NY市場様子見、トランプ大統領ロシア疑惑関連で米民主党議員連盟が調査要請と米ABC,一方、韓国全土で大気汚染深刻化と韓国KBS(学校で教えてくれない経済学）

「良いニュースは既に相場に折り込まれた。今後の相場展開は、米中貿易交渉、週末の米雇用統計発表待ちで5日のNY市場は様子見した」と6日付ブルームバーグ電子版は伝えた。ブルームバーグは米時間水曜日発表で2018年の米国の貿易赤字が6,000億ドルを超えると専門家は予測した。1-11月で5200億ドルの赤字となった。米国の輸入増加は米国内景気が良好で個人消費が増えた結果である。一方、NY外為市場で米ドルが5営業日連続で上昇、他の通貨に対するドル高が貿易赤字の要因との指摘がある。米中貿易協議で人民元安が議題に上がった。ライトハイザーSTR代表は人民元安に加えて日本円安を問題視している。モルガンスタンレーは年末には米債券が買われ米10年債利回りは現在の2.7％レベルから2.35％へ下落と予測している。」と書いた。米国債利回り低下はドル売り材料となる。日米貿易交渉でライトハイザー米STR代表との間で為替問題が討議される可能性が高い。

5日のNY市場でNYダウは13ドル、0.1％安、25,806ドル、ナスダックは横ばい、S&P500、0.1％安と揃って小動きにとどまった。NY外為市場では引き続きドルが買われ、1ドル＝111.89円、１ユーロ＝126.43円で取引された。NY原油（WTI)はバレル56.53ドル、NY金はオンス1，288.70ドルで取引された。

6日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で韓国KBSは「韓国全土で史上最悪の大気汚染が深刻化している。中国からの飛来が原因だ。全国15の都市でそれぞれ対策が実施されている。ソウルでは規則に違反すれば10万ウオンの罰金が課される。地下鉄を使うなど公共交通機関利用を進めている。車のアイドリングに規制を強化すると環境資源相が発言した。文韓国大統領は特に幼児、老人など弱者への対策を強化するよう指示した。」と伝えた。6日朝の韓国KBSは「ポンぺオ米国務長官は米国人学生の北朝鮮で拘留死亡に至った事件に対するトランプ大統領の発言を擁護した。韓国実務者との会談が5日始まった。韓国は米朝首脳会談再開に向けて仲裁出来る立場にあると述べた。」と伝えた。

6日朝放送の英BBCは「爆弾の入った3個の郵便物が政府機関に届いた。テロ事件との官関連がないか調査が始まった。」と伝えた。英BBCは「英国が合意無き離脱の事態になればドイツBMWの「ミニ」英国での生産停止を余儀なくされる」とBMWが発表した。英国からの自動車生産投資の減少は2015年の25億英ポンドから2018年に６億英ポンドへ８割近く減少している。今に始まった減少でないが合意無きEUからの離脱となれば壊滅的打撃となると専門家はみている。ホンダは撤退を発表した。トヨタも合意無き離脱となれば同様の動きに出ると既に表明している。」と伝えた。6日朝放送の米ABCは「米東海岸を襲った竜巻で20数人の被害者に加えてクルーズ船が強風に煽られ45度傾く事故が起きた」と伝えたあと「民主党議員連盟がトランプ大統領娘婿、クシュナー氏が機密情報を入手したとしてクシュナ―氏を含めロシア疑惑関連の人物をリストアップした。トランプ大統領は議員の権力乱用だ。アメリカ政治にとって恥ずべき行為だと非難した。」と伝えた。（了）