ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

英ポンドが対ドルで1年3ケ月振りの安値、NY原油バレル51ドルへ下落、来年の緒米利上げ見送り観測は2019年世界経済減速の予兆か(学校で教えてくれない経済学)

2018-12-11 10:22:46 | 経済学
英メイ首相が10日、EU離脱合意案の英議会裁決延期を議会に提案した。アイルランドと北アイルランド(英国)との国境問題が棚上げされた格好で「合意無き離脱リスク」懸念からポンドが1ポンド=1.25ドル台と1年3ケ月振りの安値まで下落した。NY外為市場では対ドル英ポンド安が引き金となりドルが買われ、1ドル=113.30円、1ユーロ=128.63円で取引された。米債券が買われ利回り低下の傾向は継続している。12月の利上げは確定的だが、来年には利上げ打ち止め観測が出ている。NY原油(WTI)がバレル51ドルへ下落した。NY金はオンス1,249.40ドルと小幅に下げた。NY株式市場では、世界経済の先行き懸念を受けて原油下落がエネルギー株下げをリ-ド、NYダウは一時500ドル以上値下がりした。ただ、フェイスブック(3.2%9,マイクロソフト(2.6%)それぞれ急反発を受け買い戻され34ドル高、24,423ドルで取引を終えたが下値を固めた兆候は見られない。

世界通信大手ファーウエイCFO逮捕問題に端を発して米中貿易摩擦に新たな火種を抱えた。11日朝放送の中国CCTVは「陸報道官はファーウエイCFOの逮捕には明確な説明がない」と抗議した。米国議会では下院は民主党が多数を確保したが上院では共和党が支配、いわゆるねじれ状態で2019年を迎える。トランプ大統領をめぐるロシア疑惑も晴れない。10日付NYタイムズ紙は電子版トップで「トランプ大統領はケリー補佐官解任を決めた。」と伝えた。韓国KBSは「対北朝鮮問題では10日、ムニューセン米財務長官はキム北委員長側近3名に10日、制裁を発動した。」と伝えた。香港TVBは「ファーウエイCFO逮捕は複数の銀行を介して対イラン制裁違反と11年間、複数のパスポートを保有していた」と伝えた。インドNDTVは「インド中央銀行総裁が一身上の理由で辞任を発表した。しかし誰もそんなことを信用する者はいない。インド政府が来年に下院選挙を控えてなんらかの圧力をかけたとみられる。」と伝えた。

一方、欧州では移民政策をめぐり政治不安定化が進む。第一にイギリスのEU離脱の先行きが読めない。第二にフランスでは4週連続のデモ隊の暴徒化、フランス経済にも悪影響が出て来た。マクロン大統領が緊急演説し自らの責任に言及、最低賃金引上げ、残業代・ボーナス非課税などの即刻実施を確約した。長年にわたり欧州のリンチピンの役割を担ってきたドイツだがドイツ政権党CDU総裁がメルケル氏からクランプカレンバウザー氏への交代があった。メルケル氏は首相の座に留まるがメルケル氏の発言権弱体化は否めない。メルケル首相は合法的移民は不可欠としながら非合法的な意味は認められないと10日、モロッコでの難民・移民世界大会で言明した。移民・難民問題を介してEU内部での軋轢は深まるばかりである。その背景にはオランダ、べルギー、ポーランドでの右傾化が進む。イタリア含め独自の移民政策を出す国が枚挙に暇がない。英国にEUが甘い顔を見せられない背景には、英国に中途半端なEU離脱案を認めればEU域内でのEU離脱ドミノ現象を起すリスクを抱えている。NY原油下落と来年の米利上げ見送り観測は2019年の世界経済減速を予測させる十分な情報である。上値の重い世界株価動向がわかり易く教えている。(了)

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仰臥での骨盤矯正 (12月23日の臨床実践塾)

2018-12-11 09:54:18 | 診断即治療と虹彩学
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仰臥で骨盤矯正:矯正の途中



仰臥で骨盤矯正・矯正後



先日、患者さんに協力してもらって実験をしてみました。
仰臥になった患者さんは、右の股関節に障害のある方でしたので、
「ちょっと股関節の調整をしてみますね」と、手技療法での矯正をしたわけです。

すると、先ほどまで右の足先が外側に倒れていたのですが、真っすぐになりました。
この時点で、「おっとー!」と思い、慌てて写真を撮りました。
しかしこれでは、普通の矯正と同じになると考えたので、もう一度同じような矯正をしたのです。
痛くもなんともないのですが、強度の(必要以上の)矯正をしたわけです。

すると、2番目の写真のように、今度は右足が左に倒れたのです。(^_^;)

(矯正し過ぎたので)ちょっと笑いました。
しかし、これは仰臥で行う手技療法での骨盤矯正として興味深いものです。
鍼を使う「骨格矯正鍼」だと、正常な角度までは矯正できても、「矯正し過ぎるまで」は矯正しにくいのです。

検査の方法も、目視でできるので、非常に分かりやすいです。
伏臥で行う手技での矯正もありますが、伏臥で行う矯正も目視、もしくはバインダー等をお尻の上に乗せて行うのですが、この写真のように分かりやすいことはありません。

何故、仰臥や伏臥で骨盤を矯正する必要があるかということは、先日も書きましたが、若い人なら、起きたり座ったりをさせても問題ないのですが、高齢者や体が不自由な方の場合は、それだけでも苦痛になるので、できるだけ患者さんに負担を掛けないようにしているわけです。

このテクニックは、解剖学とオステオパシーから考えたものですが、私としては結構おもしろいと感じています。
解剖学から考えたテクニックですので、メカニズムとしては単純です。
しかしこれには腰仙関節、仙腸関節、股関節、そして、それらを支える筋肉や腱が関係してきますので、考え着くまでは時間がかかりました。

で、それはどのような症状に役立つのかと言うと、このテクニックは腰痛、腰仙関節、仙腸関節通、腸骨前傾、股関節痛、膝関節痛、足関節痛などに対して、間接的にアプローチして治療に役立てる方法です。
もうすでに臨床で使っていますが、効果は体格によって差異はあるものの、上の写真のようにギョッとするほどの効果が出る場合もあります。
何にしても、患者さんの体位を替えずに行えるので、時間がかからず、パパッと解決できるのが大きな利点かと思います。


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