(学校で教えてくれない経済学)
イタリア駐留の600人のアメリカ陸軍兵士をバルト3国とポーランでの軍事演習に参加させ、プーチン大統領にアメリカはメッセージを送ったと23日朝放送の米ABCが伝えた。米ABCは「ジュネーブ4者合意以降、ウクライナ情勢はむしろ悪化していることが背景だ。バイデン米副大統領をウクライナへ派遣して、アメリカはウクライナを支援することを明らかにした。」と付け加えた。英BBCは「ウクライナ東部の検問所で3人のウクライナ人自警団員が射殺された。ウクライナは分裂の危機に直面している。その中でのバイデン訪問はロシアを逆なでするかもしれない。」と解説した。ドイツZDFは「ウクライナ軍が親ロシア派に発砲した。バイデンがウクライナ訪問、支援を約束、ロシアに圧力をかけた。」と伝えた。一方、ロシアRTRは「3人のウクライナ自警団が死亡、葬儀が行われた。ウクライナ右翼派も1名死亡、多数の重傷者を出した。」と伝えた後、ロシアRTRは「メドベージェフ首相はロシア下院議会で3時間を超えて演説した。ロシアは欧米から制裁を受けているが最小限にとどめたい。一般市民の生活に影響が及ばないよう万全の態勢をとると強調した。」と伝えた。
ウクライナ情勢について近着ニュ-ズウイーク誌日本版で「アメリカもNATOもウクライナ情勢を巡って戦争をしたくない。ロシアもウクライナもそれは分かっている。」とスティーブン・バイファー元ウクライナ米大使は話したと紹介していた。同誌は「プーチンはキエフの独立広場で起きたような民衆デモを恐れている。」と書き「プーチンは国民に政治を動かす余地はあまり与えないが、経済的安定は提供して来た。経済制裁でバランスが崩れて支持率が下がることを一番版恐れている。」と指摘していた。22日のメドベ―ジエフ首相によるロシア議会での演説と符合した動きと見ることが出来る。
一方、オバマ米大統領が23日、国賓として訪日、24日に日米首脳会談が予定されている。「アメリカの政策の優先度に関する世論調査では、「内政」と「外交」別にみると07年ともに40%だった。それが現在「内政」が82%,「外交」が8%へ急激に変化している」と23日朝5時45分からの放送のモーニングサテライトで、みずほ総研、安井明彦氏が解説していた。11月には米中間選挙が行われる。アメリカ国民が内向きになっている現状が日本国民に十分伝わっていない。アメリカ陸軍部隊600人のバルト三国などでの軍事演習やバイデン副大統領のウクライナ派遣もコストを最小限に抑えながらアメリカのプレゼンスをなんとか維持しようとする苦肉の策かもしれない。一方、ロシアも口ではこわもてながら、台所は苦しい。イースター明けの欧州株価は高値を記録した。ところがロシアの株価は欧米による制裁強化を懸念して、ロシアから欧米資金が逃げた結果、2日続きで値下がりした。
22日、NY市場は米企業業績堅調を受けてNYダウは前日比65ドル高、16,514ドルで取引を終えた。10年物米国債利回りは2.711%と横ばい。NY外国為替市場では1ドル=102.60円1ユーロ=141.62円、NY原油はバレル102.13ドル、NY金は1,280.60ドルだった。(了)
イタリア駐留の600人のアメリカ陸軍兵士をバルト3国とポーランでの軍事演習に参加させ、プーチン大統領にアメリカはメッセージを送ったと23日朝放送の米ABCが伝えた。米ABCは「ジュネーブ4者合意以降、ウクライナ情勢はむしろ悪化していることが背景だ。バイデン米副大統領をウクライナへ派遣して、アメリカはウクライナを支援することを明らかにした。」と付け加えた。英BBCは「ウクライナ東部の検問所で3人のウクライナ人自警団員が射殺された。ウクライナは分裂の危機に直面している。その中でのバイデン訪問はロシアを逆なでするかもしれない。」と解説した。ドイツZDFは「ウクライナ軍が親ロシア派に発砲した。バイデンがウクライナ訪問、支援を約束、ロシアに圧力をかけた。」と伝えた。一方、ロシアRTRは「3人のウクライナ自警団が死亡、葬儀が行われた。ウクライナ右翼派も1名死亡、多数の重傷者を出した。」と伝えた後、ロシアRTRは「メドベージェフ首相はロシア下院議会で3時間を超えて演説した。ロシアは欧米から制裁を受けているが最小限にとどめたい。一般市民の生活に影響が及ばないよう万全の態勢をとると強調した。」と伝えた。
ウクライナ情勢について近着ニュ-ズウイーク誌日本版で「アメリカもNATOもウクライナ情勢を巡って戦争をしたくない。ロシアもウクライナもそれは分かっている。」とスティーブン・バイファー元ウクライナ米大使は話したと紹介していた。同誌は「プーチンはキエフの独立広場で起きたような民衆デモを恐れている。」と書き「プーチンは国民に政治を動かす余地はあまり与えないが、経済的安定は提供して来た。経済制裁でバランスが崩れて支持率が下がることを一番版恐れている。」と指摘していた。22日のメドベ―ジエフ首相によるロシア議会での演説と符合した動きと見ることが出来る。
一方、オバマ米大統領が23日、国賓として訪日、24日に日米首脳会談が予定されている。「アメリカの政策の優先度に関する世論調査では、「内政」と「外交」別にみると07年ともに40%だった。それが現在「内政」が82%,「外交」が8%へ急激に変化している」と23日朝5時45分からの放送のモーニングサテライトで、みずほ総研、安井明彦氏が解説していた。11月には米中間選挙が行われる。アメリカ国民が内向きになっている現状が日本国民に十分伝わっていない。アメリカ陸軍部隊600人のバルト三国などでの軍事演習やバイデン副大統領のウクライナ派遣もコストを最小限に抑えながらアメリカのプレゼンスをなんとか維持しようとする苦肉の策かもしれない。一方、ロシアも口ではこわもてながら、台所は苦しい。イースター明けの欧州株価は高値を記録した。ところがロシアの株価は欧米による制裁強化を懸念して、ロシアから欧米資金が逃げた結果、2日続きで値下がりした。
22日、NY市場は米企業業績堅調を受けてNYダウは前日比65ドル高、16,514ドルで取引を終えた。10年物米国債利回りは2.711%と横ばい。NY外国為替市場では1ドル=102.60円1ユーロ=141.62円、NY原油はバレル102.13ドル、NY金は1,280.60ドルだった。(了)