ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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NYダウ、様子見で22ドル安、EUインターネット投票でサマータイム反対84%とドイツZDF(学校で教えてくれない経済学)

2018-09-01 09:39:39 | 経済学
「夏休みが終わった。来週から9月取引がはじまる。S&P500,ナスダックは共に8月、過去最高値を更新した。例年9月のNY市場は冴えない。今年、最大のリスクは新興国通貨安だろう。2,000億ドル規模の輸入中国品に25%関税賦課も重しとなる。週明け公聴会が開かれる。一方、米経済のファンダメンタルズは堅調を持続している。恐怖指数Vixは12ポイントと低いままだ。そんな中で投資家は様子見した。31日のNYダウは、小幅の22ドル安、25,964ドルで取引を終えた。」と31日付ブルームバーグ電子版は書いた。NY外為市場では小動き、1ドル=111.02円、1ユーロ=128.90円で取引された。NY原油(WTI)はバレル69.80ドル小幅高、NY金はオンス1,206.70ドルと小幅安で取引を終えた。

9月1日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」が始まった直後、キャスターが「ただいまカナダと米国とのNAFTA再交渉が折り合わず再度交渉となった。」というニュースが入りましたと話したあと韓国KBSは「韓国大統領報道官は「9月5日に韓国から北への特使派遣を提案していたが、北が受け入れた。朝鮮半島の非核化、戦争終結宣言などが協議される。9月9日、独立記念日の前での開催で会談が実現した。ポンぺオ米国務長官の北朝鮮訪問が突如延期され米朝関係は膠着状態にある。韓国政府は米国と水面下で協議を重ねてきていたと見られる。」と伝えた。

1日朝放送のドイツZDFは「EUはサマータイム存続の是非を問うインターネットでアンケート調査結果が460万が回答、84%以上が反対だった。体のリズムを壊されるという意見が反対意見に多かった。460万の内ドイツ人300万が反対だった。今回のサマータイム投票はそもそもフィンランドが廃止すべきだと問題提起したのが始まりだ。EUはいま難民移民問題、英国のEU離脱、貿易摩擦など未解決の難問を多数抱えているがサマータイムはあっさり廃止で決まるかもしれない。」と伝えた。

ドイツZDFは「セネガル訪問中のメルケル首相はドイツのナイジエリアへの投資拡大で両国は政府と合意した。ナイジエリアは人口1億9,000万人、アフリカ最大人口の国である。
一方、セコハラムというテロ集団の存在も背後に抱えている。ナイジエリアからのリビア経由でドイツへの難民移民は後を絶たない。メルケル首相は自らの音頭取りで130万の移民難民受け入れた経緯がある。その後の展開はメルケル政権を脅かしている。今回のアフリカ3国訪問は根本の経済をよくすることが難民移民問題解決の根本問題だとメルケル批判をかわす狙いから実施された。肝心の難民移民問題解決の見通しは立っていない。1万1,000人がドイツでの難民受け入れ申請を出しているが決まっていない。」と伝えた。1日朝放送の香港TVBは「国連難民高等弁務官本部は30日記者会見を開き「中国は最大100万人規模のウイグル人の身柄を拘束して甚だしい人権問題を犯している。」と発表した。これに対して中国外務省、華報道官は「中国はテロ対策の一環として実施している。国連は反中国の力を果たそうとしている。対中国内政干渉は容認できない」と語った」と伝えた。(了)

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「これからの関西」、講師:黒田章裕氏at甲陽学院同窓会総会(スケッチ&コメント)

2018-09-01 07:19:26 | スケッチ


「これからの関西」

江嵜企画代表・Ken



「これからの関西」と題して、黒田章裕氏(コクヨ会長、関西経済同友会代表幹事)、甲陽学院第49回生の講演が8月25日(土)午後1時から開かれた「平成30年度甲陽学院同窓会総会」であり、楽しみにして出かけた。

西村貞一、同窓会会長の開会挨拶のあと今西昭、中学・高校校長が挨拶された。その中で今西校長は「甲陽学院関連の記事が今年相次いで出た。読売(7/20)は「効率を求めないことが生命線」と書いた。朝日は「長期的視野を育てる」、日経は「灘と一味違う。」と書いた。」と紹介された。今西新校長になって、どこどこ大学に何名入学したという恒例のコメントが今回姿を消した。個人的印象としてだが、今年クアラランプールで開かれた国際ディベート大会で高1生が最優秀者に選ばれたことを頼もしく聞いた。将棋では高校「竜王戦」全国大会に高3生が出場した。

講演は1時30分ごろから始まった。講師の黒田氏は「お休みの方はゆっくりとお休みください」といきなりギャグを飛ばして講演を始めた。黒田氏は「待ちぼうけ」(作詞、北原白秋、作曲、山田幸作)の5番を紹介した。

♪待ちぼうけ 待ちぼうけ もとは涼しい黎畑 今は荒野の ほうき草 寒い北風木の根っこ♪を読み上げた。「待ちぼうけの」の歌は日本のパターンをよく表している。特に今の日本を象徴している歌だ」と思う。これからの日本はこれでは生きていけない」と黒田氏は力を込めた。

ところで「関西経済は99.3%が中小企業が占めている。直近の日銀「短観」によれば、上向きで、特に電子デバイスが景気をけん引している。電気自動車に使われる蓄電池が好調に加えて特にここ数年はインバウンド需要拡大が関西経済を後押ししている。大阪招致が決まれば2025年開催の万博に期待が高まる。」と話を続けた。

「万博についてはお祭りではない。「インバウンド需要の拡大では見るスポーツからやるスポーツに力を入れる。日本では渓流釣りのための5つ星のホテルが一つもない。これは問題だ。インバウンド需要が息切れする。カジノだけでは新産業や雇用創出のためにものキャッレスの社会実験をやろうではないか。」と黒田氏は力説した。

黒田氏は身内の話で恐縮だが前置きして「1,450坪の本社ビルで仕事をしていた1,200人の内800人を隣に建てた1,150坪のビルに移し、垣根を取っ払って素通しのワンフロアに配置した。当然、書類はゼロ。その結果、生産性が格段に向上、成果を上げている。」と紹介した。

会場正面のプロジエクターに「これからの関西」は、「OPEN,UNIQUE,DYNAMIC」で決まると大きく映した。「よくお休みになれたと思いますが」と言葉を添えて、黒田氏は約1時間の講演を終えた。話は目まぐるしく多方面に展開した。多くの参加者は寝ている暇などなかったと推察される。

1時間の講演のあと質疑応答の時間が設けられた。卒業生いれて3~4人が質問した。75回生の卒業ですと前置きし「関西経済同友会主催で今年2月に「いざ、舞台を関西へ~関西から始まる未来社会のデザイン」というセミナーが開かれた」。その中で「文化コーナーを特設された。意見を聞きたい」と手を上げた。

黒田氏はよく聞いてくれたと言わんばかりに「文化庁の京都移転が決まった。学芸員と若者とのディスカッションの機会を作る美術展を10月に予定している。これから若者が自分の目で見て議論して日本を引っ張っていかないとだめだ」と話した。

2番目に64回生の卒業生が「東京オリンピックの起爆剤としての効果について聞きたい」と手を上げた。黒田氏は「正直、東京オリンピックには期待できない。旧態依然の当局指導の見るスポーツだけのイベントだからだ。ロンドンオリンピックを見習えと言いたい。これからの日本には機能しない。お前、何ゆうてんねん、と言われるのがおちだ。」と答えた。

3番目に年配の卒業生が「御社がワンフロアに800人机を並べたことについてもう少し聞きたい」と手を上げた。黒田氏は「最大の成果は会社の中のコミュニケーションがよくなったことだ。いままではカースト制度をやっていた。上司はただ単に下に乗っかっているだけだった。ええとこだけ自分でとってしまう。今までの日本のリーダーはそうだった。」と答えた。(了)

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