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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

考察(いい男でもフラれる理由)

2010-02-21 10:00:16 | 女の子
 
 木曜夜のTBS系列『テイク・ミー・アウト』を、時々見ている。
 知らない人のためにちょっとだけ説明すると、1人の男に対し、30人の若い女性が品定めをするというもの。最初は女性に選ぶ権利があり、付き合いたくないと思えばボタンを押し、自分の前のランプを消していく。

 第一印象というのか、男をひと目見ただけで消す女性が結構多い。あとから出てくる男のプロフィールで、会社社長とかカリスマ美容師とかあるんで、そんなに早く消さなくてもいいのに、と思うのだが。
 なかなかいい男なのに、どう見ても不美人(失礼!)な女性が早々とライトを消す場合もよくある。逆の場合、いい女なら、自分の容姿はともかくできるだけ可能性を残しておこうというのが男の心理なのだが、女はそうではないらしい。

 前置き長くなった。きょうはこの件についての考察を。少々ナマナマしくなるが、ご容赦あれ。

 確か『世界一受けたい授業』だったと思うが、男のシャツのにおいを女性陣が嗅いで、心地よければ遺伝的に相性がいい、というような実験をやっていた。
 子孫繁栄のため、男はやみくもに「種を植える」行為をとる一方、女は良い子孫を残すよう、男(の遺伝子)を取捨選択するようになっている。量か質か、といったところだが、そりゃ女にとっては、自分の腹を痛めてまで産むのであるから、できるだけ「良質な子供」を作りたい。言い換えると、なるべくバラエティに富んだ遺伝子の組み合わせとなるよう、充分吟味するようになっているらしい。(うまく出来ているものだ)
 だから遺伝的に合わなければ、どんなにいい男・イケメンであっても拒否することになる。よく「生理的に受け付けない」という言い方を女はするが、そんなところから来ているようだ。
 ついでながら、年頃の女の子が父親を毛嫌いするのも、同じ理由から。近親相姦とならないよう、これまたうまく出来ている。

 最近読んだ渡辺淳一『欲情の作法』にも、だから男は振られるものだ、といったことが書いてあった。男は手当たり次第に行くものだが、体の中にモノを入れられる女性の身としては、当たり前と言えば当たり前か。
 この本、タイトルから来るイメージとは違って、とてもいい恋愛指南書となっている。男女限らず、是非読んでもらいたいものだ。

 『テイク・ミー・アウト』でも、男の体臭を嗅がせてみたら、また違った結果になるだろうと思っているところ。

 〔写真は、Wikipanda「ジェンダー」より勝手ながら引用〕


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