ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

柿の木:御影中町2丁目交差点(スケッチ&コメント)

2014-11-22 07:44:01 | スケッチ


柿の木:御影中町2丁目交差点

江嵜企画代表・Ken


国道2号線を神戸方面に向かい本住吉神社と東灘警察の間にある
御影中町2丁目交差点を左折すぐのところに柿の木が一本植わっている。
背丈はせいぜい3メートルあるかないかだからつい見過ごしてしまいそうに
なるほどの小さな木である。

 柄の割には毎年、結構、実をつける。交差点の傍を通るたびに、
彼女か彼か知らないが、前々から一度描いて欲しいと云われていた
ことを思い出して、先日鉛筆デッサンした絵を彩色した。実は、
当の柿の木は、どこかのお宅の持ち物だろうが、塀も囲いもない。
勝手にスケッチさせていただいた。

 当の交差点南西の角に1ケ月ほど前までコンビニのローソンが
あった。閉店後ほどなく改装工事がはじまった。スケッチをしていたら、
見ての通り絵を描いているのだが、邪魔だと云わんばかりに工事中の
職人さんから、胡散臭い目で見られた。

 ローソンの後にはセブンイレブンが11月28日目のオープンと
店の前に出ていた。当のコンビニは自宅マンションから徒歩3分の
場所にある。ローソンがなくなって不便だなと思っていた。主は
セブンイレブンに代わるが、同じコンビニと知り内心ほっとしている。(了)

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原油安が変えるパワーバランス、米中浮上、ロシアが沈む:11月20日付ブルームバーグ電子版

2014-11-21 10:18:28 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


『あなたの肥満,腸内細菌の不足が原因かも』のタイトルで11月20日付のWSJ紙電子版にMelindaBack記者が書いていた。同記事によれば「細菌が人間の健康に影響しているという研究が急増している。肥満率上昇の一因は抗生物質使用が増えたため、人間が食べ物を効率よくエネルギーに転換する一助となりうる細菌が減っていることかもしれないということがわかってきた。」「腸内細菌が動物の体重に影響を及ぼすことは数十年前から分かっていた。ニューヨーク大学微生物学者マーティン・ブレーザー氏によると『酪農家たちは1950年代から家畜や家禽を太らせるために抗生物質を与えてきた。少量のペニシリンを4週間マウスに与えるだけで成長してから肥満になることが明らかになった。』と話す。ただ、肥満と細菌の因果関係の研究は今始まったばかりだ。」とMelindaBack記者は書いていた。日本人が同じことを指摘しても相手にしない。ところがアメリカの新聞に出ていたとなるとコロッと見方を変える人が日本人に多いから面白い。今回のWSJ紙電子版の記事に豚や牛を太らせる為に昔から抗生物質を使っていたという話が出ていたことに注目したい。

『原油安が変えるパワーバランス、米中浮上しロシアが沈む』というタイトルで11月20付ブルームバーグニュース電子版にRichMillar記者が書いていた。同記事によると「1980年代後半の原油価格急落はでソビエット連邦が存続するのに必要な収入源の多くを奪い、ソ連崩壊につながった。90年代イラクのサダム・フセイン大統領がクエート侵攻を決定した背景にも原油市場の不調があったと考えられる。」「ロシアはいまも石油市場の軟調に苦しんでいる。イランやヴェネズエラも同様だ。一方アメリカと中国は恩恵を享受している」「サウジアラビアとクエートは市場シエアを奪おうと価格競争を始めた。ロシアの国家予算の半分近くは石油と天然ガスの収入で賄われている。欧米からの経済制裁と原油安の挟み撃ちで、ロシア経済は1964年から82年にかけてブレジネフ時代に匹敵する長期低迷を経験するかもしれない。」「イランでは石油収入が30%落ち込んだとロウハ二大統領が議会で演説した。イランが財政均衡するには採算レベルのバレル143ドルを実現する以外ない」「アメリカは核プログラムでのイランとの交渉、ウクライナをめぐるロシアとの交渉で有利だ。もうひとつの勝利国は中国だ。中国の原油輸入依存率は60%だ。原油安により中国はロシアとの天然ガスパイプライン建設交渉を有利に進めることが出来た。」と書いていた。

20日、NY市場で、欧州の景況感悪化を材料に安くはじまったNYダウは、フィラデルフィア連銀景況感指数の大幅改善、米中古住宅販売高が予想を上まわったと伝えられて持ち直し、前日比33ドル高、17,719ドルで取引を終えた。10年物米債券の利回りは2.338%へ低下、NY外国為替市場では、1ドル=118.25~28円、1ユーロ=148.31~37円で取引された。NY原油(WTI)は小幅高バレル75.58ドル、NY金は小幅安オンス1,190.70ドルで取引された。OPEC総会で減産合意が不調に終わればバレル65ドルとの観測が出てきた。

2015年は良きにしろ悪きにしろ原油安が世界の政治経済のキーワードになりそうだ。(了)


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日本はリセッション[景気後退]入り、しかも増税先送りで、円は買えない、NYで一時、1ドル=118.70円

2014-11-20 09:54:54 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米FOMC(10月27,28日開催)議事録発表後、株反落、国債下げ(利回り上昇)、NY為替市場ではドル高円安が進み一時1ドル=118.70円を付けたと19日付WSJ電子版が伝えた。19日付ブルームバーグ電子版はFOMC議事録に「多くの参加者は、FOMCは、中長期のインフレ期待が下方にシフトする可能性があることを示す兆候に注意を払うべきだと表明した。」と書き「インフレ期待がしっかり抑えられた環境の中で、人的資源のたるみ(sluck)が減り、インフレ率は目標の2%に戻ると引き続き予想した」と書いたと伝えた。また議事録には「欧州、中国、日本で下振れリスクが高まった。国外の経済・金融情勢が一段と悪化した場合、中期的な米経済成長は現在の予想より減速する可能性があるとの認識を示した」と書いたと伝えた。19日NY市場では、NYダウは前日比2ドル安、17,685ドル、10年債利回りは2.358%へ上昇、為替市場では1ドル=117.99~118.01円、1ドル=148.05~16円で取引を終えた。NY原油(WTI)はほぼ横ばいのバレル74.58ドル、NY金は小幅安のオンス1,193.60ドルで取引を終えた。原油、ガソリン安は米年末商戦にプラスだ。

19日付のブルームバーグ電子版は「欧州は日本から学ばないとよりひどい苦境に追い込まれる」とMohaedA.El-El-Erian記者が書いた。同記事によれば「アメリカのエコノミストは自信たっぷりに、日本政府に景気低迷からの脱却の方法を説いた。ところが、欧米が08年の金融危機後の低迷からいまだに抜け出していない。今回また一つ教訓を日本が示してくれた。日本が7~9月にマイナス成長となり、リセッションに逆戻りした。日本は増税を先送りした。景気の弱さが長引く国が、政府債務増大を抑えるなどの複数の目標を追求するときにおこる混乱を反映している。日本は経済の奥深く根付いた成長を抑える要因を取り除くことがいかに難しいかを示した。」と書いていた。欧米のメディアの論調の中に「日本がリセッションに逆戻りした。」という表現がいたるところに出てくる。日本に住んでいると気づかない。しかし、欧米から見ると、どうしても、円は買えないとなるのだろう。

一方、日本政府観光局は19日、2014年1~10月に日本を訪れた外国人旅行者数(推計)が前年同期比27.1%増、1,100万9,000人に達したと発表した。トップは台湾で26.4%増、238万1,200人、2位韓国、6.8%増、224万5,400人、3位中国、80.3%増、201万1,800人とあった。中国CCTVの19日昼の放送で日本を訪れる観光客が急増している。日本は食べ物がおいしい。空気がきれいだなどと語る中国人の声を紹介する一方、円安が20%進み日本向けの輸出に急ブレーキがかかっている。この先商売できないという不平も併せ紹介していた。京都四条河原町界隈を歩くとどこの国かと見まがうほどに外国人で溢れている。大阪でも近鉄、阪神、地下鉄が乗り合う難波駅の混雑ぶりは息苦しいほどである。日本画教室のある大阪日本橋には電気街がある。早朝から大型バスが列をなして並ぶ。免税店には長蛇の列だ。19日NYでドル買い円売りが一段と進んだ。外国人観光客はさらに増えそうだ。

原油、ガソリン、灯油安も冬場に向けて家計への一幅の清涼剤になるかもしれない。(了)

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ドイツ景況感改善、ドル、ユーロ共に買われ、一時、1ドル=117円、1ユーロ=146円、

2014-11-19 11:52:32 | 経済学
NYダウ40ドル高、新高値更新(学校で教えてくれない経済学)


ドイツの11月の景況感を示すZEW指数が前月のマイナス3.6から11カ月ぶりの11.5へ改善した。これはドイツの7~9月のGDPが前期比0.1%増へマイナスから改善したためだと18日付のブルームバーグ電子版が伝えた。しかし、ZEW(欧州経済センター)エコノミスト、ライファイゼン・シュバイツ氏は「11月の現状指数は3.3と前月の3.2からほとんど改善していない。ファンダメンタルズからすればドイツの経済活動のスピードは上がらない。」と話している。一方、同日付のブルームバーグは、「安倍首相、衆議院を解散、消費税は1年半延期、12月14日選挙、日本の7~9月のGDPは1.6%減,2期連続で減少、日本はリセッションに入った。」と伝えた。米10年債利回りは2.317%へ下落したが、NY外国為替市場ではドル、ユーロ共に買われ、1ドル=116.91円、1ユーロ=146.52円で取引された。一方、NY原油(WTI)は続落、バレル74.61ドル、NY金はオンス1,196.70ドルへ上げて取引を終えた。19日朝放送のCNBCテレビは原油75ドル割れと繰り返していた。

NHK/BS「ワールドニュース」を見ることから1日が始まる。19日朝放送のシンガポールCNAは「インド、モディ首相はインド首相として28年ぶりオーストラリアを訪問、豪議会で対オーストラリア貿易を拡大すると演説した。インドは豪州にとって5番目の貿易相手国、対中国の貿易額の10%に過ぎない。」と伝えた。豪ABCは「豪議会でインドモディ首相は演説『これからは違います。インドはオーストラリアを考えの中心に据えます。』と話した。インド、オーストラリアのあいだで過去10年できなかった経済連携協定を締結した。両国の貿易拡大は加速しそうだ、」と解説していた。インドNDTVは「モディ首相は『オーストラリアは単なる外国ではない。インドにとって中心的存在だ。』と語った。アボット首相は『ウランをインドに輸出する。インドを年一回定期的訪問が決まった。両国は経済問題のみならずテロ対策、海洋問題など共通課題が多い。』と語った。」と伝えていた。

英BBCは「英国議会で移民問題が争点となっている。現在3ケ月の移民手当を2年とすることに労働党は反対だ。仕事を求めて移民がどんどん増えていく。財政問題と移民増加。難しい課題だ。」と紹介していた。ドイツZDFは「パレスチナ人がユダヤ人4人を刃物で殺害、犯人はその場で射殺される事件が起こった」と伝えたあと「スタインマイヤー外相は、ラブロフ外相と会談、ウクライナ問題解決に向けて協議「ミンスク合意」を尊重することで合意した。スタインマイヤー外相はポロシェンコ、ウクライナ大統領と会談した。」と伝えた。ロシアRTRは「ラブロフ外相はスタインマイヤー外相と会談、「ミンスク合意」を確認した。」と伝えた後「プーチン大統領は経済フオーラムでのパネルディスカッションで『ルーブルは変動相場制へ移行した。市場の動きでルーブルは動く。極めて理にかなったことだ。西欧はロシア制裁を実施した。その結果、ロシアの国内産業が再評価された。ルーブルを使えば何の問題も起こらない。』と語った。中国と天然ガス長期供給で締結した。」と伝えた。

近着ニューズウイーク誌は「プーチンは欧州より中国に期待、危険な妄想だ」と書いた。(了)

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ウクライナ東部分離独立を打ち負かそうとする行動は許せない(プーチン語る)

2014-11-18 13:57:05 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


プーチン、ロシア大統領が「ウクライナ東部の分離独立主義者が打ち負かされるような事態は容認できない」とドイツテレビ局ARDに語ったあとウクライナ国債が売られ、利回りが18.39%へ急騰した。ウクライナ通貨フリブナは年初から47%下落した。通貨下落で食料品中心に物価は2~3倍と17日付のブルームバーグが書いた。ドイツZDFは「メルケル首相はロシアはウクライナ東部の安定を脅かしていると警告した」と伝えた。ブルームバーグは「メルケル首相はロシアへの制裁は継続すると17日からブリユッセルで始まったEU外相理事会で発言した。EUによれば親ロシア派分離主義者が制裁リストに追加される公算が大きい。」と書いた。18日朝放送のロシアRTRは「ウクライナ東部ドネツク共和国では年金引き出しができなくなることを恐れて銀行に長蛇の列ができた。経済封鎖の対象が軍事的施設以外に及んできた。」と放送していた。西欧によるロシア制裁に広がりが出てくる。ウクライナとの絡みで新たにプーチンリスクを念頭に置いておく必要が出てきたようだ。

シンガポールCNAは「10年間交渉を続けてきた豪州と中国とのFTA自由貿易協定に習アボット首脳が覚書に署名した。中国が豪州に市場解放し95%の品目の関税がゼロとなる。」と伝えた。豪ABCは「習中国主席は交渉妥結で中国は豪州から石炭など資源の99.9%を
関税ゼロで輸入できる。ワインは25%安く買えるようになる。」と話した。アボット首相は「中国は大国であることを自ら示した。」と話した」と伝えた。豪中FTA合意は、豪州と密接な関係にある日本にも即影響が出て来るだろう。

日本の7~9月GDPが2期連続でマイナス成長との発表を受けて日経ダウは500円以上急落した。18日朝放送の英BBCは『カメロン首相は英国の経済指標はこのところ堅調だ。しかし、日本はリセッションに入った。油断することなく緊縮財政を断固継続すると語った。一方、労働党は保守党の責任逃れだと激しく非難した。』と解説していた。日本のGDPマイナス報道はNY株式市場にも重しとなったと17日付のWSJ紙は書いた。NYダウはほぼ横ばいの14ドル高、17,647ドルで取引を終えた。日本のリセッション入りで日本での原油需要が落ち込むのみ思惑からバレル75.64ドルへ値下がりした。ドルが買われ1ドル=116.64円、1ユーロ=145.19円で取引された。NY金は小幅安オンス1,183ドルだった。

17日付のWSJ紙電子版は「日本のDDP7~9月期からわかること5つ」と題して①日本は一般的定義で「景気後退」、②消費再増税の延期に備えよ、③日本の消費者はまだ増税と苦闘中、④輸出の伸びは景気けん引に不十分、⑤マイナス成長の最大の要因は起業在庫の減少と書いた。WSJ紙は民間需要の低迷に直面し、日本企業は生産を減らすことで在庫の増加を抑えた。しかし、需要が盛り返せば、企業はすぐに増産に転じる可能性がある。消費者が増税に対応できていないのは賃金が延びず実質所得減少が理由だと分析していた。

日本発ニュースがこれほど大きく取り上げられることは珍しい。特に株価に影響した。(了)

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来年の干支は末(羊)(スケッチ&コメント)

2014-11-17 08:14:58 | スケッチ


来年の干支は末(羊)

江嵜企画代表・Ken


来年の干支は「末」。「末」は羊。年末が近づくと日本画家、猪熊佳子先生が来年の
干支を色紙に描くお手本を用意して下さる。生徒は先生の絵をモデルに描く。

 面白いことに、先生の同じ手本を見ながら描いているが、生徒それぞれで出来上がりが微妙に違う。機械なら寸分違わず仕上げるだろうが、同じ人間が描いても一枚一枚違う。

 絵には人間の味が正直に出ると前々から思っている。その時々の健康状態、気分によっても出来上がりが違うから怖い。心理学者が絵を描かせて性格判断に使う話はよく知られている。

 ヤフーのブログで「末」の干支の由来を調べた。「末」は字義が「味(み;「あじ」)であり草木の果実がいよいよ熟し、ちょうど滋養あふれた状態になることをさしている。後で「羊」の字が当てられた。羊編の漢字では一番に「群」。「美しい」という文字は羊の群れから来た。

 群れを成す羊は、家族の安泰を意味する。ひつじ年の人は財を成す方が多いとされる。未年の人の性格は穏やかで人情家である。頑固ともいえる芯の強いところもある。おとなしそうに見えるがファイトがあるとされるとあった。

 2015年が干支どおりに実り多き年になってほしい。(了)

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韓・中・日3国首脳会議が本格化しそうだと15日朝放送の韓国KBSが伝えた、様変わりである、

2014-11-15 10:59:48 | 経済学
NYダウは様子見、NY為替、一時1ドル=116.80円(学校で教えてくれない経済学)


「健康的な食事にこだわり過ぎて病気になる。『純粋な』あるいは『クリーンな』食事を食べたい願望が脅迫観念になってしまい、不健康な状態になってしまう『オルトレキシア』症状の人が増えている」と11月12日付のWSJ電子版にRumathiReddy記者がレポートしていた。『人々は健康のための選択に厳しくなりすぎて、必要な栄養を摂取していない』という。ウイスコンシン大学医学・公衆衛生大学病院のデビッド・レイケル統合医学部長は「食べ物アレルギーやそれに関連する病気になった患者の10~15%が特定の食品に対して不健康な恐怖心を抱くようになると考える。ロサンゼルスに住むジョーダン・ヤンガーさん(24)は「朝目覚めると、今日は何を食べようかと考えてパニックになった。」「自分でもこれは不健康だと気づくほど健康な生活を送ることに夢中になっていた。」「さまざまな理論を聞くと、食べるのが本当に難しくなり、本来は楽しむべき食生活がとてつもなく不安なことに覚えてしまう。」と話していると紹介していた。

経済関係のニュースでは、7~9月のユーロ圏18ケ国GDP実質国内生産値が0.2%増、4~6月期ゼロ成長だったが0.1%増へ上方修正された。フランスが0.3%増、ドイツが0.1%増などとEU統計局が14日発表した。15日朝放送のフランスF2は『手放しで喜べない』とクギをさした。フランスでは中小企業の一部で新規採用を増やす動きが見られる。一部の工場に控えていた手持ち在庫を増やす動きが見られる。しかし、2008年から6年間でフランスのGDPは1%増えただけだ。その間フランスの人口は増えた。一人当たりではGDPは減った。ユーロが対ドルで10%安くなってその恩恵を受けただけだが、これはよい材料だ。期待したい。」とフランスF2は結んだ。ドイツ経済がヨーロッパ経済を引っ張ってきた。同時に発表されたEUの同期間のGDPは0.3%増加した。英国が0.7%増加したことが影響した。イタリアは二期連続でマイナス成長だった。ドイツにエンジンがかからないとヨーロッパの景気回復は長引くかもしれない。

韓国KBSがG20開催国オーストラリアからの特派員報告として韓・中・日3国首脳会議が本格化しそうだと伝えた。韓国と中国は共に日本との間に歴史問題を抱えているとして中国外務省コーライ報道官が「歴史問題で日本が誠意を見せることが最重要だ」と語ったと紹介した。アセアンプラス3の会合で安倍首相と朴大統領が笑顔で言葉を交わす映像をワンカットいれた。個人的な印象だが、余りの変わり様にオャッと思った。しかし、韓国メディアはそれ以上に戸惑っているようにニュースの流し方を見て感じた。APECで習主席が安倍首相と笑顔なしとはいえ握手した。朴大統領にインパクトを与えたのかもしれない。

14日、NY市場では米小売り、ミシガン消費者信頼感指数堅調も過去最高値更新したことで利益確定売りが出て、NYダウは18ドル安、17,634ドルで取引を終えた。10年物米国債利回りは2.319%へ下落もドルが買われ、1ドル=116.27円、1ユーロ=145.60円、一方NY原油(WTI)がバレル75.82ドル、NY金はオンス1,185.00ドルへ共に反発した。(了)

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原油相場,ブレント,バレル77ドル、WTI74ドルへ急落、新たな世界の不安定要因か

2014-11-14 12:18:04 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「アメリカの若い世代がマイナスの貯蓄にあえいでいる」と書いた11月9日付のWSJ紙の記事をWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏が14日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界の視点」で紹介していた。同記事によれば、1980~2000年前半に生まれた俗にミネリアル世代と呼ばれる35歳以下の年代の貯蓄率がマイナス2%一方、35~44歳世代はプラス2.6%、45~54歳が5.7%,55歳以上はプラス13%である。少なくとも現時点では、アメリカ経済は全体としては良好な状態を維持している。しかし、少し先のことを考えれば、個人消費の減少、ひいてはアメリカ経済全体にもマイナスの影響が出てくると指摘していると紹介していた。アメリカでは学生ローンの返済できない学生が増えていると先日のWSJ紙の記事にあった。米失業率は全体としては改善しているが給与は増えない。雇用が増えてもパート勤務の増加による。それが賃金増加に繋がらない。若者が貯蓄できない背景なのだろう。

目先の動きとしては、13日のNY市場は、NYダウは前日比40ドル高、17,652ドルで取引を終えた。13日付のブルームバーグ電子版によると、米企業決算や企業買収のニュースが支援した。一方石油相場大幅下落でエネルギー株は安かったと書いた。13日NY原油市場ではブレント油、ガソリン向けが多いWTIともに大幅値下がりした。重質油ブレントオイルはバレル77ドル台へ4% 強急落、WTIは3%弱安のバレル74.21ドルで取引を終えた。NY金はオンス1,161.10ドルと小幅戻した。10年物米国債利回りは2.345%と横ばい、NY為替市場では、1ドル=115.79~81円、1ユーロ=144.46~51円で取引された。NHK/BS「キャッチ!世界の情報」(経済情報)出演の大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、シュナイダー恵子氏は「ウォルマート株が業績好調をはやして4%高を材料にNYダウは一時
90ドル上げる場面もあった。その後原油相場が急落から上げ幅を縮めた。原油(WTI)相場がバレル103ドルを今年ピークに下げ止まらない。欧州、中国の経済減速で石油需要の落ち込みとOPEC内部で減産合意できないことが影響している」などと解説していた。

13日付のブルームバーグ電子版でブラジル株、ボベスパが、原油相場が4年ぶりの安値を付け、ブラジル石油公社、ペトロブラス株はじめエネルギー株が売られ、前日の2.1%安についでこの日は3.6%下げた。「ブラジル経済は原油価格に大きく影響される。埋蔵量も豊富で、原油相場の下げはブラジル経済の不安材料だ。」との一部専門家の見方を紹介していた。ブラジル通貨レアルは、0.8%安の1ドル=2.5888レアルで取引された。世界トップのサウジアラビアと肩を並べるロシアもこのところの原油急落は厳しい。ロシアの株価も1,492ポイントへ値下がりした。変動相場制に移行したルーブルも効き目なく下落した。原油相場の余りに急激な値下がりは、原油消費国には朗報だが、国家収入の過半を依存する産油国財政を直撃する。ロシアなど非産油国が世界の新たな不安材料になる可能性があり要注意だ。

14日朝放送の韓国KBSが「13日開かれたアセアンプラス3(中日韓)の会合で安倍首相とパク大統領が隣席で長時間話を交わした。」と驚きの雰囲気でテレビ映像を流していた。(了)

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伎楽面『酔胡従」:第66回正倉院展(スケッチ&コメント)

2014-11-14 04:09:49 | スケッチ


伎楽面『酔胡従」:第66回正倉院展

江嵜企画代表・Ken


第66回正倉院展最終日の11月12日、午後、奈良国立博物館を訪れた。近鉄奈良駅からゆっくりとしたのぼり、徒歩約1キロのところにある。入り口での入場制限で20分歩待った。大変な人気である。

 お目当ては、脱落していた鼻と右耳の修復を終え、初出展された伎楽面(ぎがくめん)「酔胡従(すいこじゅう)」だった。会場で他人目もいとわず夢中でスケッチした。 

 今年の正倉院展は天皇皇后両陛下傘寿記念で、例年により会期を3日間延長、最終日のこの日はありがたいことに無料、読売新聞によれば会期20日間で26万9,348人が入場した。第1回からの総入場者数が900万を超えたそうだ。

 天平美人を描いた「鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)」や、ガラス製の水差し「白瑠璃瓶(はくるりへい)」に人気が集中、大勢の人が殺到していた。お蔭でゆっくりと「伎楽面」を鑑賞できたのは幸いだった。

 10月25日付の読売朝刊によれば、「酔胡従」とは酒に酔った異国人を誇張した面とあった。面は桐製、縦29.8センチ、横21.8センチ、奥行き23.8センチ、2012年度の修復で、保存されていた鼻と右耳が接合された。

 伎楽は、中国から伝わった古代の仮面舞踊劇。「酔胡従」のモデルは、5~8世紀に中央アジアで栄え、交易商人としてシルクロードを往来したイラン系のソグド人とされると記事にあった。スケッチしていると千数百年の時空を超えて当時の息遣いまでが伝わってくるようで正直興奮した。

 阪神なんば線が3年前に神戸三宮と大阪なんば間に開通した。快速急行が20分に一本報復している。阪神なんば線に乗れば、難波経由で乗り換えなしに奈良に着く。神戸の住人にとっても奈良がより身近に感じられるようになった。


 阪神なんば線は、今や阪神電鉄のドル箱路線に変貌していると伝えられる。三宮と伊勢の間をお伊勢さん初詣の特別列車が用意されていると、阪神の車内吊り広告に出ていた。大勢のお伊勢さんの参拝客が阪神なんば線を利用するだろう。

 奈良に限らず、京都を筆頭にして、関西は文化財の宝庫である。観光立国日本を代表する関西に一人でも多くの観光客が訪れることを期待したい。(了)

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米中会談で地球温暖化防止で一歩前進、人権問題では進展なし、米ガソリン店頭売りガロン2.9ドル割れ、

2014-11-13 10:33:11 | 経済学
個人消費支える(学校で教えてくれない経済学)


米中関係があわや暗転するかと思われる場面がオバマ大統領、習国家主席との米中首脳会談後の記者会見の場で見られたと13日朝放送の米ABCがテレビ画面で生々しく伝えた。NYタイムズ記者が香港デモについて質問した。習主席は直後、質問を無視した。オバマ大統領はあっけにとられ、一瞬肩をすくめた。暫時あって習主席は「香港の問題は中国の国内問題である。アメリカの介入は容認できない。内政干渉だ。デモグループは中国の法律に従わず行動している。」と記者に答えた、と米ABCは放送を結んだ。今回の米中首脳会談では温暖化防止に向けてアメリカはCO2排出量を2025年に向けて基準年2005年比26~28%削減する。一方、中国は2030年に向けてCO2を削減すると期限を初めて明示した。

13日朝放送のフランスF2は「米中2国で世界のCO2の40%を排出している。欧州は11.3%だ。米中2国が温暖化防止に向けて具体的に目標を決めたことは米中関係改善の大きな一歩である。一方、香港問題など人権問題では中国の歩み寄りはなかった。」と総括した。フランスF2は今回の中国がCO2排出量削減に期限を設けた背景として「中国が今回折れたのは外国人、中国人を問わず北京などの都市での汚染の深刻化で中国脱出の動きが加速化していることが挙げられる。」と指摘していた。シンガポールCNAは「任期残り2年のオバマ大統領は歴史に残る大統領として何が出来るかで腐心している。今回の温暖化防止に向けての米中での合意は多少効果があるかもしれない。」と解説した。

英BBC,フランスF2は「火星と木星の間にある彗星の核に10年前に打ち上げられた探査機ロゼッタが着陸した。太陽系誕生、生命の起源に関する新たな情報が期待できると関係者は歓声を上げた。」と伝えた。ドイツZDFは「ロゼッタから足が出ないトラブルが発生した。今後の成り行きを固唾を飲んで見守っている。」と伝えた。英BBCは欧州銀行6行が外国為替を左右するライボー金利不正に関与していた事件で26億ポンド(約5千億円)の罰金刑が言い渡された。外国為替市場では一日3.3兆英ポンド(約590兆円)が取引きされている。専門家のひとりが「子供が大物のふりをしていたことが暴露された。」と話す様子を映していた。スペインTVEは「ラホイ首相はカタル―ニア州独立を決める選挙には10人に2人が投票を拒否した。スペイン政府は憲法の枠組みの中で行われる行動は賛成だ。法律に違反する行為は一切認められない。今回のカタル―ニア独立派グループは完全な失敗に終わった。」と演説する様子をテレビに映していた。

12日のNY市場はウクライナへのロシア軍進撃などウクライナ情勢の悪化が伝えられたことと原油相場の下落が止まらずシエールガス開発に影響が出てきた。エネルギー株の値下がりでNYダウは横ばい前日比2ドル安、17,612ドルで取引を終えた。10年物米国債利回りは2.373%と小幅上昇、NY為替市場は乱高下したが、1ドル=115.53円、1ユーロ=143.63円で取引された。NY原油(WTI)はバレル77.18ドル、NY金はⅠ,158.90ドルと続落。米スタンド売りガソリンがガロン2.9ドルへ下がり個人消費を支えるとの観測が多い。(了)

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