「米失業保険申請件数が22.8万件(予想:24.2万件)と前の週から9,000件減少した。米国の雇用状況堅調を裏付けた。25,26日開催の次回FOMCでの利上げを支援した。バーナンキ元FRB議長は20日「7月利上げで米FRBの利上げ打ち止めの可能性がある。」と述べた。」と20日、ロイター電子版が伝えた。WSJ紙電子版は「20日、NY市場で小幅高も9連騰を記録した。一方、S&P500平均指数、ナスダックはテスラ株反落とその他ハイテク株安で値下がりした。一方、債券相場は上昇、利回りが低下した。」と伝えた。
20日、NY市場でダウは35,225ドル、163ドル、0.47%高、S&P500は4,534と30ポイント、0.68%安、ナスダックは14,063と294ポイント、2.05%安で取引を終えた。個別銘柄ではテスラが262.90ドル、9.74%安、ネットフリックス、437.42ドル、8.41%安とナスダック指数を押し下げた。恐怖指数VIXは13.99%と1.67%上昇。米10年債利回りは3.843%へ0.34%低下した。NY外為市場では1ドル=140.01円、0.28%高、1ユーロ=155.87円、
0.44%安、1英ポンド=180.16円、0.25%安で取引された。NY原油(WTI)はバレル75.88ドル、0.30%高、北海ブレント、同79.84ドル、0.28%高。NY金はオンス1,974.20ドル、0.16%高。ビットコインは2万9,794ドル、0.02%安でそれぞれ取引された。
21日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英国のPPI指数が低下する中、小売りは不当な利益を上げていると議会で議論になった。「見直すに当たらない。」と英財務相は答弁した。一方、ロシアが黒海を通りウクライナに向かう船舶は軍事用とみなすとの声明をうけて小麦の国際価格が9.7%急騰した。ロシア大統領府は「クリミヤ橋爆破の報復だ。」との声明を出した。フランス2は「①ヨーロッパ南部で森林火災が多発している。地中海海水温度が平均で28.4℃と急上昇している。ギリシヤでは20日、44~45℃を記録した。②ロシアが黒海を通過してウクライナへ向かう船舶は軍事物資運搬船とみなすと発表した。このとろころ落ち着いていた穀物価格が急騰した。オデーサの食料倉庫が夜間に3回爆撃を受けた。ロシア当局はクリミヤ橋爆破と西側の対ロシア規制への報復だと述べた。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツ国内での深刻な技術者不足対応としてドイツ政府代表がインド各地を循環している。インドでの人材確保は2年前から始めた。」と伝えた。中国CCTVは「習主席は20日、キッシンジャー米元国務長官と釣魚台国賓館で会談した。習主席は「あなたは今年100歳になられた。今回の中国訪問は100 回目だ。二重に目出たい。中米関係を正しい軌道に向けて努力願いたい。」と述べた。キッシンジャー氏は「米中関係の安定は世界の安定にとっても欠かせない。一つの中国を支持し改善に努める。」と答えた。」と伝えた。シンガポールCNAは「キッシンジャー氏と習主席が20日会談した。ホワイトハウスはアメリカの代表ではないと強調している。」と伝えた。韓国KBSは「米兵が南北軍事境界線を越えた後行方不明となっている。北朝鮮からなんの応答もない。」と伝えた。マッカーサー元帥は退任演説で「老兵は死なず。ただ消え去るのみ。」の名言を残した。キッシンジャー氏の中国訪問をテーマに日本の大学・高校で是非ディベートして欲しい。(了)