「12日水曜日発表の3月米CPI(消費者物価指数)、インフレ指標待ちで11日、NY株はダウ小幅高、ナスダックは反落とまちまち。IMFは11日、インフレ抑制のための利上げと銀行リスクを理由に世界の経済見通しを1月時点の2.9%増から2.8%増へ下方修正した。
米国は1.6%増へ0.3%ポイント上方修正した。中国は5.2%増を据え置いた。米FRBの金融政策に関連して、ウイリアムNY連銀総裁は「あと1回の利上げは妥当」と発言した。一方、クールズビー、シカゴ連銀総裁が「過度に積極的なに利上げには慎重であるべきだ。」と発言した。イエレン米財務長官は「米経済は堅調である。世界経済は半年前より改善している。信用縮小の証拠は見られない。」と発言した。13日にG20中央銀行総裁・財務相会議が開催される。」と11日、ロイター電子版が伝えた。
11日、NY市場でダウは33,675ドル、98ドル、0.29%高、S&P500は4,108と横ばい、ナスダックは12,031と52ポイント、0.43%安で取引された。恐怖指数VIXは19.23と1.37%上昇。米10年物国債利回りは3.426%と0.33%上昇した。NY外為市場では1ドル=133.68円、0.07%高、1ユーロ=145.91円、0.58%高、1英ポンド=166.13円 、0.44%高と対主要通貨に円安傾向にある。NY原油(WTI)はバレル81.48ドル、2.18%高、北海ブレントは同85.56ドル、1.64%高で取引された。NY金はオンス2,019.40ドル、0.78%高、ビットコインは3万6ドル,1.42%高。22年6月につけた3万ドルの大台を再び回復した。ロイター電は「ビットコインの相場は利上げ加速懸念の23年年初の1万6,000ドル台を底に80%値上がりした。「米利上げがピークアウトし流動性が回復する。米2年物国債利回りは年初5%超から4.0%に低下したことを見れば分る」と専門家は話す。」と伝えた。
12日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]で英BBCは「NHS(英健康保険組合)傘下の若手医師看護師が35% 賃上げを要求して14日朝7時迄の4日間ストに入った。英政府双方とも妥協の気配はない。ICUの対応はいまのところ問題は出ていない。」と伝えた。ドイツZDFは「①マクロン仏大統領の前日の台湾への対応で米国から距離置くべきだとの発言が欧州で問題化している。ハーグで11日の演説でマクロン氏は米国と欧州の関係は不変だと発言した。②米国のTopSecretの100ページの文書がリークされた。本物かどうかの疑問はあるが事実であれば米国の同盟国をスパイしていたことになり影響は大きい。ウクライナでの作戦に係る情報が複数含まれておりホワイトハウスは苦慮している。」と伝えた。フランスF2は「黒海のロシア最大の原油積出港を出たタンカーがギリシャ沖で積み替え、欧州に少なくとも日量1600万バレル輸入されていたとみられる。積み替えは違法ではない。インドへ輸出されたロシア産原油もインドで精製され欧州に輸入されていたことが分かっている。」と伝えた。シンガポールCNAは「10日軍事作戦終了発表の後も91機の戦闘機飛来と12隻の中国海軍艦艇の居座りが確認された。」と伝えた。問題は日本である。13日、G20中央銀行総裁・財務相会合が開かれる。日本はどうするがここでも問われている。(了)