「水曜日の3月インフレデータ、金曜日の米地銀データ待ちで、10日、NY市場はダウは上昇、ナスダックはほぼ横ばいの3ポイント値下がりで取引を終えた。」と10日、WSJ紙電子版が伝えた。10日、ブルームバーグ電子版は「①ウクライナはインドに和平仲介を期待している。②米国はフイリピンと南シナ海で軍事演習を用意している。③ウクライナの小麦生産が昨年対比65%増加見込みである。」と伝えた。10日、ロイター電子版は「米機密文書漏洩問題が発生した。米国防省は米司法省に調査を要請した。」と伝えた。
週明け10日、NY市場でダウは33,586ドル、101ドル、0.30%高、S&P500は4,109と4ポイント、0.10%高、ナスダックは12,084と3ポイント、0.03%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは18.97と3.16%増加した。米10年債利回りは3,415%と0.94%上昇した。外為市場では1ドル=133.57円、1ユーロ=145.04円、1英ポンド=165.40円で主要通貨に対して円安に動いた。植田日銀総裁が10日「金融緩和継続が適当だ」と記者会見で語ったあと金利格差拡大が意識された。ただ、ドルを積極的に買う動きも見られない。NY原油(WTI)はバレル79.87ドル、0.98%安、北海ブレント、同84.34ドル、0.05%高で取引された。OPECプラスは生産能力の1.0%の減産を発表したが原油需要の先行きは明るくないと市場は見ている。NY金はオンス2,006.60ドル、横ばい。ビットコインは2万9,233ドル、3.21%高で取引された。
11日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①英健康保険組合傘下のジュニア医師が35%賃上げを要求して4月11~15日午前7時までの4日間のストに入る。既に予定していた手術の75%がキャセルされた。余りに法外な賃上げ要求と影響の大きさを英政府は対応に苦慮している。②アメリカと中国との緊張関係に終わりが見えない。台湾周辺での中国の軍事演習のあと南シナ海で米艦船の公海自由作戦を中国報道官は激しく非難した。③バイデン米大統領がアイルランド訪問する。時を同じくして北アイルランド紛争から4半世紀が過ぎた日にベルファスト合意反対のデモが行われた。」と伝えた。ドイツARDは「NYタイムズが公表した米機密文書漏洩問題で揺れている。一体誰が出したのか。どのようにして出されたのか。米政府は調査を開始した。」と伝えた。シンガポールCNAは「4月8日、台湾を全方向から包囲する3日間の作戦が終了した。中国は戦いの準備は出来ていることを示したと見られている。今回の演習は抑制が出来ていたと見られている。」と伝えた。韓国KBSは「米機密文書漏洩に関連してウクライナへの砲弾を供与すべきかなどの韓国高官とのやり取り含めて詳しく出ていた。ユン韓国大統領訪米直前でもあり問題視されている。」と伝えた。フランスF2は「シンガポールではし尿水を完全濾過した水を飲料水に使うことで問題が解消した。」と伝えた。インドNDTVは「インドでコロナ感染が5つの州で一日6,000人を超えた。対応が求められる。」と伝えた。香港TVBは「インドの人口が今年後半に14億を超え中国を抜く。一方、6億数千万の女性の20%しか社会進出していない。」と伝えた。「金融緩和継続が適当」と植田日銀総裁が発言した。前途多難が予見される。(了)