参議院の「行政監視委員会」(立法府である国会から行政機関に対する監視を行う)は、2月14日に村木さんの冤罪事件を引き起こした大阪地方検察庁と、村木さんが無実の罪で取り調べを受けた大阪拘置所を視察しました。
その結果、「大阪地検の問題は、検察全体の構造上の問題として、行政監視委員会において行政の組織・人事の観点から継続的に調査を行う必要性を認識いたしました」(大島九州男・行政監視委会筆頭理事)と結論されました。
そこで、4月18日(月)に、参議院で、村木厚子さん(元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長)の参考人質疑が行われたのです。クリックで全文を見ることができます。
お読み頂ければお分かりになりますが、村木さんの証言において、検察庁の重大な構造的問題が浮かび上がりました。
大島筆頭理事は、最後に「行政監視委員が最高検察庁に行き、検事総長のお話を聞かせていただきたいという希望を持っています」と述べています。
武田康弘