思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

仙台空港の早期復旧は、小沢一郎さんの尽力による。

2011-04-14 | 社会批評

全日空のトップと交流のある知人からの話です。
仙台空港の復旧はゴールデンウイーク明けの予定でしたが、
それでは復興が遅れ困るので、思案し、小沢さんに相談したところ、すぐに動いてくれ昨日の復旧になったとのことです。

「小我」の人が上位者となる日本では、真の実力者は嫌われるようで、マスコミは何も報じません。
官治主義を守る検察庁、マスコミ、自己保身の政治家たちは、小沢一郎さんへの「人物破壊」の攻撃(世界に例を見ない)
をいつまで続けるのでしょうか。


武田康弘
コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島 「原発震災」 は予言されていた。 弁護士 只野 靖

2011-04-11 | 社会批評

ーーー以下は、林たけしさんからの紹介ですーーーー

シリーズ 原発

福島 「原発震災」 は予言されていた

弁護士 只野 靖
浜岡原発運転差止裁判弁護団 2011.4.7 

  地震から約1ヶ月が経過しようとしているが、福島 「原発震災」 が収束しない。原発のすさまじい崩壊熱は、未だに不安定要因だ。注水しなければ燃料が加熱してしまう。しかし、注水をすればするほど、放射能を含んだ水がそれだけ多く土壌や海を汚染する。これはまさに、現代のシジフォスの神話である。3号機ではプルサーマルを行っていたことが災いし、とうとうプルトニウムまで放出されてしまった。

  テレビでは、コメンテーターが 「この危機を乗り越えることができたら、日本の技術やリスク管理のすばらしさを、世界に知らしめるだろう。」 と連呼している。

  あえて言おう。バカめ。

  現在、福島原発で行われていることは、科学技術やリスク管理の水準の高さとは全く無縁の、強烈な被曝を伴う奴隷労働だ。コンクリートからの水漏れをふさぐ方法は、昔ながらの土木工事だ。これが、私たちが到達した 「科学技術」 の限界なのだ。

  この後に及んで、まだ原発を擁護するのであれば、まずは、福島第一での被曝作業に従事してから、言ってもらいたい。

  「原発にとって大地震が恐ろしいのは、強烈な地震動により個別的な損傷もさることながら、平常時の事故と違って、無数の故障の可能性のいくつもが同時多発することだろう。特に、ある事故とそのバックアップ機能の事故の同時発生、たとえば外部電源が止まり、ディーゼル発電機が動かず、バッテリーも機能しないというような事態がおこりかねない。」 「(核暴走を)そこは切り抜けても、冷却水が失われる多くの可能性があり(事故の実績は多い)炉心溶融が生ずる恐れは強い。そうなると、さらに水蒸気爆発や水素爆発がおこって格納容器や原子炉建屋が破壊される」

  これは、すでに、多くのメディアが報じている、石橋克彦・神戸大学名誉教授 「原発震災──破滅を避けるために」 (科学1997年10月号)の一説である。石橋教授は、今日の破局的事態を、正確に予言していた。岩波書店は、この論文を含む原発関係の論考を無料公開しているので、是非一読していただきたい。

  私たちは、石橋教授の指摘を受けて、中部電力の浜岡原発が想定東海地震に耐えられず、大事故を起こす危険性があると訴えて、 2002年に、静岡地裁に運転差止の裁判を提起した。石橋教授は、裁判での証言まで引き受けていただいた。

  しかし、2007年10月、静岡地裁判決は、以下のように述べて、原告側敗訴の判決をした。

  「(地震について)確かに、我々が知り得る歴史上の事象は限られており、安政東海地震又は宝永東海地震の歴史上の南海トラフ沿いのプレート境界型地震の中で最大の地震でない可能性を全く否定することまではできない」 「しかし、このような抽象的な可能性の域を出ない巨大地震を国の施策上むやみに考慮することは避けなければならない」 (判決114頁)
  「(地震時には安全システムも同時に故障するという原告の主張について)しかしながら、全体として本件原子炉施設の安全性が確保されるのであれば、安全評価審査指針が定めるように、安全設計審査指針に基づいて別途設計上の考慮がされることを前提に、内部事象としての異常事態について単一故障の仮定による安全評価をするという方法をとることも、それ自体として不合理ではない。そして、原子炉施設においては、安全評価審査指針に基づく安全評価とは別に耐震設計審査指針等の基準を満たすことが要請され、 その基準を満たしていれば安全上重要な施設が同時に複数故障するということはおよそ考えられないのであるから、安全評価の過程においてまで地震発生を共通原因とした故障の仮定をする必要は認められず、内部事象としての異常事態について単一故障の仮定をすれば十分であると認められる。したがって、原告らが主張するようなシュラウドの分離、複数の再循環配管破断の同時発生、複数の主蒸気管の同時破断、 停電時非常用ディーゼル発電機の2 台同時起動失敗等の複数同時故障を想定する必要はない。」 (原判決106頁)

  また、あえて言おう。バカめ。

  この判決をした、宮岡章、男澤聡子、戸室壮太郎の各裁判官は、裁判官を今すぐ辞めて、福島第一での被曝作業に従事してもらいたい。

  石橋教授が指摘していたことは、残念ながら、福島原発において、現実のものとなってしまったが、地震国日本では安全な場所はない。何時どこの原発でも、福島原発と同じ事故を起こす可能性がある。
  とりわけ、浜岡原発は、想定東海地震の震源断層の直上に位置しており、震源深さは約15キロと非常に浅く、世界一危険な原発である。また、その構造も、福島原発と同じで、福島原発の事故を踏まえた対策は、未だ取られていない。

  「地震は止められない。でも、原発は止められる。止めなければならない。」


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京の電力は福島でー「我欲」の石原さん、原発は東京都に造って下さい。

2011-04-09 | 社会批評

数々の侮蔑用語、差別用語を連発してきた政治家として世界的に有名な石原都知事は、挑発の名手でもあり、
最近では、テレビで、「菅とか仙石とか輿石なにがしとかの極左が・・」と政府要人を極左!と断じています。
「かつて三木武夫というバカみたいな総理大臣がいて、武器輸出の禁止を決めてしまった。」と、みなバカ呼ばわりです。

いくらでも出てくる石原さんですが、

82年の選挙運動中には、対立する同じ自民党候補であった故・新井将敬氏のポスターに「’66年北朝鮮より帰化」というシール3000枚を張って回り、第一秘書が現行犯逮捕されました。その手法は、エゲツナイとしか言いようがりません。

かつての都知事選では、対立する女性候補を念頭に、「文明がもたらした最も悪しき有害なものはババァなんだそうだ。女が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪。男は80、90才でも生殖能力があるけど、女は閉経してしまったら子供を生む力はない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害。」と言いました。

キリがないのでやめましょう。

また、彼は、自分の気に食わない人を権力を用いてパージする独裁者のような気質の人としても知られます。
最近では、日本人の「我欲」を抑える必要を強調し、「戦争の時はみな自分を抑えこらえた。あの時の日本人は美しい」と発言し、ウヨク的な「社会化教科書」を都立高校で採用するように働きかけ、職員会議では教師の発言の自由を禁止しました。戦前の「国家主義」への憧憬をますます強めています。

とにかく、とっても偉そうに人を見下す態度は、とても民主国家の政治家とは思えませんが、なぜだか、とても人気があります(笑)。ヒステリックで強権的、その実、根は小心。こういう人を支持する東京都民の心理とはどういうものなのでしょうか?どうやら、また都知事になりそうです。なんと四選!

数日前も「花見を自粛すべし!」。そんなことを言う資格を誰にもらったのか?不思議な言動ですが、上野公園をはじめ、都立公園では、ガードマンを出して、盛り上がり過ぎている団体には自粛を促すというのですから、穏やかではありません。被災地の人たちも「自粛はかえって迷惑」と言っているのにです。

原発も必要だと発言しましたが、そんなに必要ならば、福島県ではなくて、どうぞ、東京都に建造してください。東京で使う電力を福島の原発で賄うのですか?そういうのをエゴイズム=「我欲」と言うのですよ、石原さん。


武田康弘(千代田区出身の元都民)


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AC=反復「道徳」の不愉快と、金子みすずの詩

2011-04-06 | 社会批評

ここまで執拗に繰り返されると、もやは「言葉と映像による暴力」とさえ感じられ、とても不愉快な「AC」というCM。

集団同調を強制するかのような「道徳」の押し売りは、許し難いもの。

その中で、金子みずずの詩だけは、何度繰り返されても、不愉快どころか、気持よい。よい音楽のよう。

彼女の詩がいかに優れているか。文学=詩的言語の理想に到達していることを知った。

外なる価値意識に少しも汚されずに紡がれる声の偉大さを。


武田康弘


ーーーーーーーーーーーーー

mixiコメント

ざらすとろ2011年04月06日 12:06
しかし金子みすゞに対する冒涜のように思えてきます。
あのような不幸な死に方をした事を考えると悪い冗談としか思えません。


タケセン2011年04月06日 12:40
確かに「冒涜」かもしれませんね。
悪い冗談としか思えない「冒涜」。けれども、その「冒涜」をものともしない強靭な力、平明な日常語による語りの歌が、驚くほどの高みにあることを万人に明かす。ただ感服するのみ。


ーーーーーーーーーーーーー
はりやー

電力会社の役員がズラリ

http://www.ad-c.or.jp/manage/board.html
ここで「電力」と検索すると
出るわ出るわACの理事に電力会社の役員がズラリ


金子みすずさんの詩は皆の心に響いたのか
色々とパロディが出ていますね
優れた詩は時代を超えると実感しました


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「わたし」として生きる (染谷裕太)

学校の道徳はもちろん、会社でもテレビでも新聞でも、
人に親切にするとか、人に迷惑をかけないとか、
他者をたてることは教えられても、
自分がどのように思い、考えるかということの重大さを教えられたことは
たしかなかったと思います。
あったとしてもそれは弱く、「自分の意見を持とうね」とか
「周りに流されないように」とかその程度のもので
「わたし」が生きているのだ、ということをハッキリと
自覚させられるものはありませんでした。
「わたし」が生きているのだ、ということをハッキリと意識させられたのは
タケセンの塾のみです。

誰かに親切にしたり、気遣ったりするのは良いことだけど
そうやって他者を思っているのは一体誰なのか?・・・。
出発点となっている「わたし」を自覚せずに、他者を先立てたら
一体「わたし」はどこにいってしまうのか。
そうやって自己欺瞞をし、それが当然のようになると
口先では他者のためといいつつ、
心の奥底では自分ためという、乖離がおこり、
他者のためどころか、その逆になるのではないか。
宗教の勧誘なんかが典型だと思います。
消せないはずの「わたし」を消した上で言う
「あなたのため」という言葉の気持ち悪さ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「市民・ネット・良心的出版社」(民知)vs「官僚・マスコミ・独占資本」(管理知)

2011-04-05 | 恋知(哲学)

官僚が市民の上にたつ官治主義、
守旧的な官僚制度を支える特捜検察、
検察からのリークを流し、市民を欺くマスコミ、
官との癒着で公共性をもたない独占資本・・・

国民を「管理主義」(≒意味を問わない遵法主義)で統制することが善だと信じる愚かなイデオロギーは、人間の息をつまらせ、自由と悦びを奪っています。

こういう「市民の公共」(「市民の公共」以外の「公共」はありません)に反する思想とシステムは変えなければなりませんが、そのためには、権威主義(官僚主義・東大主義)をうむ生き方を改める必要があります。多面的・多層的な情報と開かれた精神の下に、「自分で考え・対話し・決める」という基本を確固としたものにすることが、何よりも大切です。

誰かさんが生きるのではなく、わたしが生きるのです。わたしの思考、わたしの判断、わたしの行為、問題なのは、わたしです。

歪んだ現代思想は、「わたし」の前に「他者」をたてますが、豊かな人間関係をうむための基本は「わたし」にあるという原事実を曖昧にしたのでは、すべては砂上の楼閣に過ぎません。キーは、「わたし」の捉え方にあります。単なるエゴという「小我」ではなく、「大我」としての「わたし」に付くことですが、この点は前のブログに書きましたのでご覧下さい。

わたしに付く「民知」の考え方・生き方が、巨大な管理主義を底から破るのです。権威を支え、惰性態を生む「官僚・マスコミ・独占資本」は、「わたし」の前には無力です。


武田康弘
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1000年に一度は大ウソ、100年に一度だ。 ソフトバンクの孫さんには感動。

2011-04-04 | 社会批評


 「岩手県宮古市の田老地区で、東日本大震災の津波が高さ37・9メートルまで山中を駆け上がっていたことが3日、東京大学地震研究所の現地調査で分かった。
これまでの東日本大震災の津波調査での中では最大記録。明治三陸地震(1896年)の際に、同県大船渡市で観測された国内最高の38・2メートルに迫る。」(ニュースより)


1000年に一度は、大ウソ。100年に一度だ。

この国に科学はあるのか? 頭の悪いインチキ学者とインチキ官僚とインチキ経営者がいるだけ。受験勉強ばかりやってきた「脳なし」では、何の役にも立たない。ゴマカしとその場しのぎがあるだけのこと。

ーーーーーー

ソフトバンクの孫さんは偉いな。私財から100億円の寄付。さらに、今後ずっと役員給与の全額を毎年寄付。
うん、やはり、人間の元が違う。お金は目的ではなく、新たな世界を拓くことが目的。こういう男は現代では希有だ。感動。



武田康弘


--------------------

以下は、Twitter yamamotoさん

「ここより下に家を建てるな」。1896年と1933年に津波に襲われた岩手県の重茂(おもえ)半島の姉吉地区では海抜60mに建てられた先人からの石碑の警告を守り、東日本大震災による津波で全ての家が難を逃れた。津波が起こると住民達はこの石碑の上まで駆け上がり、津波は石碑の手前で止まった 。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレビ・新聞は、東大教授に片寄り、「一般的な話」しかないー「知の退廃」

2011-04-03 | 社会批評

テレビは、4月からの新番組になっても、東大教授ばかり、ありきたりの「一般的な話」しかない。

受験勉強(決まっている解答に早く至る知)の勝者ばかりでは、知はひどく片寄る。

わが国の「知の世界」が平べったいものでしかないのは、この偏向したマスコミの思想・姿勢・価値意識に大きく原因する。

暗記とパターン知の勝者である東大教授を特権化し、彼らが大手を振るために、魅力的で豊かな知は育たないのだ。

個性的な知、一般性ではなく普遍性の追求、鋭く抉る力、新たな見方・考え方の発見、常識を覆す知、英知、単なる「事実学」ではなく「意味論」としての知、が求められているのだ。

「客観学」とは知の手段に過ぎず、知の目的とは「主観性の知」であることを知れ。

いい加減に、紋切型の知、ただの博識が偉いとする【知の退廃】から脱出しないと大損だ。

エロース溢れる知を!



武田康弘
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする