★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

やはり第5交響曲はネ申

2010-08-02 05:30:17 | 音楽
ちびだった
金はなかった
かっこわるかった
つんぼになった
女にふられた
かっこわるかった
遺書を書いた
死ななかった
かっこわるかった
さんざんだった
ひどいもんだった
なんともかっこわるい運命だった

かっこよすぎるカラヤン


谷川俊太郎の詩にこういうのがあった。

いつものことだが谷川氏は俗事にこだわり過ぎている。さっき、ベートーヴェンの第5交響曲を、ラトルとウィーンフィルの日本公演の演奏で聴いてたんだが、やはりこの曲は指揮者のカッコ云々以前にネ申!

第一楽章のフォルマリズムに感心し、第二楽章で油断してたら、第三楽章から第四楽章のネ申展開は何回聴いてもネ申!

(一回「ネ申」を使ってみたかっただけです……誠に申し訳ありませんでした。)