太ももの裏の凝り、痛み！ （9/23臨床実践塾）

この「診断即治療」は、 FC２ブログ にも転載しています。

ハムストリングスの構造

新しい診断法と治療法の研究をしていて、おもしろいことがありました。
実験の段階での話ですが、スタッフも含めてですが、何人かが、
「太ももの裏が楽になった」と言ってくれたことです。

当院のスタッフはみな若いので、
筋トレでもしていて、筋肉痛でも出たのかな、と思ったのですが、お客さんも同じことを言うのです。

「ああ、腰も楽になりましたが、太ももの裏が伸びて気持ちいいですね」と。

これは非常に興味深いことです。
何故なら高齢者が転ぶのに、ハムストリングス（大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の総称）も関係しているからです。

年齢とともに、動脈硬化が進行すると、筋肉が硬くなってきます。
特に、長い筋肉であるハムストリングスが硬くなると、足を十分に伸ばすことができずに、足が移動できずに転倒してしますのです。

このハムストリングスの大腿二頭筋を見てみますと、
起始は、長頭が座骨結節後面、短頭が大腿骨粗面外側唇下方の2分の1
停止は、腓骨頭及び下腿筋膜
となっています。
つまり、この大腿二頭筋だけを見ても、筋肉が硬くなると開脚できなくなるのがわかるはずです。

そして、半腱様筋の起始も座骨結節内側面で、停止は鵞足（がそく）となって脛骨粗面の内側に付着します。
さらに、半膜様筋の起始も、座骨結節に付着し、停止は脛骨の内側顆、大腿骨の外側顆に付着しています。
ですから、それらの筋肉が硬くなると、足が伸びないので、腰も伸びにくくなるわけで、転びやすくなるわけです。

そこでです。
そこで新しい治療法で治療しますと、腰部から大腿後面までいい影響が出て、ハムストリングスが柔らかくなって緩んでしまうわけです。
ここまで話すと、この新しい治療法で「膝痛」が治るのも納得できると思います。

今度の臨床実践塾 では、この治療法と、それに伴う診断法を勉強してもらい、それが使えるようになれば、それで十分かと考えています。

あ、でも非常に簡単な方法ですので、多分参加した全員が覚えると思います。

今度の講習は、「ここの痛みや異変にはここから治す」という解説も入りますし、付属的に頚椎からの脊椎診断と、脊椎一個一個の矯正法も行いますので、楽しみにしていてください。

米中貿易戦争は長期戦、足元の米国経済は堅調とNYダウ184ドル高、南北首脳会談、2日目は朝鮮半島の非核化に集中見込みと韓国KBS(学校で教えてくれない経済学）

米国が2000億ドル規模の中国製品に10％関税を9月24日から上乗せする。これに中国は600億ドルの米国品に報復関税をかけると発表した。ただ、関税引き上げ幅が予想以上に低かった。25％関税は米年末商戦を回避し、中間選挙後の年明け1月1日から実施される。米中貿易戦争は長期戦となる。足元の米消費者心理は落ち込んでいない。米国の2,000億ドル関税リストからアップル製のフィットビット腕時計が除外された。18日、NY市場でアップル株は220ドルへ1.3％値上がりした。ハイテク株高が相場をリード、NYダウは184ドル高、26,246ドルで取引を終えた。株高から米国債が売られ、10年物米国債利回りが3％台を維持、NY外為市場でドルが買われ、1ドル＝112.36円、1ユーロ＝131.18円と対ドル、対ユーロ共に円安が進んだ。ＮＹ原油（WTI）はバレル69.85ドルへ反発、OPEC総会でサウジがブレント80ドル原油キープを歓迎していることが相場を下支えしたと19日付のブルームバーグが書いた。一方、NY金はオンス1，202.90ドルと小幅下落した。

19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「中国の2,000ドル製品に米国が10％関税を上乗せ、中国が既に実施している500億ドル報復関税に600億ドル相当の米国製品に報復関税を賦課すると発表した。中国は2017年、米国から1,200億ドル輸入しているから中国は米国品のほぼ100％に課税する米国製品ことになる。ある米国のワインメー
カーは「米国企業が強くなる政策は結構だ。しかし、貿易戦争は誰の得にもならない」と語った。」と伝えた。19日朝放送のフランスＦ2は「米国の自動車メーカーは鉄鋼に輸入関税25％がかかり値段が上がった。中国に輸出すれば37％の関税がかけられる。これでは企業は成り立たない」と語った。米中小企業連合会はトランプ関税に19日、反対声明を出した。」と伝えた。

19日付のロイター電でDavidA.Anderson記者は「中国は国家資本主義国である。習金平主席は独裁者である。彼は選挙で落ちない。トランプ大統領は中間選挙で共和党が議席を失い、次期大統領で敗北すれば終わりだ。人民元を下げれば関税引き上げ分は相殺される。中国のＧＤＰに占める輸出の割合は年々低下している。今は18.5％に過ぎない。中国の対米輸出は全輸出の18％に過ぎない。米中小商工会議所会長のシバヤム氏は「トランプ関税はむしろ中国企業の合理化を進め競争力を高めることになる」と語った」と書いた。

19日朝放送の韓国KBSは「南北首脳会談初日の終わりには芸術公演が行われた。両首脳は晩餐会に出席した。文韓国大統領にとっては朝鮮半島の非核化と緊張緩和に関する具体的内容をキム委員長から引き出すことが出来るか。キム委員長は非核化に具体的に言及しなかったが「北と南が心を一つにすれば道が開ける」と語った。2日目の19日は２回目の首脳会談が開かれ朝鮮半島の非核化について集中的に話し合われるものと見られる。ウラニウム設備撤去が含まれる。文韓国大統領は「南北首脳会談の成果は米朝首脳会談にとっても意味がある」と語った。」と伝えた。（了）