思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

東京の電力は福島でー「我欲」の石原さん、原発は東京都に造って下さい。

2011-04-09 | 社会批評

数々の侮蔑用語、差別用語を連発してきた政治家として世界的に有名な石原都知事は、挑発の名手でもあり、
最近では、テレビで、「菅とか仙石とか輿石なにがしとかの極左が・・」と政府要人を極左!と断じています。
「かつて三木武夫というバカみたいな総理大臣がいて、武器輸出の禁止を決めてしまった。」と、みなバカ呼ばわりです。

いくらでも出てくる石原さんですが、

82年の選挙運動中には、対立する同じ自民党候補であった故・新井将敬氏のポスターに「’66年北朝鮮より帰化」というシール3000枚を張って回り、第一秘書が現行犯逮捕されました。その手法は、エゲツナイとしか言いようがりません。

かつての都知事選では、対立する女性候補を念頭に、「文明がもたらした最も悪しき有害なものはババァなんだそうだ。女が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪。男は80、90才でも生殖能力があるけど、女は閉経してしまったら子供を生む力はない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害。」と言いました。

キリがないのでやめましょう。

また、彼は、自分の気に食わない人を権力を用いてパージする独裁者のような気質の人としても知られます。
最近では、日本人の「我欲」を抑える必要を強調し、「戦争の時はみな自分を抑えこらえた。あの時の日本人は美しい」と発言し、ウヨク的な「社会化教科書」を都立高校で採用するように働きかけ、職員会議では教師の発言の自由を禁止しました。戦前の「国家主義」への憧憬をますます強めています。

とにかく、とっても偉そうに人を見下す態度は、とても民主国家の政治家とは思えませんが、なぜだか、とても人気があります(笑)。ヒステリックで強権的、その実、根は小心。こういう人を支持する東京都民の心理とはどういうものなのでしょうか?どうやら、また都知事になりそうです。なんと四選!

数日前も「花見を自粛すべし!」。そんなことを言う資格を誰にもらったのか?不思議な言動ですが、上野公園をはじめ、都立公園では、ガードマンを出して、盛り上がり過ぎている団体には自粛を促すというのですから、穏やかではありません。被災地の人たちも「自粛はかえって迷惑」と言っているのにです。

原発も必要だと発言しましたが、そんなに必要ならば、福島県ではなくて、どうぞ、東京都に建造してください。東京で使う電力を福島の原発で賄うのですか?そういうのをエゴイズム=「我欲」と言うのですよ、石原さん。


武田康弘(千代田区出身の元都民)


コメント (1)
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