ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

甲子園ナイター:阪神VS中日(スケッチ&コメント)

2009-04-17 08:59:01 | スケッチ


甲子園ナイター:阪神VS中日

江嵜企画代表・Ken



 前夜いやな負け方をしたにも関わらず、甲子園には4万人の大観衆が詰めかけた。あと攻めの地元阪神タイガースが、初回、三番の鳥谷が今シーズン初めてという2ランホームランを打って試合の主導権を握り、中日の追い上げを振り切って、4-3で辛勝した。

 ペナントレースはまだ10試合を消化した段階である。しかし、この試合を落とせばタイガースは最下位転落が決まっていた。ヒーローインタービューに立った鳥谷は、「金本さんにつなぐことだけ考えた。ホームランになってよかった。」とにこりともしないで神妙に答えていた。

 今年のタイガースは投手力で柱になる男がいない。真弓新監督が抑え酷使を避けたいとの方針で、先発を出来るだけ引っ張る。その結果、交代のタイミングがずれる。ランナーを背負っての登板で、プレッシャーもきつい。肝心の抑えの藤川にも、今年は往時の冴えがない。昨晩も中日の森野に9回、センターにライナーのホームランを打たれた。

 抑え3本の内の一本の久保田は傷がいえない。残り一本のウイリアムスも素人目にもはっきりと衰えを感じる。先日もリードして、さあ、これからというときにリリーフに出て打たれ、傷口を広げた。野球の要はなんといっても投手力である。今年のタイガースを予見するようなスタートとなった。

 タイガースの難点の一つに高齢化が挙げられる。投手は37人いる。若手が全く育っていない。野手も高齢化が進んでいる。40歳トリオの一角の金本ひとりが頑張るが、その金本が信じられない落球をするとそれまで好投していた40歳の下柳が別人のように崩れた。もう一人の40歳の捕手矢野の傷の回復が遅れている。捕手では加納と昨晩出た岡崎が頑張っているが力不足は否めない。

 タイガースの現状は、日本経済を象徴している。企業の経営も国の運営も軸となる商品、格となる産業不在では負け戦を強いられる。明らかに打たれるとわかっていながら中古の投手を登板させている。これという革新的な商品を持ちあわせていない企業と同じである。鮮度は商品の命である。板前がいくら優秀でも、素材に鮮度がないと客にすぐに見破られてしまうから怖い。

 「甲子園球場には駐車場は、ありまへん。」とタイガースで昔活躍したオマリーがコマーシャルでしゃべっている。ただ、大型バス専用の駐車場は結構充実している。電車は奈良行きが誕生したが、バスは近くでは、宝塚、三田方面や奈良、和歌山など遠距離の直通バスも出しているようだ。
 
 宣伝をしなくても客のほうから甲子園へ足を運んでくれる。2年かけての改装もほぼ終わった。球場の様子をいつものようにスケッチした。

 あらためて気がついたことだが、ご婦人客が非常に多いことだ。子供連れも今年は増えたような気がする。新装甲子園では、特にトイレがきれいになったことが、ご婦人や子供に人気が出るポイントのひとつかもしれない。ご婦人と子供がこれからの日本の生命線を握っている。国の胃袋もご婦人と子供の数で決まりである。

 GDPの70%は個人消費が占める。人が集まってなんぼの世界である。4万人を超える大観衆を目のあたりにして、街づくり、国づくりの原点を見た思いである。(了)

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米財務省、中国に対して「為替操作国」のレッテルをはがした(学校で教えてくれない経済学)

2009-04-17 08:37:13 | 経済学
「一部の投資家がバンカーから出てきつつある」と今朝のWSJ紙は、最近のNY株式市場を解説している。ゴルフのご経験のある方は、バンカー(Bunker)と聞いただけであまりいい思い出をもたない。

4月15日のNYダウは、好難まちまちのニュースの中、米住宅建設高が6ケ月来の伸びを示したこと、米地区連銀まとめのベイジュブックで景気の下げ止まり傾向が出はじめたとの二ュ-スを材料に前日比109ドル上げ8,029ドルで取引を終了した。

ところで、バンカーのことをアメリカではサンド・トラップ(Sand trap)と呼ぶことを、ワシントンDCのダウンタウンまで安全運転の車で40分かかる米バージニア州フォールス・チャーチに住んだ時初めて知った。

サンド・トラップとは、文字通り砂でできた罠を意味するから、バンカーより実態を正確に表しているかもしれない。ウルフ・トラップという地名には結構お目にかかった。オオカミを罠にかける場所だったのだろう。

住いの近くにギャローズ(Gallows)とう地名があった。辞書を引いたら絞首台とわかり、驚いたことを40年近く前になる今もよく覚えている。肉食動物と草食動物と基本的に違う。敵を倒さないと自分が殺されると思うのが肉食である。狩猟民族の血液の中に必ず流れている基本的生き方だ。

アメリカ人と伍して戦うには、肉をどんどん食べて元気をつけないと日本人も負けるとは、いまはなき旭化成の宮崎社長の口癖だった。

最近のダイエットで肉を控えろと言う栄養士さんがおられる。野菜がいいとなると朝から晩まで野菜である。バナナが健康にいいとなればバナナづくしである。肉も適度に食べないと栄養のバランスがとれない。小野田寛夫さんから聞いた話だが、牛をズドンと撃っては燻製にして肉は毎日食べていたという。

肉食動物の特徴の一つに変わり身の速さが挙げられる。今朝のWSJ紙に、オバマ政権が中国の為替政策に対して軟化し始めたと出ていた。

ガイトナー米財務長官は、議会承認を得るための公聴会で「中国は為替操作国である。オバマ大統領自身とこの考えをシエアしている」と話していた。ところが、4月15日の財務省発表では、「中国は08年6月から対ドルで16.6%切り上げている」と具体的数字を挙げて中国を評価したとWSJ紙のデボラ・ソロモン記者は書いた。 

二ュ-ズウイーク日本版4月15日号は、「日本と中国は、米国債を買い続けるしかない」と断定していた。特に日本はアメリカに歯がたたない。牛なら一端呑み込んでから反芻出来る。日本は牛のように胃袋を3つも持たない。鵜呑みする以外にない。罠にかけられても気づかずにいるだろう。

一方、「不幸を選択したアメリカ」(日高義樹著)(PHP研究所発行)は、「中国はアメリカの連邦債を買わなくなる」と断定した。アメリカに毎年2000億ドル投資している中国投資企業CICの高西慶氏は「もはやアメリカの連邦債を買い続けるわけにいかない」と語ったと書いた。

米財務省が「中国は為替操作国」というレッテルをはがしたという今朝の二ユースは無視できない。無精卵を愛情一杯に温めてもひよ子は生まれない。無精卵か有精卵か。まず水鳥に確かめてから行動しても遅くはないだろう。なにかにつけてむつかしい時代になってきたものだ。(了)

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長浜曳山祭り風景(スケッチ&コメント)

2009-04-16 08:34:31 | スケッチ



長浜曳山祭り風景

江嵜企画代表・Ken



 奥琵琶湖・桜の名勝、海津大崎へ、「神戸ワイワイ会」一行とともに、バスで出かけた。前日までの風雨で、桜は半分坊主で惜しかった。

 ところが、世の中良く出来ている。午後から雨も上がり、帰路立ち寄った長浜がたいへん良かった。この日が長浜曳山祭り当日である。長浜八幡宮境内で、山車を舞台にして演じる子供歌舞伎を見ることが出来幸いだった。祭りの様子をいつものようにスケッチした。
 
 白の生地に紫の模様をあしらった法被を身にまとった若衆も歌舞伎を熱心に見ていた。終われば早速山車の卑き手になった。八幡さんを出た山車は、狭い路地を家の軒すれすれに練り歩いた。JR長浜駅から東に向かう駅前通りは広いが、南北に走る道路の多くは実に狭く、危険さえ感じた。

 長浜八幡は、千年の歴史がある。秀吉が長浜築城前から氏神様として親しまれていた。境内に埋められていた石田三成の墓石が出て来た。それで石田神社とも呼ばれている。

 子供歌舞伎を見た後、八幡さんから徒歩10分のところにある大通寺を訪ねた。境内にあった立て札には、天正年間に、織田信長に対抗していた大阪石山本願寺の支援のため協議を行う寄り合い道場を開いたのがこの寺のおこりとあった。

 大阪城内に石山本願寺跡が残っている。大通寺は真宗大谷派別院である。本堂はもと伏見城の建物だった。徳川家康が本願寺の教如に贈ったものが後にこの地に移されたとあった。たまたま、「石田三成物語館」と銘うって、石田三成の生誕から徳川家康に処刑されるまでの物語を紙芝居風に大広間で展示されていた。  
  
 石田三成は、関ヶ原の戦いで、西軍の小早川秀明の裏切りで,形勢一変して敗れたとされる。刑場に連れていかれる途中、干し柿を奨められた。ところが三成は断る。武将たるもの、命はいまわのきわまで疎かにしてはならぬと教えている。

 バスの出発まで2時間足らずのあわただしい長浜訪問だったが、収穫の多い旅となった。(了)

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NYダウ137ドル安、3月の米小売データ嫌気(学校で教えてくれない経済学)

2009-04-15 08:36:18 | 経済学
 4月14日のNY株式市場で、3月の米小売高が、増加するとの予た測だったのが、減少とでたことを嫌気して、前日比137ドル安の7,920ドルで取引を終了した。

 NHK・BS「おはよう世界」がアメリカの経済専門のブルームバーグの放送を流していた。以下紹介する。

 この日のNYダウの値下がりは、米小売高がよくなかったこととゴールドマンサックスの株価が大きく下げたことが影響した。株価の値下がりで株式から資金が債券へ流れ、債券相場が値上がり、利回りは低下した。

米小売高のデータは、NY外国為替市場で、ドル売りに影響し、1ドル=99円と100円を切った。NY原油(WTI)先物相場にも影響し、バレル49.40ドルまで値下がりした。安全通貨として買われていたNY金先物相場もオンス5ドル下げ、890ドルで取引された。

小売高の減少は、個人消費の減少につながる。この日は金融株がNYダウの値下がりをリードしたが、好決算のゴールドマン株が売られたことで、この先発表される金融株はゴールドマンより良くないとの思惑が働いたと解説していた。

米CNNテレビによれば、小売高が予想を裏切られたことがNY株売りの引き金となったが、オバマ大横領、バ―ナンキFRB議長、サマーズ経済会議議長の発言の米国経済の先行きに関する慎重発言も影響したと解説していた。

今朝のWSJ紙は、この日のNYダウの値下がりは、「米金融株がリード」の見出しをつけ、JPモルガン7%、アメリカンエキスプレス10%、ゴールドマンサックス11%それぞれ値下がり幅を紹介した。 

WSJ紙は、オバマ大統領は。「米国経済はいま森の中から出ていない」と発言したと引用、バ―ナンキ議長は、「米景気回復には一時的兆しがあるが、米政府は金融セクターに対する救済を継続する」と発言したと紹介していた。

米CNNテレビは、サマーズ委員長とコメンテーターとのインタービューを流していた。その中で、サマーズ氏は「6ケ月前はフリーフォールの状態だった。2ケ月前は改善のきざしは何ひとつなかった。今は住宅、金融セクターに部分的ながら出ている」と繰り返し発言していた。

外国のメデイアがアメリカの出来ごとを例えば一日の株式市場の動きについて、どのように取り上げ、どう電波や紙面で紹介しているか。興味深い。(了)

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GM.ボーイング株下げも、NYダウ8000ドル台キープ(学校で教えてくれない経済学)

2009-04-14 09:36:00 | 経済学
関西に住んでいる方なら「コーナン」という看板をみれば、ホームセンターの、「あの店だ」と分かる。その「コーナン」が、13期連続で増収を記録したと今朝の読売新聞関西版に出ていた。

2009年2月期決算での売り上げが2,851億円だから、売り上げ2兆7,000億円のセブンイレブンとならべると比べもにならないが、DIY(Do-it-yourself)商品、つまり自分で道具を買ってきて、自分自身で作る商品が伸びた結果という。日本でも、DIY商品が、時流に合っているのであろう。

ホームセンターと言えば、今の若者でもわかるが、ホームソーイングと言えばピンとこないひとが増えた。日本が63年前、戦争に負けたあとは、ちょっとした物というか、簡単なドレスやワンピースなら、自分で仕立ててしまう人は、身近にも結構おられた。

ホームソーングは、言葉からして、そもそもアメリカ発である。30数年前の古い話だが、アメリカでも、ホームソーイングのコーナーが、スパーマーケットやデパートに必ずあった。日本でも最近は洋裁学校という言葉も死語になりかかっている。洋裁学校が、日本でも復活すると思うのは甘いだろうが、ドウ・イット・ユワセルフの精神が、見直されるかもしれない。

JR三宮にフラワーショップ「潤」という店にスケッチ用の花をしばしば買いに出かける。木曜日は、新しい商品が,数多く用意され、値段も安い。ところが、素人さんだけがお客だと思っていると実はそうではない。この店で買って帰り、自分の店で、値札を付け替えて商売する人が圧倒的に多いことも分かってきた。いまはそういう時代である。

関西の最近の話題では、「阪神なんば線」の開通で、近鉄沿線の乗客が増えたという話をよく聞く。先日も、奈良方面から日本画教室に通っているご婦人のひとりが、「なんば」まで出る電車が息苦しいほどであると話していた。吉野方面の人までも、神戸へ出かけるようになったと話していた。

経済学を難しく、難しく説明する学者が日本では特に多い。お通じをよくしてやれば病気しらずである。人通りをよくしてやればひとりでにお金が落ちる。コンビニでも同じで、目と鼻の先にお互い面している店で、売り上げが天と地ほど違う話をよく聞く。経済とはそういう世界である。

経済の動き知る指標の一つに株式市場がある。イースター開けのNY株式市場では、一時、150ドル近く下げたが、引けにかけて買い戻され、結局、先週末比25ドル安、8,057ドルで取引を終了した。ボーイング、GMなど一部の銘柄に売りが出たが、金融株の値上がりがこの日の相場をリードした。

GM株は、16%下げ、1ドル72セントで取引を終了した。NYタイムズが、「米財務省が、6月1日までと期限を切り、連邦破産法11条適用を通告した」と報じたことを嫌気したと今朝のWSJ紙は紹介した。米国政府がGMを見離したとマーケットは受け止めたのかもしれない。

ただ、「破産法11条」を適用することが即破産ではない。米国では「チャプター・イレブン」で通っている。「借金を返せなくなった企業を消滅させ、その財産を貸し手に分散させること」である。「ユナイテッド航空やデルタ航空も適用を受けたが、その後何事もなかったように空を飛んでいる」と二ュ-ズウイーク最新版に解説が出ている。

ボーイング株の下げは、777機の減産で今年第1四半期の利益が予測を下回ることが嫌気された。ボーイングに乗せてもらって仕事をしてきた日本のメーカーの一部にも少なからず影響が既に出ているのであろう。トヨタにだけ乗って仕事をしてきたメーカーに影響が出ている現象と同じである。

NY原油(WTI)先物相場は、IEA(国際エネルギー機関)が、世界の原油需要予測を下方修正したことを嫌気して、バレル2.19ドル下げ、50.05ドルとかろうじて50ドルを維持した。

NY外国為替市場では、ドルが対ユーロで売られ、1ユーロ=1.33ドル台で取引された。ドルは対円でも売られ、1ドル=100.10円となんとか100円をキープした。

ユーロが対ドルで買われる背景はヨーロッパにはない。このところのドルは、NYダウに連動して堅調に推移していた。むしろ、ドル、ユーロ、円は、ダッチロールの状態にある。為替に限らない。DIY(ドウ―・イット・ユワセルフ)は今の世の中のキ―ワードの一つかもしれない。(了)

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みんなで笑ってお喋りしませんか

2009-04-13 10:15:51 | 情報や案内及び雑談
健康座談会のご案内

【テーマ:良いキッカケ】
世間は「百年に一度の大不況」のニュースに怯え、楽しい話題が減ってきています。
「病は気から」と言うように、暗い話ばかりしていると、体調も悪くなります。
私は二十数年間、ライフワークとして運命学の研究もしていますが、どなたの人生にも運の善し悪しや、浮き沈みが起こってきます。

その波が大きいか小さいかは御本人の生年月日によって変わるのですが、その波をモロに被るか、反対に波を上手くかわすかは、健康状態とも関係があるのです。
俗に言う「ストレス」ですが、体が丈夫で元気な人は、何か問題が起こりストレスを受けても、それを跳ねつけ乗り越える底力や馬力がありますので、そこで砕け散ることは少ないのです。

反対に体調が悪い時に、何か問題が起こると、何もかも悪いほうに悪いほうに考えてしまい、そして、その弱い考えが、さらに悪いことを引き寄せ、悪循環が発生するのです。

人間でも他の動物でも、基本の構造は同じで、「空気、水、食物」で、日々の健康を維持しています。

ですから、今日の不調は「自分が蒔いた種」の結果であり、いつも調子が悪い人は、いつも飲み食いしているモノが、自分にとって不適合だということなのです。
食習慣や食生活、また生活習慣を良い方向に変えると、不健康な人も元気になっていきますが、なかなか実行できないのです。
しかし、良いキッカケを作ってやると、体調も人生も好転するチャンスを得ることがでます。

生まれつき腎臓が弱く、結石も出来やすく、心雑音があり、病院通いをしていたヨークシャテリア(犬)が、別の病院で精密検査を受けたところ、先天的の血管奇形が見つかりました。

ワンちゃんは飼い主さんご夫妻が、自分達の健康維持のために買った炭酸温泉に浸けてもらい、体調が整ったので、奇形の血管を正常な状態にするための大手術を受けることができました。

術後は今まで見たこともないぐらい元気に走り回っているとのことで、ワンちゃんも健康になり幸運を得たのですが、この飼い主のママさんも病弱なワンちゃんが元気になり、ワンちゃんの通院や世話が軽減されて心配も無くなり幸運を得たのです。
 
何をするにも自分に元気がないと、困難が乗り越えられないし、次へは進めないのです。

尚、当日は新城三六が家庭で出来る矯正術や手当法を、そして私はプチ運命学講座(人生には転換期がある等)もお話させて頂く予定です。

【日 時】2009年5月17日(日)午後2時00分~4時00分
【会 場】 ホテル・クライトン新大阪・一階・プレノール
【参加費】無料
【要予約】座席数に限りがありますので、先着順にて承ります
【お申し込み先】新城針灸治療院 ☏06-6390-4722
メール kouenkaiアットマークbarba-sachiko.info(講演会@ばーばさちこドットいんふぉ)

座談会発起人・ばーば佐智子(新城佐智子)


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しだれ桃:香雪美術館(スケッチ&コメント)

2009-04-12 09:11:22 | スケッチ


しだれ桃:香雪美術館

江嵜企画代表・Ken



 阪急神戸線「御影駅」から徒歩7~8分のところにある香雪美術館で、5月6日まで日本画家、平山郁夫、特別展ー日本の美を求めてーが開かれている。

 美術館入り口入って手前に、「しだれ桃」、庭奥に、「しだれ桜」が、いま満開だからと、喫茶「いけだ」の馴染客のひとり、ご婦人のKさんから、特別展の招待券をもらい出かけた。実は、美術館近くに住んでいながら、「特別展」が今、開かれていることも、「しだれ桃」が咲いていることも全く知らなかった。

 平山郁夫「特別展」では、本画10点、素描画40点計50点が展示されていた。素描画の方に関心があり、一点一点時間をかけて鑑賞できた。素描画は、師匠の前田青邨を団長とした模写チームの一員として参加された高松塚古墳壁画の男子群像、婦人像部分が特に印象に残った。

 高松塚古墳は、現在の北朝鮮の文化とのつながりを残す貴重な文化遺産である。2点の模写を改めて眺めていると、日本が、古来朝鮮半島と深い絆で結ばれていたことを偲ぶことが出来る。

 平山郁夫画伯は、昭和5年(1930)、広島県の生口島で生まれた。昭和20年(1945)氏が中学3年の時、学徒動員先の広島陸軍兵器支廠で被爆しておられる。奇跡の生還を果たされたが、後に原爆症に悩まされた。
 
 生口島には多くのお寺がある。郁夫少年は、自宅から学校まで、寺々の間を縫うようにして毎日通学した。その時の原風景が後々の氏の画歴に色濃く影響したと解説にあった。法隆寺金堂壁画再現、高松塚壁画模写と続き、仏教伝来の源流を訪ねてアフガニスタンから中央アジアを訪ねている。

 氏の仏教とのかかわりは深く長い。今回展示された素描に多くの社寺仏閣の絵が見られる。風景画も氏の得意とするところである。「佐渡」、「吉備路」、「熊野路」、「奥の細道」、「しまなみ街道」などなどの作品を、会場を訪れた方々が食い入るように鑑賞していた。

 先のKさんからの希望もあり、「しだれ桃」をいれて、香雪美術館風景をスケッチした。(了)

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「鳥はなんでも知っている」、水鳥から学ぼう(学校で教えてくれない経済学)

2009-04-11 16:36:17 | 経済学
 経済学は難しいから嫌いだというひとが日本人に多い。好き嫌いで物事が解決するのであれば、世の中、これほど簡単なことはないと常々思っている。

筆者が水鳥の話をするのも、彼らは、物事は理屈では片付かない、好き嫌いでは生きていけない、諸事、変わるものだということを水鳥は、体のなかに叩き込んでいると思えるからである。

一般論であるが、日本人は、変わらないことを美徳とし、コロコロと風見鶏のように変化することを軽く見る傾向が極めて強い。機を見るに敏であるといわれるひとは、日本では、概して尊敬されない。今回のような「想定外」の事件が次々起こると、打つ手なしになるから怖い。

二ューズウイーク日本版最新号は、キ―ポイントで読み解く「世界経済入門」は、サブプライムローン問題に端を発して起こった世界金融危機を分かり易く解説している。一冊450円である。高いと安いは、人それぞれの判断であるが、日本語で読めるという点だけでもお値打ちだと思う。

ウオールストリートジャーナル(WSJ)紙を日本で店売りで買うと一部500円である。ところがインターネットの年間購読料は13,000円である。英語さえ読めれば実に安い。ただ、日本では情報はタダだと思っているから、WSJ紙記事を紹介しても感謝する人はほとんどいない。

先の二ューズウイーク誌に、「トヨタショック」というタイトルの記事がある。08年3月末に9000人いた「期間従業人」を09年3月末に1/3に減らした。日本の自動車産業は、鉄鋼などのすそ野を含めれば国内で501万人、全就業者の8%を占める。同紙は、逆トヨタショックを待ちたいと書いた。

株価は全てでない。しかし、トヨタの株価は、このところ堅調に推移している。一方、米自動車メーカービッグスリーの株価は全く冴えない。ビッグスリーは、生き残れるかどうかの「瀬戸際にある」と二ューズウイークは書いた。

最近のオバマ大統領の発言が、「ビッグ3は救済する」から「具体的対案を出せ」に変わった。ビッグスリーが潰れても部品メーカー含め自動車産業が残ればいいと言う考え方に変わったとの指摘もある。日本の自動車メーカーは、今、低姿勢であるが、早晩、アメリカでも息を吹き返すだろう。

トヨタは中国向けの輸出が増えているという記事がではじめた。トヨタに限らず、在庫を極端に減らしたために時間の経過とともに品不足を来たすだろうと勝手に想像している。需要が出てくると一端止めた生産は急には回復できない。溶鉱炉もそうだ。化学プラントも同じである。

商売の世界では余り物に値なしという。在庫をかかえていると売り子は落ち着いて売れない。在庫がなくなると、不思議と売り上げは伸びる。在庫の動きが景気回復のバロメーターになる。水鳥に聞けというのは、在庫に対する嗅覚が彼らは研ぎ澄まされているからだ。

在庫減らしが、世界的規模で、極端に進んでいる。極端に進んだことでいえば、世界の金融政策である。ゼロ金利政策は日本の専売特許だった。それが、今、アメリカ、イギリス、EU(欧州共同体)もほぼゼロ金利になった。金利を下げることを「金融」緩和という。資金量を増やす金融政策を、「量的」緩和という。

「量的緩和」は、ゼロ金利同様、日本の専売特許だった。ところが、今では、アメリカも、イギリスもスピード違反、ルール違反で、大量の国債を発行している。「量的」緩和とは、ひらたく言えば、お札をジャブジャブにすることである。米国は3000億ドルの国債を増発して不良債権を買い取る。国債を誰に買わせるか。日本と中国である。背に腹は代えられない。アメリカが中国と日本に猫なで声で擦り寄ってきている。

中国は昨年末時点で7,396億ドル(75兆円)、日本は6,348億ドル(64兆円)の米国債を保有している。米国の国債発行残高3兆ドル(300兆円)のほぼ半分を2国が占める。日本に米国債を買い易くさせるために、1ドル=100円までの円安に動いているのかもしれない。

「星は何でも知っている」という平尾昌晃さんのヒット曲がある。「鳥はなんでも知っている」。アメリカを水鳥と置き換えると分かり易い。アメリカは、日本を組みし易しと思っていることだけは確かである。(了)

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米住宅好転報道を材料に、NYダウ246ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2009-04-10 10:26:49 | 経済学
今朝の日本の新聞に、「NYダウ200ドル以上上昇」と小さな活字で出ていた。下げた時には大きな見出しで騒いでいた。その方が新聞が売れるからだろう。不景気だ、不景気だとマイナスの情報を流す日本のマスコミの体質が一向に改まらないのは困ったことだ。

日本では自国通貨の値打ちが上がる、つまり円高は悪、自国通貨の値打ちが下がる、つまり円安は善との見方を一向に変えようとしない。自分の持ち物の価値が上がることを喜ばないことが、いかにおかしなことだと、なぜ気がつかないのだろうか。

NY株式市場で、金融株が軒並み値上がりして、前日比246ドル高、8,084ドルで取引を終了した。米金融大手のウエルズ・ファーゴが、今年1~3月期の決算で、予想純利益が30億ドル(3000億円)と発表したことがきっかけだ。同社の株価は19.61ドルへ31%値上がりした。

今朝のWSJ紙によると、NYタイムズが、現在、米財務相が実施していう「国有化」の資格試験をである「ストレス・テスト」に19の米金融機関全てが「合格」し、「国有化」の必要がなくなるとの記事を掲載したこともNYダウ急騰を後押ししたと書いていた。

アメリカの金融機関は「国有化(nationalize)」という言葉が大嫌いである。NYタイムズが「国有化」の必要がなくなるとの記事を書いたものだから、ウオール街が有頂天になったに違いない。JPモルガン(19%高)、バンクオブアメリカ(35%高)を代表に、米金融株が軒並み大幅に値上がりした。

先のウエルズ・ファーゴの決算数字の説明の中で、同社の扱う住宅ローン申請件数が1.6倍を記録したというコメントがあった。米FRBは、政策金利をゼロから0.25%まで引き下げた。にもかかわらず30年物の住宅ローンの固定金利は年5.2%を下限にして動かなかった。ところが3月に一気に4.8%台へ急落、住宅ローンの借り換えが爆発的に起こっていると伝えられる。

NHK・BS「おはよう世界」は、3月はじめにABCニュース紹介で取り上げ、ワシントンDC近郊の不動産屋のおばさんが「朝から電話が鳴りっぱなしで、てんてこ舞いよ。」と話していると報道していた。その他の米国の経済ニュースでも、3月の失業率が8.5%を記録するなど悪いニュースが続くなかで、住宅着工申請件数が改善しつつあると既に報道されていた。

お金を返せないと分かっていながら、米金融機関はお金を貸した。巨額の不良債権を発生させた。自業自得である。しかし、結果として世界金融危機まで発展した。住宅という動脈瘤が破裂して発症した病気である。その住宅という患部に変化の兆しが出て来たのであれば世界を巻き込んだ金融危機という病気も回復に向かう可能性があると考えるひとが増えてきつつあるのであろう。

近くの喫茶店でも株の話はタブーである。為替の話などは論外だ。原油はガソリンが上がった時は多少話題に出た。しかし、ガソリンが下がると話に出てこない。店のなじみ客にクリに―ング屋さんのご主人がおられる。ガソリンは下がったが、客足は減ったと毎日難しい顔をしておられる。

難しい顔をしているのはクリーニング屋さんだけではない。今どきニコニコと、ご機嫌な顔をしていると、なにか悪いことでもしているのかと、あらぬ疑いをかけられるのかもしれない。敢えて難しい顔をする。「不景気ですな、不景気ですな」と、相槌を打つ客が圧倒的に多い。日本とはそういう国である。だからマスコミも「不景気だ、不景気だ」と悲観的な記事ばかり流すのであろう。

今朝のWSJ紙は、NYダウは上げたが、米国経済はこの先悪くなると見ているひとが圧倒的に多いと指摘している。実態経済はなにも良くなっていない。金融危機が起こる前までは、「ティファニーで買い物をしていた。そういう人までもウオールマートへ出かけるようになった」と書いた。

二ユーズウイーク日本版(4月15日号)で、「不景気に、節約するともっと不景気になる」と書いている。「スーパーでさえ、安いものを買う。買うつもりだった新車は我慢する。」「お金を借りて収入以上の買い物をすると見られてきた国民が貯蓄を始めた。05~07年でゼロだった貯蓄率が09年1月に5%に達した。余裕のある人はもっと散財してほしい。」と書いた。

おまえはだめだ、おまえはだめだと、親に言われ続けて大人になった人が周りにも結構おられる。桜の花でも「奇麗に咲いてくれたね、ありがとう」といわれると来年もきれいに咲いてくれるという話を先日聞いた。褒められて怒る人はいない。現実の世界は決して甘くないが、今朝のNYダウ246ドル高を素直に歓迎したい。(了)

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甲子園ナイター、4万2,300人、水鳥は「餌場」に集まる(学校で教えてくれない経済学)

2009-04-09 11:14:15 | 経済学
今年のプロ野球は、セパ同時開催、WBCで日本が世界一になったこともあり、例年以上に観客が多いようだ。関西の人気チームの阪神タイガースが、新装なった甲子園球場での初戦をスリル満点の逆転勝ちを収めたが、その余勢をかって、昨日のナイターも四番金本選手の3連続ホームランのおまけ付けで連勝した。

 各球場での観客数が出ている。セントラルリーグでは、横浜16,300人(横浜・巨人)、神宮15,000人(ヤクルト・中日)、甲子園42,300人(広島・阪神)、パシフィックリーグでは、東京ドーム18,800人(日本ハム・ロッテ)、Kスタ宮城13,300人(楽天・ソフトバンク)、西武ドーム10,000人(西武・オリックス)と断トツに甲子園球場の観客数が多いことがわかる。

 「阪神なんば線」が今年3月20日に開通、奈良と神戸が一本の線路でつながったことで、気分的にも甲子園がぐっと近くなったようだ。先日、難波駅の近くの喫茶店で、売り子さんに「お客さん増えた?」と聞いたところ、にこにこしながら「ずいぶん増えました」と正直に答えてくれた。

 経済学というと難しく考えるひとが多い。しかし、客の出入りが多いか少ないかを見るのが一番、手っ取り早い。知らぬ町へ出かけたら、タクシーの運転手とまず話をする。居酒屋では聞かずとも店の活気でだいたい想像がつく。経済学とは、お金をどれだけ落とすかで決まりだが、人が来ない限りどうにもならない。

 今朝のNHK・BS「おはよう世界」で、オバマ大統領がハワイの海岸を散歩している情景を写していた。ハワイを訪れる観光客が2008年で前年比8%減った。特に、ハワイでのコンベンションの開催が、不況の影響で減り、ホテルの空室率が80%近い。それで景気づけにオバマさんを呼んだのであろう。

 オバマ大統領ということでは、2016年の夏のオリンピックはシカゴで決まりだと現地シカゴでは、20年ぶりのアメリカ開催を心待ちにしているという記事が今朝の読売新聞に出ていた。現在、シカゴ、東京、リオデジャネイロ,マドリードの4都市が五輪開催に名乗りを上げている。

 オバマ大統領は、今回ロンドンで開催されたG20でも外交官顔負けのパフォーマンスで辛口のアメリカのマスコミも「合格点」をつけた。先のオリンピック誘致合戦では、必ず出てくるのは、日本では、お金の話である。お金がないシカゴと比べ、日本政府が財政援助を保証したということで、日本は「有利だ」と取らぬ狸の皮算用をしている。

 国際社会では、お金は基本的に重要だ。しかし、開発援助基金にしろ湾岸戦争支援にしろ、出したお金に見合った評価を、日本は受けていない。金さえ払っておけば、相手は尊重するだろうという考えは、日本国内では通用しても世界では効果が薄いことを、一般論だが、日本人は理解していない。

 お金の集まる場所のシンボルのような場所の一つに株式市場がある。4月7日のNY株式市場では、週末の連休を控えて、薄商いの中、NYダウは、前日比47ドル高、7,837ドル、ハイテク株指数のナスダックは29ポイント高、1,590ポイントで取引を終了した。

 この日は小売株、住宅建設株、保険株が相場をリードしたと今朝のWSJ紙は紹介していた。米住宅販売が、住宅ローン固定金利の低下で、厳しい中でも回復の芽が出はじめたことが材料にされた。車の売れ行きは悪い。しかし、住宅市場が、悪いなりに動きが出て来たことが一番大きい。

経済とからだの健康と類似点が多い。人間の体では腸が動き出すと回復の兆しである。先日NHK番組「ためしてガッテン」でも、「腸は第二の脳」と紹介していた。脳の働きが悪くなるとボケに限らず体全体に色々な障害が出てくる。腸は「第二の脳」だから、腸の働きが悪くなると病気になる。

為替市場でもお金の動きを教えてくれる。この日のNY外国為替市場で、ユーロが売られ、一時、1ユーロ=1.31ドル台まで値下がりした。ユーロは、対円でも値下がりし、1ユーロ=131.96円で取引された。円は対ドルで買い戻しが入り、1ドル=99.67円で取引きされた。

欧州経済は米国より悪いことが日本では理解されていない。バルチック海運市況が悪化している。エストニア、ラトビア、リトワニア(バルチック3国)通貨の格付け指数(フィッチレ―テイング)が引き下げられた。ドイツの2月の耐久財受注悪化、輸出が年ベースで23%減少した。

水鳥は「餌場」に集まる。人も水鳥と同じである。「餌場」とは魅力的存在と読み替えることもできる。魅力的存在には人が集まる。人が集まるかどうかは、経済学の基本である。自らが「餌場」であり、魅力ある存在かどうか、胸に手を当てて考えてみることも、時に、必要かもしれない。(了)

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