思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

北朝鮮問題、安保法制(集団的自衛権)は、日本の危険増大にしかならない違憲の悪法なのです(憤)。

2017-10-02 | 社会批評

 

安保法制=集団的自衛権行使を可能とした違憲(大多数の憲法学者の見解)の法制によって、アメリカ軍を支援する自衛隊の戦争行為(一緒に戦争を行うこと)が可能となりました。

いままでは、アメリカ軍の戦争に日本は、憲法9条の戦争放棄の条項があるために参加しません(できません)でしたが、この安保法制により、戦争参加が可能になったわけです。

これにより、北朝鮮問題では、日本の危険は、飛躍的に増大してしまいました。アメリカ軍の攻撃がないのに、北朝鮮の側から日本や韓国を攻撃することはあり得ません(自殺行為ですから)が、アメリカ軍による先制攻撃(国際法上認められていませんが)があった場合には、北からの攻撃はあり得ます。

その場合、集団的自衛権は行使できないという従来の日本の立場であれば、北朝鮮は、アメリカ軍による攻撃を日本の自衛隊とは別ものとみなしますから、攻撃対象は、米軍施設だけに限られます。

しかし、安保法制によりアメリカ軍の友軍として自衛隊の戦争が前提となっていれば、北による反撃は、日米双方とりわけ日本本土を狙うものとなりますので、被害は拡大することはあれ、小さくなることはありません。

危険が増すことはあれ、減ることはないのですから、これほどバカげた話はないのです。安倍政権や小池新党や維新の会は、日本の安全にとり、マイナスの効果をもたらす安保法制(集団的自衛権という他人のケンカに参加する権利)をつくり維持するというまったく意味不明の主張を繰り返しています。

デタラメな物言い、日本人を危険に曝す行為は、いい加減にやめてほしいものです。彼らこそ、反愛国といわなばなりません。

武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員ー日本国憲法の哲学的土台とフィロソフィーの基礎を国会職員に講義)

 

コメント (2)
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【安保法制】に賛成した者だけを希望の党は推薦(驚)。 自由に考え発言する人はサヨクなの?

2017-10-02 | 社会批評
 
ほとんどすべての憲法学者が違憲と断定した【安保法制】に賛成した者だけを、希望の党が推薦する。
憲法も法学者も日本にはいらない、というのが小池百合子という人の考えのようです。
なんでも多数なら通せるし、通した政権の方針を支持するのが、しがらみのない政治!?への参加条件とのこと。思想的には、右翼の「国体思想」で、自民党安倍内閣の兄弟としての希望の党。ただし、首相は、わたしよ。
それだけの話で、希望というのは、小池百合子が国のトップになれるかも~~という彼女の希望。
安倍晋三という独裁者に変わり、小池百合子という独裁者が登場なのでしょうか。
 
によき伝統を活かすリベラル(自由と理性)の道を歩む政治家を支援するのが、よき優れた日本をつくる基礎であるはずです。どこまで堕ちる日本の政治。保守というより右翼だらけの国へ、は嫌ですね。
自分の頭で自由に考え、発言する人は非国民でサヨクなの~~~??(笑笑) それがほんとの「ふつう」の人でしょ。
 

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安保法制=集団的自衛権行使を可能とした違憲(大多数の憲法学者の見解)の法制によって、アメリカ軍を支援する自衛隊の戦争行為(一緒に戦争を行うこと)が可能となりました。

いままでは、アメリカ軍の戦争に日本は、憲法9条の戦争放棄の条項があるために参加しません(できません)でしたが、この安保法制により、戦争参加が可能になったわけです。

これにより、北朝鮮問題では、日本の危険は、飛躍的に増大してしまいました。アメリカ軍の攻撃がないのに、北朝鮮の側から日本や韓国を攻撃することはあり得ません(自殺行為ですから)が、アメリカ軍による先制攻撃(国際法上認められていませんが)があった場合には、北からの攻撃はあり得ます。

その場合、集団的自衛権は行使できないという従来の日本の立場であれば、北朝鮮は、アメリカ軍による攻撃を日本の自衛隊とは別ものとみなしますから、攻撃対象は、米軍施設だけに限られます。

しかし、安保法制によりアメリカ軍の友軍として自衛隊の戦争が前提となっていれば、北による反撃は、日米双方とりわけ日本本土を狙うものとなりますので、被害は拡大することはあれ、小さくなることはあり得ません。

危険が増すことはあれ、減ることはないのですから、これほどバカげた話はないのです。安倍政権や小池新党や維新の会は、日本の安全にとり、マイナスの効果をもたらす安保法制(集団的自衛権という他人のケンカに参加する権利)をつくり維持するというまったく意味不明の主張を繰り返しています。

デタラメな物言い、日本人を危険に曝す集団的自衛権は、いい加減にやめてほしいものです。彼らこそ、反愛国といわなばなりません。


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員ー日本国憲法の哲学的土台とフィロソフィーの基礎を国会職員に講義)

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