定本・底本『楷書の絶唱・柳兼子(やなぎかねこ)伝』の著者である松橋桂子さん(武満徹らと同じ清瀬保二に師事した作曲家)の遺品を遺族の方から譲られ、整理中です。
楽譜やカセットテープの音源、清瀬保二さんの大量の生原稿や、柳兼子さんの生原稿などの資料、松橋桂子さんの生原稿や清瀬保二楽譜などがあります。
それとは別に、兼子さんの形見として松橋桂子さんが柳家より送られた民芸のブレスレットと指輪が、松橋さんの遺族の方から送られてきました。
貴金属というのではなく、渋く美しいサンゴのブレスレットと指輪で、まさに夫の宗悦(そうえつ・戸籍上は、むねよし)と共に、民芸運動を担った兼子さんにふさわしい品です。
白樺教育館で展示します。