チリ―沖地震、環太平洋火山帯活動との関連ナシと当局発表、一方、米3月雇用統計待ちで様子見、

NYダウ横ばいの16,572ドル（学校で教えてくれない経済学）


神戸の桜の名所のひとつ王子公園、王子動物園横のほぼ満開の桜見物に大勢の子供連れの家族が楽しんでいた。最寄りの御影深田池の桜も、弓弦羽神社参道の桜のトンネルもお隣の香雪美術館の枝垂れ桜も華やかに咲いていた。まさに春らんまんである。一方、4月4日放送の米ABCは先日のチリ―沖地震は、週1,700回の余震を繰り返している環太平洋火山帯の活動とは関連づけられなかったと専門家の分析を発表していた。現時点での死者の数は数名程度である。大きな被害は出ていないが警戒は必要と結んでいた。地震学者によれば日本列島に於いても多くの火山が活動期に入ったとしている。今回のチリ―沖地震は環太平洋火山帯の活動と関連はないと否定された。しかし、日本全国、どこかでM3~4クラスの地震が頻発している。不気味なことに変わりない。

チリ―地震関連の津波が落ち着いて今朝は時間表通りにNHKBS１の放送があった。4日朝4時台放送の韓国KBSは北朝鮮が小型無人飛行機によるスパイ活動を2010年以降活発化させている。無人機は爆弾テロに利用できる。韓国大統領府の上空は1.6キロの範囲で航空が禁止されているが脅威だと伝えていた。韓国KBSは話題をがらりと変え、韓国では例年より早い桜見物を楽しんだ。ただ、4月4日は雨の予報で、夜桜見物も含めて桜見物を急いだ方がよさそうだとニュースを結んでいた。4日朝放送の中国CCTVは中国共産党宣伝部がメデイアによる取材方法、スタッフの調査含め宣伝部の内部統制を強化すると物騒なニュースを流していた。中国CCTVはマレーシア、ナジブ首相がオ―ストラリア訪問、マレーシア航空機370便の真相解明に最後まで諦めないと語ったと紹介していた。

一方、ロシアRTRは昨年キエフでの発砲事件には前ウクライナ大統領とロシアの情報機関が関与していたとの調査結果を発表した。これは予想された内容であると伝えた。ロシアRTRはNATO事務局長はNATO軍のウクライナ常駐の予定はないと語ったと論評抜きで紹介していた。この日はクリミヤに関するニュースはなかった。ロシアによるクリミヤ実効支配が着々進んでいるようだ。ウクライナ情勢緊迫でロシア株価指数は11月1,500ポイントが1,000ポイント近くまで急落していた。4月3日には1,200ポイントまで回復している。ドイツZDFはルフトハンザ航空ストをトップに取り上げた。ウクライナ情勢については朝の放送を見る限りゼロだった。フランスF2はフランス財政危機をトップで取り上げ、EUに財政赤字目標達成をさらに2年遅らせるよう要請したと伝えウクライナ情勢についてゼロだった。特にフランスは自国の財政危機、景気回復で手一杯。オランド大統領の支持率も19％へ大統領就任後最低まで落ちている。ウクライナ問題どころではないのであろう。

3日NY市場は、新規失業申請者数は予想を上回ったがISM景気指標は改善した。金曜発表予定の米雇用統計待ちでNYダウは前日横ばいの16,572ドルだった。10年債利回りは小幅低下の2.797%、NY為替は1ドル＝103.91円、1ユーロ＝142.53円と小動き、NY原油は0.7%高バレル100.29ドル、NY金は0.5%安オンス1,284.40ドルと様子見だった。（了）