ドル高、14,818ドルと新高値まであと一歩まで値上がりした。米ブルームバーグは中古住宅販売契約件数が予想を上回る伸びを示したこと、欧州株がイタリア連立政権が成立し、イタリア国債の利回りが3%台に下がり、欧州株が軒並み値上りしたことから米企業業績回復期待が膨らんだと解説していた。今朝放送のモーニングサテライトに出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「米個人消費支出が予想を下回った。米FRBの出口戦略が先延ばしされるとの思惑から株が買われた」と解説していた。29日付けのWSJ紙電子版やCNBC電子版も現在進められている量的緩和QE3で打ち止めにならず、QE4もFRBは視野に入れていると書いていた。

NY外国為替市場では、1ドル=97.87円、1ユーロ=128.19円とドル、ユーロ共に円が買われた。日銀がインフレターゲット2%達成を3年以内へ修正した。一方、FRBの量的緩和が長引けばドル売り・円買い材料だ。29日のNY原油(WTI)は先週末比1.50ドル高、94.50ドルで取引された。NY金相場はトロイオンス13.80ドル高、1,467.40ドルへ値上りした。NYプラチナは30ドル上げ1,500ドルを回復した。米ブルームバーグは音無しの構えだった商品相場、中でもトウモロコシ、小麦、大豆が6%以上急騰したと伝えた。ドル先安期待で株式へ一方向に流れていた資金が商品市場に一部復帰する兆しかもしれない。日・米・欧揃い踏みの金融緩和合戦となると一方方向の円安が進む可能性は低くなる。(了)

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波多野睦美&高橋悠治音楽会(スケッチ&コメント)

2013-04-30 03:02:16 | スケッチ


波多野睦美&高橋悠治音楽会

江嵜企画代表・Ken



メゾソプラノ波多野睦美、ピアノ高橋悠治二人を迎え、創立記念音楽会が、4月29日、午後1時半から母校高等学校講堂で開かれると同窓のSさんから聞き、楽しみにして出かけた。

はじめに山下校長から「人材の育成に努め今年創立96年を迎える。20世紀イギリスを代表する作曲家、ベンジャミン・ブリテン生誕100年の年に寄せて、内外で活躍するお二人をお迎えした」との挨拶のあと午後3時過ぎまでの演奏を堪能した。

いつものように会場の様子をスケッチした。高校中学合同のせいもあって入学ほやほやの初々しい生徒達や生徒の親御さんもさすがに若く、子供そっちのけにして、楽しそうに鑑賞していた。

波多野睦美さんの歌に、一曲目から圧倒された。彼女のような歌手を文字通り本物の歌手というのだろう。第一部はブリテン作曲のイギリス民謡歌集から6曲だったが、訳詞があらかじめ配られていたが、原語による歌をただ聞いているだけで迫力があった。

15分のインタ―ミッションのあと高橋悠治さんの「金魚」と題するピアノソロもよかったが、演奏の前のスピーチがユーモアたっぷりで会場の雰囲気を大いに和ませてくれた。

第三部は7曲、ブリテンを挟んで、作曲家の年代順に,エルガ―、バーゼル作曲の歌を聴いた。「紅バラと紅鼻」では、訳詞によれば「紅鼻は一生もの、紅バラはたったの一日」のくだりが面白かった。

ブリテン作曲の「カリプソ」はカリフ海のイメ―ジで作曲された曲で、ニューヨーク中央駅に着くまでタクシーの運転手とのやりとりが、まるで掛けあい漫才の様で楽しかった。

波多野睦美という歌手は、やわらかい歌も歌えるが子守唄も歌える。それだけデパートリ―が広いのであろう。彼女の歌を聴く機会があれば、是非もう一度と思いながら会場を後にした。(了)

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