思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

日本版のネオナチ=安倍首相らの『日本会議』は、民主政社会では認められない危険な思想団体です。

2015-06-14 | 社会思想

民主政治・民主制度・民主思想とは、
その社会の成員が、互いが対等な存在であることを前提にして、互いの自由を認め合うルール社会です。

家父長制や、特定の存在を絶対化する見方や、そのような教育や、特定宗教を政府が保護する自由は、認められないのです。その種の思想の自由はない、というのが民主社会です。言い換えれば、独裁政治をする自由や、暴力支配をする自由や、思想統制をする自由や、他者を抑圧する自由は、決して認められないのです。

公共レベルで、主権者である市民としての個人を超えた存在がなく、政府の権力とは、主権者の「一般意志」に従うときにだけ行使の正当性を持つ、という原理からの逸脱は認められず、それは絶対的である、それがデモクラシーです。

こういう民主思想と真っ向から対立する日本会議とは、ドイツのネオナチと同じで、取り締まりの対象であり、その活動は、民主社会では許されないはずのものなのです。その団体に安倍首相を筆頭に多数の国会議員が所属しているわが日本とは、実に恐ろしい国です。

フランス誌が警鐘をならす日本会議の恐ろしさは、どんなに強調しても強調し過ぎということはありません。デモクラシーへの挑戦の思想と行動であり、その存在は許されません。これは、国の違いを超えた市民社会の原理なのです。彼らは、実に恐ろしく、おぞましい団体です。

 

武田康弘

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