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がっちりタイプの頚椎矯正はやりにくいですよね
きのうも何人かの患者さんを「新・頸椎矯正法」で矯正しましたが、成果は上々でした。
主な臨床としては、以下のような症状の方々です。
この方々は、頚椎の異変で来院したわけではありませんが、いずれの方も先に「新・頸椎矯正法」を使って治療してみたのです。
先に「新・頸椎矯正法」を使った理由は、他の治療も同時にすると、何が効いたかわからなくなるからです。
① 左腕を後ろに回すと左肩関節が痛い
服を着るときや脱ぐときに、「うっ!」となるという方ですが、最初にテストで腕を後ろに回してもらうと、辛そうで回りません。
そこで「新・頸椎矯正法」をした後、再び腕を後ろに回してもらうと、
「だいぶいいです」と言います。
「だいぶいいです」だけでは私が納得できませんので、上部胸椎を診ました。
すると、案の定、上部胸椎にも歪みがあるので、それを矯正したら、
「あ、はい、はい、ぜんぜん痛まないです」と言うので、治療を終了しました。
② 右肩凝りがひどい
右肩凝りを訴えて来た方でしたが、脈診をすると「肝虚」が出ていました。
かなり幅広く事業をしている方で、前回来られた時に、
「12月は毎日忘年会があります。これ大変やわ」と話しておりましたので、てっきり疲労がかなり溜まっているだろうな、と考えていたのですが、「先生ところで教えていただいた太ももの内側をほぐす方法を毎日やっているせいか、そんなに疲れていませんね」と言う。
「右肩の凝りは肝臓からの引き攣りだな」と思い、とりあえず肝臓を動かして、右肩凝りを楽にしてから「肝臓の疲れですよ」と言おうと考えました。
そこで、
「ここに鍼を1本させてくださいね」と言うと、
「どこに!?」と驚いた様子。
「いやいや、スネにです」と言い、それから、
「ちょっとだけ首を左に曲げててくれませんか」と首を左に倒したまま、肝査穴に1本鍼をしました。そして、
「はい。肩の痛みはどうですか?」と聞くと、
「あれ、なんで? なんでですの~?」と、肩が楽なった様子でした。
「肝臓の調整をしたのです」と言うと、
「ふ~ん」と言う。
それから「新・頸椎矯正法」をして、
「はい。起きて肩の様子をみてください」と言うと、起き上がって肩を動かしながら、
「あ、治りました。きょうはもうこれでいいですわ」と冗談半分に言うので、
「いやいや、3~4分治療して治療費をもらうのは申し訳ないので、もうお少しさせてくださいよ」と、経絡を整える治療にかかった。
③ 肩が凝りすぎて右肩関節が痛い
「腕をうごかすと右肩が痛いんです」という方が来ましたので、どのポーズが痛いのかを知るためにバンザイをしてもらいました。
すると、やっぱり右肩は痛そうでした。
なので、これは肝臓も関係してますよと言いながら、仰臥になってもらったら、肝臓部が凹んでいましたので、
「写真で見せましょうか」と写真を撮って確認してもらった。
それから新・頸椎矯正法を施して、肩の痛みを確認したら、
「お、お、痛くないです」と笑いながら言っていました。
④ 鼻詰まり
「鼻が詰まる」という方が来られましたので、先日新・頸椎矯正法で鼻づまりが治った方がいましたので、「この方も新・頸椎矯正法で治るだろう」と新・頸椎矯正法からやってみました。
すると、新・頸椎矯正法をしている最中から、
「ええ、ええ、鼻が貫通してきましたよ」と言う。
⑤ 鼻水
「鼻水がうっとうしくてね」と訴える方がいました。
「では、とりあえず鼻から治してみますね」と新・頸椎矯正法を施しましたら、
「あら、鼻がスース―してきましたよ」と言うので、足にもお灸をして、さらに鼻の通りを良くしてあげました。
すると、
「鼻が足で治るなんてねー」と、「考えられない」という顔をしながら笑っていました。
⑥ ボーっとしていた頭がすっきりした
心臓が疲れた状態で来られた方ですが、当該JAAを含めた経絡治療の後に「新・頸椎矯正法」をしてあげたら、
「頭がすっきりしてきました。いやすごいわ、頭がはっきりしてきましたよ」と言っていました。
これは、当該JAAの効果もあると思いますが、新・頸椎矯正法で頸部のコリが取れて、頭部への血液循環が良くなったのも一因として考えられました。
心臓に異変のある方に多いのですが、心臓に異変が出ると、肩が凝り、頭もボーっとしてきます。
そんな場合に、この新・頸椎矯正法を施してあげると、頭部への血液循環が良くなって、頭がすっきりしてくるのです。
サーッと書いてみましたが、新・頸椎矯正法を使うと、こんな調子でいろんな症状が改善されてくるのです。
この治療法は、安全で、ソフトな治療法なので、今後もどんどん臨床例が出てくると思いますので、楽しみにしていてください。
12月23日の臨床実践塾では、この「新・頸椎矯正法」の実技を、みっちりやります。