トランプ米大統領はマティス国防長官の後任にボーイング前CEOのパトリック・シャナハン氏を指名、1月1日付で2ケ月前倒して交代させると語ったと12月24日付NYタイムズ、ワシントンポスト、WSJ、フィナンシアルタイムズ、ブルームバーグがそれぞれ電子版トップで伝えた。上記各紙は米政府機関一部閉鎖に入ったがいまのところ大きな障害は出ていないと書いた。
ワシントンポストは「シャナハン氏は一切の閣僚経験はなく、外交経験もほとんどない。ホワイトハウス関係者によれば、マティス国防長官の書簡に対してフラストレーション(欲求不満)を起こしていた」と書いた。NYタイムズは「トランプ米大統領はマティス長官の大統領宛て書簡に日に日に怒りを強めていき、今回の2ケ月繰り上げ辞任を決めた」と書いた。英フィナンシアルタイムズは「トランプ大統領はマティス長官の後任に自分の都合のいい人物として前ボーイングCEOを選んだ。次期長官はますます過激化するトランプ氏の言動を沈めなければならない」と書いた。
ワシントンポストは「前例のないことであるが、ムニューシン米財務長官は米大手銀行CEOに電話をかけ米国の金融情勢は安定していると伝え、驚かせた」と伝えた。NYタイムズは「トランプ大統領はパウエル氏をFRB議長に決めたことは自らの過去2年で最悪の人事だった」と語った」と伝えた。WSJ紙は「ムニューシン米財務長官はパウエル辞任説に関連して「トランプ大統領としばしば意見を共にしている。彼はパウエル辞任を一切口にしていないと語った。」と伝えた。WSJ紙は「エルドアン、トルコ大統領との電話会談のあとトランプ大統領は「米軍のシリア撤退の時期を遅らせる」と語った」と伝えた。
24日付ブルームバーグ電子版は「週明けアジア市場では円相場が対ドルで上昇、株式市場では米先物市場が小幅高、香港、韓国株が下げて始まった。日本は休日の為休場。週末、トランプ大統領は「パウエルをFRB議長に選んだことは最悪だった」と伝えたと発言した。」と伝えた。
欧米の主要紙の電子版を拾い読みしているとトランプ大統領の言動にうんざりしていることが記事の全面に出ている。トランプ大統領は自分の考えと違うと全てFakeNews(ニセ情報)だと決めつけるからだろう。今回、マティス国務長官の後任にシャナハン氏を選んだ。しかも、2ケ月前倒しだ。自分の周りにイエスマンばかりを置いたトランプ氏が2019年にかけてどのような政策を展開するのか。23日付のNYタイムズは今回のマティス長官辞任のニュースに「アメリカ外交は未知の世界に入った」と表現した。マティス長官辞任の直後にパウエルFRB長官辞任のうわさが出て市場は動揺を強めた。ムニューシン財務長官が異例の行動に出て事態の鎮静化に努めたと米有力紙が伝えたところにホワイトハウスの混乱が見て取れる。日本はどうするのか。ホワイトハウスから目を離すことが出来ない。(了)
ワシントンポストは「シャナハン氏は一切の閣僚経験はなく、外交経験もほとんどない。ホワイトハウス関係者によれば、マティス国防長官の書簡に対してフラストレーション(欲求不満)を起こしていた」と書いた。NYタイムズは「トランプ米大統領はマティス長官の大統領宛て書簡に日に日に怒りを強めていき、今回の2ケ月繰り上げ辞任を決めた」と書いた。英フィナンシアルタイムズは「トランプ大統領はマティス長官の後任に自分の都合のいい人物として前ボーイングCEOを選んだ。次期長官はますます過激化するトランプ氏の言動を沈めなければならない」と書いた。
ワシントンポストは「前例のないことであるが、ムニューシン米財務長官は米大手銀行CEOに電話をかけ米国の金融情勢は安定していると伝え、驚かせた」と伝えた。NYタイムズは「トランプ大統領はパウエル氏をFRB議長に決めたことは自らの過去2年で最悪の人事だった」と語った」と伝えた。WSJ紙は「ムニューシン米財務長官はパウエル辞任説に関連して「トランプ大統領としばしば意見を共にしている。彼はパウエル辞任を一切口にしていないと語った。」と伝えた。WSJ紙は「エルドアン、トルコ大統領との電話会談のあとトランプ大統領は「米軍のシリア撤退の時期を遅らせる」と語った」と伝えた。
24日付ブルームバーグ電子版は「週明けアジア市場では円相場が対ドルで上昇、株式市場では米先物市場が小幅高、香港、韓国株が下げて始まった。日本は休日の為休場。週末、トランプ大統領は「パウエルをFRB議長に選んだことは最悪だった」と伝えたと発言した。」と伝えた。
欧米の主要紙の電子版を拾い読みしているとトランプ大統領の言動にうんざりしていることが記事の全面に出ている。トランプ大統領は自分の考えと違うと全てFakeNews(ニセ情報)だと決めつけるからだろう。今回、マティス国務長官の後任にシャナハン氏を選んだ。しかも、2ケ月前倒しだ。自分の周りにイエスマンばかりを置いたトランプ氏が2019年にかけてどのような政策を展開するのか。23日付のNYタイムズは今回のマティス長官辞任のニュースに「アメリカ外交は未知の世界に入った」と表現した。マティス長官辞任の直後にパウエルFRB長官辞任のうわさが出て市場は動揺を強めた。ムニューシン財務長官が異例の行動に出て事態の鎮静化に努めたと米有力紙が伝えたところにホワイトハウスの混乱が見て取れる。日本はどうするのか。ホワイトハウスから目を離すことが出来ない。(了)