思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

学問は嫌いで、無知。国を私物化する首相は、みんなの迷惑です。

2017-10-05 | 社会批評

小学生から勉強嫌いで、大学時代は、赤いアルファ・ロメオで得意気に通学し、まじめに勉強せずに教授からも呆れられ、いまだに簡単な漢字も読み間違え、憲法学の常識も知らず、現行憲法の内容を聞かれても答えられず、近代国家の基盤である立憲主義にもまったく無知で、これを否定する発言まで行う。

書きだしたらキリがないですが、ただ、戦前の対米戦争の決定者であった祖父の岸信介を敬愛し、祖父の名誉回復という一点に凄まじいばかりの情熱をかけ、歴史も戦後民主主義を否定して、戦前思想(明治維新の国体主義)に基づいて「日本は正しかった」という認識をこどもたちに浸透させようとする。公正公平な見方を養うのではなく、愛国心という思想教育に心血を注ぐ。

いわゆる西側諸国のジャーナリズムからは、右翼を通り越して極右というレッテルをさえ張られる。

こういう人間が首相を務める国が、よい国、すぐれた国であるはずがありません。面白くなくていいので、ちゃんと学問に通じ、人のいうことに耳を傾け、強引なことをしない人が首相になる国であってほしいとわたしは切に願っています。金正日やトランプと似た人はごめんです。

地味でも頭のよいまじめな人、最近では福田元総理のような人、政策がわたしの考えと一緒でなくてもよいので、強引な人、差別する人、人を切る人ではなく、きちんとした人を求めます。受け狙いは上手ですが、思想は極右の小池さんは恐ろしい人物ですので、とても支持できません。

わたしの選択肢は、できたばかりの「立憲民主党」か極小でもうじきなくなる「社民党」かです。わたしは、自由主義(改革資本主義)ですが、共産党との共闘も大切です。共産党が大幅に議席を伸ばしても共産主義など今さらあり得ないので、心配ありません。なにより彼らの政府への追及力は貴重です。

大阪のおばちゃん、辻元清美さんや、まじめの代名詞、厚生労働省の年金ごまかしから国民を救った長妻さんらへのエールを贈ります。「国家主義」の横暴は必ず国民に大被害を与えます。歴史が証明しているように、威勢のいい強面は、大損をするのです。人権思想に基ずく「主権在民の民主主義」政治をいまこそ!


武田康弘

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