思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

子どもと一緒に勉強することは楽しいことーそれ以上の教育はどこにもありません。

2005-12-24 | 教育

ほんらい知ること・学ぶことは楽しいことです。
受験とか試験を念頭におかず、意味をつかむことー納得をつくることを第一に考えて下さい。ほんらいの知とは、心身全体で五感を使って会得するものなのです。
知るとはクイズの知や丸暗記の知ではなく、体験と結びつけて感じ知ること、意味を了解すること、自分の頭を悩ませて考えることなのです。

保護者の方や教師の方は、ゆっくり「思い」をこめ、「情景」を思い浮かべながら国語の教科書を読んであげて下さい。ところどころ分かりにくい言葉には、即興でいいですから例を挙げて簡単に説明を加えて(イメージが伝わればよいので不正確でもかまいません)音読をしてみてください。なかなか楽しい作業ですよ。時間は10分か15分でいいのです。

算数の計算を教えながら一緒にやってみてください。ボケ防止にもなり一石二鳥です。一緒に「ヨウイ・ドン」は面白いですよ。それらは何よりも心の通い合いを生み、心の教育になるのです。何かを一緒に学びながらの対話こそが心を育てるのです。保守主義の「愚かな頭」のおじさんー文教族や保守的な評論家ら国家主義者のいう「心の教育」などは、真っ赤なウソです。心だけに特定した教育などは不可能で、それをやるなるイデオロギーを注入する「洗脳教育」にしかなりません。

いっしょに教科書を中心に、ゆっくり(時間ではなく気持ちのこと)勉強を楽しいで下さい。何より情緒が安定し、人間的に通い合う心が生まれ、面倒見のよい人間に育ちます。もちろん勉強ができるようになります。おかしな情報、金儲けの受験塾産業に騙されていては、永久に不幸です。親は勉強が苦手でもいいのです。一緒に一から学び直す気持ちでやれば、子どもとの関係はとても優しく柔らかなものになります。それ以上の教育はどこにもにありません。

子育て、教育のデタラメな「構造計算」―馬鹿げたイデオロギーから解放されないと、一人ひとりの人生に幸福がくることはけっしてないでしょう。せいぜい他人に「勝つ」一時的快感をつなぐあわれな人間になれる!?だけです。

私の考え―方法を守り、実践すれば、皆ハッピーになります。29年間、「ミニ奇跡」を数え切れぬほど起こしてきましたが、その原理は簡単です。あわてず騒がず、上記の原理・原則を愚直に実行すればいいだけです。私はそのためのサポーター、アドバイザーを続けてきました。

武田康弘




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