ヘーゲル、常国防相会談、非難の応酬、一方、ウクライナ情勢混沌、

日銀黒田総裁強気発言で円相場1ドル＝101円へ上昇（学校で教えてくれない経済学）


ヘーゲル米国防長官と常万全中国国防相は、4月6日、北京での会談の後の記者会見で、激しく互いに非難した。常国防省は「日本、フィリピン、台湾、米国を非難、中国は決して引き下がらない。」と語ったと8日付けWSJ紙電子版でDionNissenbaum記者が書いた。WSJ紙は「米国は軍事費を削減していく。中国は軍事費を増強していく。アメリカの軍事的プレゼンスは低下する。オバマ米大統領は昨年6月、習近平と会談、新たな2国間関係構築を確約した。ミシェル夫人と長女が先に北京を表敬訪問した。」とさる米高官がNissenbaum記者に話したと記事を結んでいた。一方、9日朝放送の香港ATVは、米中国防相会談が行われた。常国防相はヘーゲル長官に対して「アメリカは日本をのさばらさないようにすべきだ。東京での中国に対する発言は不満だ。」と語った。中国は、国家元首扱いの軍による特別の歓迎をした。中国空母「遼寧」を見せ、中国はオープンであることをアッピールした。」と解説した。日本でヘーゲル長官が日本、フィリピンに対する中国の行動に自制を求めた発言は「不満だ」と共産党中央軍事委員会、范長竜副主席が語った。これは衝撃的だったと香港ATVは解説していた。

ヘーゲル米国防長官の中国訪問について9日朝放送の上海RTSは「南シナ海公海上の障害について米中は実務的意見交換を行い、7項目の合意が出来た。台湾で学生が議会占拠していたが学生側の要求がある程度認められたことは、両岸関係の改善発展に喜ばしいことだ」と解説していた。一方、ドイツZDFはウクライナ東部でのデモ隊鎮圧にウクライナ暫定政府は動いた。ケリ―米長官はデモの背後にロシアの存在があると発言した。「ロシアなくしてはウクライナ情勢は解決が見えない。プ―チンは値をつり上げようとしているのではないか。クリミヤの再来が懸念される。」と解説していた。

中国CCTVは9日朝4時台の放送では国防相会談には全く触れず、イスラエル、ペレス大統領と習近平国家主席との会談の模様をテレビ画面に写し、中国が和平交渉で中国が重要な役割を発揮するよう願うとイスラエル大統領は語ったと紹介していた。同じく4時台の放送でシンガポールCNAは4月9日実施のインドネシア総選挙について紹介、「いままで4度選挙があった。生活は何もよくならない。今回も投票に行かない。政治家のモラルが余りにも悪過ぎる。」と語る52歳の男性が語る様子を写していた。投票率は4~50％と予想。
韓国KBSは北朝鮮は小型無人機の開発を90年代はじめから進めていた。320機保有、内300が偵察用である。2～3キログラムの爆薬を積めるが脅威でないと解説していた。

8日、NY市場でハイテク銘柄の反発が相場をリード、NYダウはほぼ横ばいの10ドル高、16,256ドルで取引を終えた。10年物米国債利回りは2.681%へ低下、ドルが対円対ユーロ共に売られ、1ドル＝101.86円、1ユーロ＝140.52円だった。NY原油（WTI）は2.1%高、バレル102.56ドル、NY金はオンス0.8%高、1，308.70ドルで取引された。みずほ銀行、岩田浩二氏は「日銀黒田総裁の日本経済への強気発言が円高を刺激した。」と話した。（了）