イランが中国石油との25憶ドルの石油探索事業契約を破棄したと4月29日付けWSJ紙電子版にBenoltFaucon記者が書いていた。WSJ紙によればイランの核開発疑惑を契機にイランから身を引いていた間隙をぬって中国が入り込んだ。ところが、イランとの関係が急速に修復に向かったことから欧米資本が復活、今回の中国との契約破棄につながったと書いていた。イラン高官は「中国品はサブスタンダード(規格外)を提供し何かと値段をふっかけてくる。アフタ-サービスもケアもない。」と言い放ったと書いていた。一方、中国関係者は「イランと技術、ファイナンス両面で協議を続けてきた。」と語った。西側6ケ国とイランとの核協議が昨年11月にまとまったことが流れを変えたと記事を結んでいた。イランと欧米とは根っ子ではつながっていることをあらためて示した。よくある話である。
30日朝放送のドイツZDFは「ロシア国防相はウクライナ東部、ロシア国境近くでの軍事演習を終了したと語った。NATOはそのような事実は確認されていないと発表した。一方、親ロシア派によるウクライナ暫定政府機関占拠を解いていない。」と伝え、500名のウクライナ暫定政府派遣の警察官は静かに退去したと解説しながら、現場の映像をテレビに流していた。ドイツZDFは、プーチン大統領の大の親友であるシュレッダ―元首相は、氏の誕生祝賀会がサンクトペテルブルクで開かれたが、プーチンと抱擁した。拘束されたウクライナ監視団7人の内ドイツ人が4人含まれている。28日、EUは新たにロシアに対して経済制裁強化を発表した。同じタイミングでのシュレッダ―元首相の行動があくまで個人的なものか。それとも政治的意味合いがあるのかで物議をかもしている。」と紹介していた。
ロシアRTRは「オバマ大統領はロシアに対して新たな経済制裁を発動するとフイリピン滞在中に語った。28日、EU外相会議でロシア制裁を決議した。アメリカによる制裁内容を受け入れなかった。一方、ロシア国防相は「ロシア制裁によればロシアの宇宙産業に当然影響が及ぶ。アメリカは宇宙飛行士をトランポリンで打ち上げろとでも考えているのか。アメリカが制裁を行って困るのはアメリカだ。」と語る様子をテレビ映像に流していた。ロシアRTRは当然、ロシア政府のプロカガンダの一環として放送している。どこまでが真実でどこまでが造られた世界か。いずれにしろこの手の話は日本人の苦手科目の一つである。
29日のNY市場は、1~3月期の米企業業績が概ね好調なことを受けて、NYダウは、前日比86ドル高、116,535ドルで取引を終えた。米10年債の利回りは2.697%と前日比わずかに上げ、ドルが買われて、NY外国為替市場は、1ドル=102.64~66円、1ユーロ=141.71~77円とややドル高円安に動いた。NY金は0.2%安のオンス1,296ドル、NY原油(WTI)は0.4%上げてバレル101.28ドルだった。29日付けWSJ紙電子版は「経済データはまちまちだが、投資家の確信(Conviction)は弱々しい(fragile)が、概ね楽観的(Optimistic)に微妙に変化しつつある。」とTomiKilgore記者が書いていた。「ウクライナ情勢軟化もこの日の相場を助けた。」とみずほ銀行岩田浩二氏がNHK/BS「経済情報」で話していた。(了)
30日朝放送のドイツZDFは「ロシア国防相はウクライナ東部、ロシア国境近くでの軍事演習を終了したと語った。NATOはそのような事実は確認されていないと発表した。一方、親ロシア派によるウクライナ暫定政府機関占拠を解いていない。」と伝え、500名のウクライナ暫定政府派遣の警察官は静かに退去したと解説しながら、現場の映像をテレビに流していた。ドイツZDFは、プーチン大統領の大の親友であるシュレッダ―元首相は、氏の誕生祝賀会がサンクトペテルブルクで開かれたが、プーチンと抱擁した。拘束されたウクライナ監視団7人の内ドイツ人が4人含まれている。28日、EUは新たにロシアに対して経済制裁強化を発表した。同じタイミングでのシュレッダ―元首相の行動があくまで個人的なものか。それとも政治的意味合いがあるのかで物議をかもしている。」と紹介していた。
ロシアRTRは「オバマ大統領はロシアに対して新たな経済制裁を発動するとフイリピン滞在中に語った。28日、EU外相会議でロシア制裁を決議した。アメリカによる制裁内容を受け入れなかった。一方、ロシア国防相は「ロシア制裁によればロシアの宇宙産業に当然影響が及ぶ。アメリカは宇宙飛行士をトランポリンで打ち上げろとでも考えているのか。アメリカが制裁を行って困るのはアメリカだ。」と語る様子をテレビ映像に流していた。ロシアRTRは当然、ロシア政府のプロカガンダの一環として放送している。どこまでが真実でどこまでが造られた世界か。いずれにしろこの手の話は日本人の苦手科目の一つである。
29日のNY市場は、1~3月期の米企業業績が概ね好調なことを受けて、NYダウは、前日比86ドル高、116,535ドルで取引を終えた。米10年債の利回りは2.697%と前日比わずかに上げ、ドルが買われて、NY外国為替市場は、1ドル=102.64~66円、1ユーロ=141.71~77円とややドル高円安に動いた。NY金は0.2%安のオンス1,296ドル、NY原油(WTI)は0.4%上げてバレル101.28ドルだった。29日付けWSJ紙電子版は「経済データはまちまちだが、投資家の確信(Conviction)は弱々しい(fragile)が、概ね楽観的(Optimistic)に微妙に変化しつつある。」とTomiKilgore記者が書いていた。「ウクライナ情勢軟化もこの日の相場を助けた。」とみずほ銀行岩田浩二氏がNHK/BS「経済情報」で話していた。(了)