★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

馴致の歌

2010-08-30 16:18:12 | 大学
朝から××××の教育実習の開始式に大学教員として参加する。

私は学校は嫌いだったが、学校に入ると「学校で生活するからそれっぽい人格になりますよ」というスイッチが入る。高校で働いたときも、そうだった。「1年目なのに、もう10年もいる人みたいですよ」といわれた。ふしぎである。教員だった父と母の遺伝子がそうさせるのか。

突然挨拶をさせられる。

最近お外に出ておらず、ずっとパソコンに向かっていたせいか、頭の回転と口の回転が全然かみ合わない。というわけで少々意味不明なことを口走ってしまう。こういうときに私は本質的には頭がよくないなと思う。

実習生諸君も、まだ初日なので、アホな顔をしている。これが一ヶ月学校で教員をやるとそれっぽい感じの顔になってくる。ただ「それっぽい」だけだけど。

講堂に集まった生徒の皆さんも「それっぽい」顔であった。

お外の世界はこんな感じである。

髪など刈り
折り目正しい服を着て
さよう、しからば、かくかくと
おやじみたいなふりをしよう