ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米国経済の先行きに楽観論が広まり、S&P500が史上最高値更新、ドル円買われ、一時、

2014-04-03 09:47:04 | 経済学
1ドル=103.91円(学校で教えてくれない経済学)


チリ沖で日本時間4月2日午前8時46分発生したM8.2地震の余波と見られる津波が3日朝7時に岩手県に到達したとNHK[おはよう日本]が速報で伝えた。津波警報のため予定されていたNHKBS1の番組、「ワ―ルドニュース」、「キャッチ!世界の視点」全てが取り消された。NHKBS1は8時から再開した。津波が上陸すれば「ワ―ルドニュース」を見るどころではないだろうとのNHKさんの親心のつもりなのかもしれない。しかし、地上波放送を見なくなった視聴者の一人として、方向感覚を失った昆虫のように落ちつかない。

「ロシア抜き」の世界新秩序と題して、ジャイルズ・メリット(シンクタンク「フレンズ・オブ・ヨーロッパ」代表)が「プーチンの自爆でBRICSは解体に向かう。中韓など9ケ国の新たな新興国ブロックが浮上する。」と近着のニュ―ズウイーク誌日本版に書いた。「一つはMIKTA(メキシコ、インドネシア、韓国、トルコ、オーストラリア)5ケ国である。今月メキシコで外相会議を開く。もう一つはロシアを抜いたRICS(ブラジルインド、中国、南アフリカ)の4ケ国である。G8からロシアが抜けてG7となった。これら2つのグループが機能するかどうかはわからない。しかし、ロシアは今、急激な人口減少とエネルギーや資源輸出に依存する体質から抜け出していない。もうすぐロシアは外部の環境変化に対して予想以上に脆弱だったことに気づくだろう。」と書いていた。

昨日のM8.2の地震はチリで起こった。チリと言えば世界最大の銅生産国である。銅生産世界最大の企業、国営コデルコはチリのGDPの10% を稼ぐ。銅の国債相場がポンド3ドルを割った。コデルコは政府に10億ドルの救済資金を申請している。ペルー、メキシコ、オ―ストラリア、インドネシアも銅生産国である。当然影響を受ける。銅は発電、建築,配線、配管、空調、通信、電子カロ機番、ベアリング、モーター、自由の女神像まで入れれば現代社会のほとんどの製品に使われている。銅相場の下落でグレンコア・エクストラ―タの株価が急落、採算見直しを迫れている。企業の生産が止まれば供給不足から相場急騰へ一気にバランスが崩れると書いていた。

2日のNY市場は、米国経済の先行きに楽観論が広がり、NYダウは前日比40ドル高,16,573ドルと指示用最高値にあと3ポイントに迫った。S&P500は1,890へ史上最高値を更新したと2日付けのWSJ紙電子版でAlexandraScaggs記者が書いた。この日民間調査機関によるADP雇用統計が3月度予想を上回る19万1,000増と発表され、金曜発表の非農業部門の米雇用数に期待感が強まった。債券が売られ10年物米国債利回りが2.8%台に乗せた。NY外国為替市場では、ドルが買われ、1ドル=103.88~91円、1ユーロ=142.99~143.05円で取引された。NY原油(WTI)は前日比0.1%安、バレル99.62ドル、NY金は、0.9%高、オンス1,290.50ドルだった。

津波情報からは目を離してはなるまい。しかしワ―ルドニュ-スがばっさり切られた。(了)

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