料金改定のお知らせ （8月9日の院内報でお知らせ済み）

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治療費を少しだけ値上げさせてください
当院は20年近く治療費を改定せずに運営してまいりましたが、現状のままではお客さんへの十分なサービスができないと思いまして、治療費を改定することに致しました

治療費改定の主な理由

①ニュースレターや家庭療法などの冊子を配布するため

②治療の研究のための資料（書籍・DVD等）を購入するため

③当院の治療費が安いので、当院主催のセミナーに参加している先生方も治療費の改定が難しいとの意見（苦情）があるため

④現状の治療費だと、「治療レベルが低い」と誤解される

⑤治療費を改定しなかった20年近くの間には賃金体系が変わった

これまでのお客さんは10月18日より
新しいお客さんは9月20より
治療費を7500円（税込み）とさせていただきます
但し、初診料は0円とさせていただきます
また、診断と巨鍼は新城が、治療はスタッフが担当する6500円コースも設定してあります

子どもさんの治療費は変わりません
幼児　：2.000円
小学生：3.000円
中学生：4.000円
高校生以上は大人料金です

唇が荒れる、指がかぶれる （9/23臨床実践塾）

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唇の荒れと色

時々、「唇が荒れる」と訴えて来る方がいます。
そんな時、唇の荒れとだいたい同時に膝痛が出ていれば、その膝痛は腸から来る膝痛です。
肩関節が痛いなら、それも大腸が関係していると考えていいです。

これは望診による診断なのですが、望診を学んでいると、患者さんの主訴を聞いて、何が原因なのかを想定することができます。
そして、その想定に沿って、対応部位を軽く押してみれば、その想定が正しいか間違っているかもわります。

上の写真は、
「少し膝が痛い。左の背中も痛い」と言って来られた方です。
その時、何をしたかと言いますと、下腹部（下降結腸辺り）を軽く押してから、膝痛の確認をしたのです。
すると、
「痛くないです」と言います。

何故かと言うと、七星論で診ると、股関節が「水＝腎・膀胱」、膝関節が「金＝肺・大腸」、足関節が「地＝心包・三焦」となるので、下降結腸辺りを押して痛みが治まるからです。

そして、写真を見るとわかるのですが、唇に白い部分があります。
その「白」というのは、「冷え」を表わしていますので、お腹が冷えているか、腸の代謝が落ちているかがわかるわけです。
（熱を持っていると、赤くなります）

また、「手指がかぶれる」と訴えて来る方もいるのですが、その場合は、多くが腸への負担が原因です。

ちょっとわかりにくいのですが、親指と中指がかぶれていました

腸への負担を簡単に言うと、「食べ過ぎ」です。
この写真の方も、

「指がかぶれるのですが、何でですか？」と言ってきましたので、ちょっと指を見てから、アレルギーの徴候がなかったので、

「食べ過ぎです」と言うと、大笑いして

「そうかも知れませんね。このところ食べるのが多いんです」と言っていました。

そして、お腹も触ったのですが、硬かったのです。
つまり、お腹がパンパンになっていたわけです。（＾＿＾;）

その時は言わなかったと思いますが、特に油分の多い食物は、腸の代謝を落とし、手指にかぶれを作ってしまいます。
チーズ、天ぷら、お肉等々ですが、どうも油が多いと腸の代謝が落ちるようなのです。

それを治すには、お米を多く摂るといいです。

「北前船交易がもたらした和食文化」～越前若狭と昆布～：奥井隆氏大いに語るat神戸酒心館（スケッチ＆コメント）

「北前船交易がもたらした和食文化」

江嵜企画代表・Ken

神戸酒心館、第108回「酒蔵文化道場」が、昆布の老舗、奥井海生堂4代目社長、奥井隆氏をゲストに迎えて、9月16日（土）午後4時から開かれ楽しみにして出かけた。講演がはじまる前にほぼ満席となった会場の様子をスケッチした。

会場正面に用意された画面いっぱいに北前船を再現した「みちのく丸」が写された。「約750年前、京都、近江の商人が敦賀湊に持ち前船を配し、蝦夷、奥羽と交易、買い付けた品々を敦賀から琵琶湖を経て京に送った。琵琶湖は今でいえば高速道路だった。」と奥井さんは口火を切った。

「地理的優位性が、古来、敦賀の湊に繁栄をもたらした。17世紀半ばに蝦夷地と日本海沿岸、上方を結ぶ西回り航路が開かれた。北前船交易は、北海道から北京まで、西のシルクロードと呼ばれる壮大な交易路が作られ、昆布ロードと呼ばれている。」と話を続けた。

「奥井海生堂の創業は、1871年です。丁度、蝦夷地と上方を往往復しながら様々な物資を売り買いする北前船が最も隆盛を誇っていた時代でした。士族だった初代が廃藩置県で禄を失う。大量に陸揚げされていた昆布に注目、昆布の取り扱いを始めたのは運がよかった。」と話を進めた。

本題の昆布の話を離れて奥井さんの話は多岐にわたった。その中のひとつに「敦賀にはナチスを逃れたユダヤ人が上陸した「人道の道」のエピソードがある。敦賀港からウラジオストックに定期航路があった。2週間でパリ、ロンドへ行ける。インド洋回り地中海航航路よりはるかに時間が短縮された。ポーランドを逃れてアメリカに亡命するユダヤ人を敦賀の人は温かく受け入れた。杉原千畝のビザで救われた6000人のユダヤ人も含まれる。」と紹介した。

奥井家は1945年7月の米軍の空爆で全焼、全財産を失った。昆布商を廃めるとまで決めていた先代、父の前に永平寺から2人の雲水が店に現れ、昆布の注文を出してくれた。仏教の戒律により、肉や魚を一切使わない精進料理。昆布は出汁、煮物、揚げ物に活躍していた。760年、「精進料理の心」を受け継いできたのが永平寺だった。「精進料理の心」は「日本文化の原点です」と奥井さんは力を込めた。

「明治維新は昆布のお陰かもしれません」と奥井さんの話は飛んだ。「薩摩藩は火山灰地、作物は豊富に取れない。藩の財政は常にひっ迫していた。藩は昆布に目を付けたのです。外様の薩摩は清国と朝貢貿易を行っていた琉球王国と「抜け荷」と呼ばれる密貿易を行った。中国の内陸部は慢性的なヨード不足。ヨード、カリウム、カルシュウムを多く含む昆布を清国はどうしても欲しかったのです。薩摩藩は巨万の富を稼いだ。それが討幕資金に充てられたと考えられます。」と奥井さんの話は大河ドラマよろしく講談調になっていった。

話はまた飛ぶ。「うま味」の成分は母乳と同じというのである。「昆布が長い間、日本で食べ継がれてきた理由は、おいしいからです。おいしさの元は昆布に含まれている「うま味」です。「うま味」成分のグルタミン酸は、母乳の中に豊富に含まれています。昆布の「うま味」に懐かしさを感じるのは、生まれて口にする母乳の味が刷り込まれているからです」と会場正面に「昆布」と「母乳」のグルタミン酸のデータがほぼ同じであることをプロジエクターで写した。

味の要素に①甘味（sweatness）、②塩味（saltness）、③酸味（saurness）,④苦味（biterness）,⑤うま味があり、「うま味」は英語に訳せません。それこそが日本古来の文化なのです。里山文化です。昆布の味は山の養分で決まると言われます。よい昆布がとれる場所は背後に木の繁った山があり、豊かな川が流れ込んでいます。山の土壌のミネラルが豊富であればいい昆布に育つのです。」と良い環境が良い昆布を作るが、ぶどうも全く同じです。ぶどう畑の土地の成分によって味が違う。どこで取れたかで格付けが決まる。値段も違う。」とぶどうと昆布は共通点が多いと話は続いた。

NHKの放送でたびたび紹介された映像が写された。「ここ数年、外国人、特に美食の国フランスのレストランの料理長が昆布のとりこになっている。日本へきて日本食を食べてみたい人も増えるだろう。インバウンド需要の増加に昆布が貢献すると期待したい。」と奥井さんは話した。「歴史と伝統を受け継ぐ由緒ある蔵元さん、神戸酒心館で講演の機会に恵まれ感謝したい。お酒造りにお知恵をいただいてこれからもますます昆布の力を発揮したい」と講演を終えた。「うま味」いっぱいの講演会をご用意いただいた神戸酒心館さんにひたすら感謝である。（了）

ホワイトハウス、2,000億ドル規模の輸入中国製品に新たに10％関税上乗せ9月24日から実施と発表、一方、18日からピョンヤンで南北首脳会談開催（学校で教えてくれない経済学）

米中貿易摩擦悪化懸念から中国株はじめアジア株が下げ、その流れを引き継いで週明け17日のNYダウは、92ドル安、26,062ドルで取引を終えた。ハイテク株価指数ナスダックが、7,895ポイントへ114ポイントと大幅下落した。日本時間18日朝、ホワイトハウス関係筋の情報として「米国は2,000億ドル相当の中国製品に10％関税上乗せを決め、9月24日（月）から実施する。米国は既に500ドル規模の中国輸入品に25％関税を実施している。今回の関税上乗せ対象品目には家庭用品が多く含まれている。」と日本時間18日付、ワシントンポスト、NYタイムズ、ＷＳＪ，ブルームバーグそれぞれ電子版でほぼ同時に速報で流した。ブルームバーグは18日付電子版で「上海総合株価指数は17日、2,651ポイントへ1.3% 下落,2016年の最安値を下回った。」と伝えた。株価は下げたが、NY外為市場では1ドル＝111.81円、1ユーロ＝130.65円と比較的小動きで推移した。NY原油（WTI）はバレル68.91ドル、NY金はオンス1，205.80ドルと小幅に値上がりした。

18日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で韓国KBSは「文韓国大統領は今日からの3日間の南北首脳会談に向けてピョヤンへ空路出発、午前10時に到着する。今回で3回目の首脳会談。ノムヒョン韓国大統領、キム主席とのピョヤン南北首脳会談以来17年ぶり。朝鮮半島非核化で文大統領がどこまで具体的な内容を引き出せるか注目される。米朝首脳会談にも大きく影響する。公式会談は2回、レセプショ、会食いれて4～5回の会談が予想される。終了後共同記者会見が予定されている。軍事面ふくめどのレベルでの合意に至るか予測はつかない。」と伝えた。18日朝放送の中国CCTVは「南北首脳会談が18日からピョンヤンで開かれる。前向きな成果を期待すると祝意を伝えた」と報じたあと「台風22号は勢力を落としたが広東省に上陸した」と伝えた。英BBCは「台風22号はフイリピンに上陸死者少なくとも65人多数の行方不明者をだした。大雨のため鉱山で土砂崩れが起き少なくとも32名が死亡した。長年の森林伐採の影響が出た。」と伝えた。

18日朝放送のロシアテレビ及びカタール,アルジャジーラは「プ―チン、ロシア大統領とエルドアン、トルコ大統領は17日、ソチで会談、シリア、イドリブ県に至る15～20キロ圏内に非武装地帯を設け、ロシア、シリア、トルコ政府軍が共同監視に当たることで合意した。国連事務総長スポークマンは前向きな成果だと発表した。」と伝えた。今回の合意でロシア、シリア連合によるイドリブ攻撃は当面回避された。18日放送の英BBCは「ラガルドIMF専務理事は17日「英国EU間の合意なき英国のEU離脱は、英国経済のみならず世界経済に大きな被害をもたらす。危険極まりない。絶対に回避しなければならない。」と語った。

18日朝放送のフランスF2は「死海の水位低下が急激に進んでいる。各所に最大6メールのくぼみが出来危険だ。2030年には陸から湖面までさらに30メートル後退、観光地としての地位を失う危機が出て来た。大規模給水計画も出て来ている。」と伝えた。（了）