思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

おどけ・ふざけ・悪さが大切。 子育て・教育の原理

2015-06-09 | 教育

 

以下は、絶対的ともいえる原理です。

 



 お母様、お父様、 教育とか躾(しつけ)と思って子どもの心を抑圧し、歪めてはいませんか。

 発育、発達には順番があります。子どもは、十分にふざけ、おどけ、ばかを言い、けんかをし、悪さをしなければ、まともな大人にはなりません。早く大人にしようとすれば、小利口のつまらない人間か、外見だけを整えた偽善者か、心の深部に不満を抱えた犯罪予備者にしかならないのです。

 高校生になり、二十歳になって「狂って」いる青年は、幼少期―小学生までの時期に、十分にばかを言い、やれなかった(親や教師によって抑圧された)子どもたちの姿です。

 順を踏むこと、「飛ばし」の英才教育をしないこと。これは教育の原理です。子どもは自分でいろいろと試してみる時間的ー精神的余裕を持てないと、主体性を持ち、自分で考える人間にはなれないのです。子どもを「病気」か「ロボット」にするために必死で努力する!?愚かです。

 生活=体験=直観に根差した「意味」の分かる心と頭を育てる条件は、子どものありのままの心を受け入れ愛すること、急がずに順を踏むことです。必要なのは、「おどけ・ふざけ・悪さ」を許容し、楽しむ心です。一段ずつ階段を上ること。「飛ばし」をすれば、内的には悦びをもてない人となり、不健康な人生を招来します。

 


武田康弘



(※2004年出したものを簡潔に書き直しました。)

 

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明日は「恋知会」です。ケンブリッジの碩学のズッコケもご紹介=ソクラテスもキリスト教徒!(笑・呆れ)

2015-06-09 | 学芸

明日の水曜日は、「恋知の会で」です。

ケンブリッジ大学の優れた哲学者も自身の宗教(キリスト教)の正当化のためにはなりふり構わず、という面白い見本をご紹介します。

特定の宗教を信じるという精神と、白紙に戻して元から思考するという精神が両立しないことがよくわかります。両者は、次元を事にします。

日本の政治状況を見ても、特定のイデオロギー(明治政府が作成した近代天皇制=国体主義=靖国思想=天皇現人神)を背後にもつと、いかに愚かになるか、分かりますが、それは極めて危険な事態を招きます。

いまこそ、恋知(=ほんらいのフィロソフィ)を!です。

午後1時開場、1時30分開始~~4時30分まで。我孫子市ー白樺教育館にて。info@shirakaba.gr.jp


武田康弘

 



 

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