思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

前ウィーン国立歌劇場の音楽監督・小澤征爾さん、スイスから安倍政権批判ー戦争をしない国こそ!

2015-06-22 | 社会批評

  サイトウキネンの指揮者で、ボストン交響楽団やウィーンフィルのトップを務めた小澤征爾さんが、スイスで記者会見し、安倍政権の集団的自衛権(海外に派兵する権利)の政策を批判しました(いま、世界的レベルの文化人は、みな揃って安倍批判を展開しています)。
 
 〈注〉ウィーンフィルは、ウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーの中から構成され、オペラでなく管弦楽曲のみを演奏するウィーンフィルには音楽監督ないし首席指揮者は置きません。小沢は、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の音楽監督でしたので、ウィーンフィルのトップと言えます。

 脱線しますが、小澤征爾は、10年間、他に得難い音色で世界一の人気を持つウィーンフィル(今年10月来日)のトップを務めたわけですが、まさか日本人がウィーンフィルのトップになるとは、日本人の誰ひとり夢にさえ見なかったことでした。いまさらながら、まさか!
 ああ、そういえば、長いことベルリンフィル(世界最高のアンサンブル)のコンサートマスターを務めたのも安永徹でした。小沢も安永も斉藤秀雄の愛弟子で、もし斉藤がいなければ、いまの日本の音楽界はなかったと言えます。まったく凄い男がいたものです。斉藤も小沢もNHK交響楽団(斉藤はその前身の新交響楽団)からパージされたのでしたが、これも面白いエピソード。

戻します。以下は、今朝の東京新聞の一面です。


わたしの思いを以下に書きます。

安倍支持者の47パーセントの方々、
その人たちは、これから歴史の審判が下り、ひどい現実に起きたとき、どう責任をとりますか。

15年戦争のときも、その支持者は責任をとっていませんが、
いまは、主権在民の日本国憲法下です。
主権者はわたしでありあなたなのですから、
安倍支持者のあなたには、重い責任がのしっかかってきます。
安倍政治に反対していないあなたは、安倍を支持したことをクリアーに記憶しておかないといけません。

主権在民の民主政では、結果に責任を負うのは主権者であるわたしでありあなたです。責任は、国民にあるのです。これは、民主政社会の原理です。

NHKなどのマスコミで政府宣伝の誘導ニュースをつくっている人の責任はさらに重大です。



武田康弘

コメント (6)
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