思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

民主的人間になり、民主主義社会をつくるには、

2009-08-08 | 恋知(哲学)

民主的人間になり、民主主義社会をつくるためには、
小学生からの順を踏んだ【自問自答と自由対話】の授業=練習が不可欠です。
それがないと、「私」にとっても「公共」にとっても一番大切な、なにがほんとうなのか?どう考えるのが妥当なのか?を思案し、対話する能力が鍛えらないからです。
家庭と学校で、大元に戻して考え・話す「哲学」の実践をしないと、議論を避けるか、または「ディベート」という勝ち負けのゲームに陥るほかありません。
ちなみに、ソフィストたちのディベート(言語勝負・言語技術)を徹底的に批判したところに生まれたのがソクラテスの問答法=哲学なのです。

「自問自答と自由対話」により、幼いころから「自己決定」(=自由と責任)する鍛練をしなければ、民主主義社会をつくることはできませんし、その鍛練が人間を民主的な存在にしていくわけです。厳しく批判し合いながらも、相手の存在価値を認め合うという≪民主主義の倫理≫は、その鍛練から生まれるのです。


武田康弘
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