米経済堅調データ発表後、米年内あと2回利上げ折込ドル上昇、一方、中国、香港、インド株続落、途上国通貨安値圏で推移（学校で教えてくれない経済学）

米国経済、米雇用情勢好調持続を伝えるデータの相次ぐ発表と大型ハリケーン・フローラ上陸懸念を材料に原油高が支援、米中貿易摩擦がくすぶる中も、11日のNYダウは113ドル高、25,971ドルで取引を終えた。米FRBによる年内あと2回利上げを織り込み,10年物米債券の利回りが2.981％へ上昇、NY外為市場ではドルが買われ、1ドル＝111.60円、1ユーロ＝129.47円で取引された。NY原油（WTI）がバレル69.25ドルへ反発、NY金はオンス1，202.20ドルへ小幅上げた。一方、上海総合、香港ハンセン、インドセンセックスが続落した。特に上海総合株価指数は2,664ポイントと2004年11月以来の最安値を更新したと11日付のブルムバーグ電子版は書いた。株安と連動して下落が止まらなかった途上国通貨は11日小動きで推移した。

12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「大型ハリケーン、フローレンスが風速63メートル/時の勢力を保ったまま米東岸カロライナ州直撃で1,000万人に避難命令が発動された。ノースカロライナ、サウスカロライナでは150万人が南へ移動で高速道路は長い列が出来ている。取りあえずの飲み物食糧を車に積み込む。スーパーの棚は次々空になっていく。」と伝えた。12日朝放送の韓国KBSは「ホワイトハウス、サンダース報道官は11日「キム北朝鮮労働党委員長から「米朝首脳会談開催を要請する書簡がホワイトハウスに届いた。朝鮮半島の非核化が議題となる。場所、時期は決まっていない。」と書簡の内容の一部を公開した。現実問題として簡単なことではないが今年中の開催に向けて米朝間で話し合いが続けられていると見られる。」と伝えた。

韓国KBSは「明日から始まる南北会談では軍事実務、移行期間の対応、見張りの撤去が含まれる。韓国訪問中のリーガン特別代表との協議が同時に進んでいる。文韓国大統領は13日からの南北首脳会談を控えて党派を超えた団結を呼びかけた。一方、野党の自由韓国党、正しい韓国党は参加を固辞したままである。韓国統一、朝鮮半島の非核化を謳ったパンジョンナム宣言に合わせて3,000億ウオンの予算審議も進んでいない。」と伝えた。

12日朝放送のロシアテレビは「極東経済フォーラムに招待された習主席はプーチン大統領は習主席とロシア料理を楽しんだ。中国とロシアの貿易規模は870億ドルと30％増加した。習主席は「困難なときの友は真の友です。」ということわざが中国にありますと紹介した。プーチン大統領は「一国主義、ステレオタイプの国も世界には存在するが、世界の多くの外国の企業がロシアへの投資を真剣に考えています」と話した。中国から1000人近くがフォーラムに参加した。アリババのマー氏の顔も見えた。」と伝えた。

12日朝放送のフランスＦ２は「朝食がとれない児童が増えている。１クラス平均で3～5人いる勘定だ。両親は働きに朝早くから出る。残された子供はそのまま学校へ出かける。市の予算から一部割いて補助しているところがあるが一般に普及していいない。」と伝えた。（了）