思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「後から何を言っても遅い」ー政府が国民を支配するニッポンを再び、でよいですか?東京新聞デスクメモ

2017-05-23 | 社会思想

以下は、「東京新聞」特報部のデスクメモです。

戦前、国際連盟を脱退した当時の松岡洋右元外相は後に「脱退は真意ではなかった」と述べた。

A級戦犯容疑者の多くも「戦争には反対だった」と弁解した。「無責任」が国を亡ぼしかけた。

共謀罪審議の粗雑な議論も自由や民主主義の名に値しない。後から何を言っても遅い(洋)

2017. 5.20


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 A級戦犯容疑者の岸信介は、安倍首相の最も敬愛する祖父ですが、東条英機と共に対米戦争の決定者です=昭和天皇の意思を後ろ盾にして。

 岸信介は、戦後も「あの戦争は正しかった」と述べていて、反省はしていません。安倍首相も「戦後体制を終わらせる」をスローガンにして、戦前体制(超国家主義)への批判は一度もしません。確信犯なのです。

 敬愛するお爺さんの国家を再び!は、安倍首相の悲願です。どのような手段を用いても実現させたいのです。平成版の「治安維持法」(政府が国民を支配する)である「共謀罪」の成立は、強い戦前国家のニッポン復活のためには欠かせません。

 無条件降伏=「ポツダム宣言」受諾で敗北した明治維新の伊藤博文や山県有朋らの思想=皇室を利用した国家主義(「万系一世」という作り話による)の思想を再び日本人に植え付ける【全員洗脳】のために、あらゆるメディアや政治勢力を駆使します。現天皇の明仁さんや美智子さん、皇太子夫妻らが嫌がり、反対する思想をです。

 アメリカへの敗北を心理的に消去し、すでに敗北した日本主義を復活させるために、アメリカ軍との完全なる一体化を目がけます。アメリカ軍部と一つになったニッポンをつくることで、復古主義=戦前回帰の思想で日本国内を統一するのが、安倍首相グループの根本戦略なのです。電通の自民党担当なども絡むどす黒い野望です。今のアメリカは、アメリカ軍と一体化した国家であれば、その国がどのようなイデオロギーを持とうと干渉しません。同盟国であるか否かだけが問題なのです。


武田康弘

 

 

 

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