ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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右肩が挙がりにくい:新・頸椎矯正法 (12月23日の臨床実践塾)

2018-12-09 18:19:52 | 診断即治療と虹彩学
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ここまでしか挙がりません



挙がりましたね! ね! 挙がったでしょう!



50歳前後から出てきやすい肩関節のこわばり。
この方も、

「あのね、右の肩だけが上がりにくいんです」と訴え、

「ほらね、こうすると、右の脇下が痛いんです」と言う。

「五十肩みたいですね」なんて言うと怒られるかと思い、
「わかりました。今ちょうど頚椎矯正の研究をしていて、かなり上手くいってるんです。多分、その肩も楽になると思いますので、先にそちらの方からやってみますね」と言い、そのまま寝てもらった。

頚椎を触り、
「ここ、痛いですよね?」

「はい。強い痛みではないですが、痛いです」

「ちょっと矯正しますね」

「・・・・・・・」

1分後

「はい。起き上がって肩の確認をしてみてください」

そこで、その方は起き上がって、最初にとったポーズを取り、

「あれ、おほほ。挙がりましたよ。ね! ね! こんなことできなかったです」と言いながら、何度も手を首の後ろに回して手の挙がり具合を確認していましたが、

「あれ、もう少し脇下が引っ張る感じがします」と言うので、そのまま上部胸椎を軽く調整しました。
そして、

「今はどうですか?」と聞くと、

「はい、ええ、引っ張るのがなくなりました」と言ってくれました。

その肩の問題は、肝臓と関係していたので、鍼灸で肝臓を整える治療に移ったのですが、新・頸椎矯正法がこんな症状しにも効果があるということに喜びを感じました。
新・頸椎矯正法で、どんどん治療範囲が広がるので、ほんとに臨床が楽しくて仕方がありません。

新・頸椎矯正法は、術者も患者も楽に矯正ができるので、ここのところ頻繁に使っているテクニックですが、こんなにも治療範囲が広いとは思いませんでした。
ほんとに驚きです。

ただ、誰にでもできると思っていたのですが、やはり頚椎を触り慣れている人は、呑み込むのが早いようです。
それは、全くマッサージをしたことのない人にマッサージをしてもらうと、どこかゴツゴツした感じがあります。

そのゴツゴツした感じが患者さんにも伝わるのと一緒だと思います。
つまり、「慣れ」ですね。
慣れてないと、相手にも違和感が伝わるということです。
頚椎を触られて、違和感を覚えると、防衛本能で神経反射を起こし、筋肉が自然に緊張するので、矯正がスムーズにいかなくなるわけです。

ですから、やはり治療経験が長い人は有利かと思います。
治療経験は、手技療法でも鍼灸治療でもいいと思います。
鍼灸治療をしている人の中には、たまに、

「手技療法はやったことがないから」と言う人がいますが、これは手に伝わる感覚の問題です。
鍼灸は微妙な体の感覚を手で感じながら鍼をしていきますので、問題ないです。

ですから、今回の臨床実践塾では、訓練時間をできるだけ長く取るつもりです。
多分ですが、多分、20~30名の頚椎を触ると、だいたいの感覚がつかめると思いますので、代り番こに何回か練習すれば、その日で感覚は身に着くと思います。

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