「命に関わる危険な暑さ」なんて表現が出て来るとは思わなかったが、ここのとこ天気にまつわるニュースでは常套句となってしまった。ここ静岡でもそこそこ気温高く、埼玉県熊谷市では7月23日に41.1℃とな。
(南国・宮崎出身の僕は暑さには強いものの、横ではカミさんがしきりに「あっつい!」とボヤいている)
さてこの暑さ、地球温暖化の影響なのだろうし、その原因としてはやはり、温室効果ガスである二酸化炭素の増加なのだろう。そしてその増加をもたらしたのは僕ら人間。
地球の恩恵とはいえ、石炭・石油を燃やし、二酸化炭素を増やしている。快適な生活のため。
一人一人の責任はごくごく小さいのかもしれないが、これってきっと、あの世に行く前に閻魔様から問われることだろう(世の中の大きな流れとして、許してもらえるのかどうか)。僕なら僕なりに、何かできることはなかったのか。せめて冷暖房の温度設定を控え目にするとか、クルマをできるだけ使わないようにするとか。
あるいは、無用な殺生はしないとかゴミを拾うとか人の嫌がることをしないとか困っている人を助けるとか寄付をするとかして、〈マイナスポイント〉を極力減らすべきなのかも。
同じことは戦争の前にも言える。その時代に存在していなかった人はもちろん何もできないが、“同席”していれば何かできたろうか。
いや、少なくともコトが起きる前に生きていれば、文章を残すなり子孫に伝えるなりの手立てはあっただろう。
話戻って。
一方、もっと暑く/熱くなった地球に住まざるを得ない未来人(や未来の動植物)は、今の時点では何もできない。一番被害を受けるはずだし、何ともかわいそう/気の毒としか言いようがない。
僕らは子孫に謝らなければならないのかもしれない。ありきたりながら、彼らの身になって考えてみるしか…。