米6月の雇用統計が7日発表され、非農業部門の雇用者数は前月比20.9万人増(予想:22.5万増)と伸び率は鈍化した。一方、平均時給は前年同月比4.4%増加、失業率は3.6%と5月から改善した。米FRBに25日開催7月FOMC利上げへ「青信号」を送ったと市場は見た。7日、NY株はダウ187ドル安、S&P500,ナスダック共に値下がりした。②イエレン米財務長官は6日北京入り、李強首相と会談し「米国と中国は相互に利益となる関係を望む」と述べた。」と7日、WSJ紙電子版が伝えた。7日、ロイター電子版は「6月雇用統計発表後、NY外為市場で1ドル=142円割れ寸前まで円が対ドルで急騰した。米金融当局は利上げ継続と見た短期筋がドル買い・円売りのポジションを手仕舞いしたことも円急騰を支援した。一方、厚生労働省が日本の所定内給与が6月、前年同月比1.8%増加(4月:0.9%増)発表のあと日銀が早期に超緩和金融政策を転換するとの見方が強まった。」と伝えた。
7日、NY市場でダウは33,734ドル、187ドル、0.55%安、S&P500は4,398と12ポイント、0.29%安、ナスダックは13,660と18ポイント、0.13%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは14.83と3.95%低下した。米10年債利回りは4.073%と0.63%上昇した。NY外為市場で1ドル=142.09円、1.37%安、1ユーロ=155.52円、0.66%安、1英ポンド=182.38円、0.63%安 で取引された。NY原油(WTI)はバレル73.71ドル、2.66%高、北海ブレント、同78.26ドル、2.27%高で取引された。NY金はオンス1,930.50ドル、0.79%高、ビットコインは3万302ドル、1.33%高で取引された。
8日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「①イエレン米財務長官と李強中国首相と7日、会談した。米中間に緊張緩和の兆しが見られた。イエレン長官は「米中は両国間の経済関係を損なってはならない」と強調した。李強首相は「イエレン長官が着かれた日、空港に虹が出た。両国は嵐を乗り越えなければならないと話した。前向きな兆候であることだけは確かだ。」と伝えた。②IAEA事務局長は福島原発処理水は問題になるレベルでないとの報告書を出した。IAEAは福島に事務所を残すと話した。韓国政府は「計画通りなら問題ない。」と公式見解を発表した。」と伝えた。韓国KBSは「IAEA報告書は了解した。日本からの水産物輸入禁止は継続すると発表した。」と伝えた。香港TVBは「香港行政府は日本からの水産物輸入規制を継続する。韓国がIAEA報告書を了承したことに抗議した。」と伝えた。中国CCTVは「盧溝橋事件86周年記念式典が7日、開かれた。国の屈辱を忘れてはならない。抗日戦争記念館を多くの人々が訪れていた。」と伝えた。上海テレビは「IAEA報告書はIAEA内部で意見が分かれていることを反映していない。IAEA報告書を「通行証」にさせてはならない。」と伝えた。ドイツZDFは「①ロシアがウクライナ侵攻のあと500日経った。アメリカはクラスター爆弾提供を決めた。②ロシアからのエネルギー依存度を減らす。液化天然ガス輸入基地が7日稼働を始めた。」と伝えた。フランスF2は「暴動対策の一環として花火規制を開始した。」と伝えた。英BBCは「教員給与引き上げストが納まらない。6.5%賃上げでは教員のなり手がいないからだ」と伝えた。(了)