★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

大阪にアルノー・フランソワ氏を聴きに行く

2011-06-22 01:50:37 | 思想

気が付いたら岡山にいた。


あちらに行けと言っている。

 
「16」……。

 
線路は続くよどこまでも。

 
ビルと電車と広告。


新幹線速いです。


新幹線速いです。

……新大阪に着いていたのである。

 
モノレールに乗ろう。

 
千里中央駅である。


怪獣みたいだな……つくづく。


乗った。

  
阪大病院前に着く。

 
大阪大学の人間科学部に着きました。

昨日まで迷っていたのですが、哲学の講演を聴きに来たのです。
アルノー・フランソワ氏の「日本哲学へのベルクソンの影響:西田幾多郎と九鬼周造の場合」です。当然フランス語の講演ですが、通訳があったのでなんとか大まかには追えた…つもり。私にとっても考えてみたい種が発表のそこここにあって久しぶりに楽しかった。私が、西田の「事物は無から生じる」という言葉を明らかに誤解していたことも判明。哲学に限らず、作者の置かれた文化的独自性をあまりに前提にしすぎると、作者の独自性こそ誤って認識することがあるという、良くあるパターンに陥っていたのである。私は、九鬼より西田の方が好きである。したがって(笑)、西田より九鬼の方がなぜか人を一元的な思考に陥いらせる、と考えて理由をでっち上げることの方が楽しい。

当たり前だが、フランス語での質疑応答はすごいなあ。

 
ああ、塔の思想……。

  
ぴょんこぴょんこ


ひっかける。


新大阪に戻って目の前が霞む。

 
待つ。


目の前が霞みます。


あれ?乗車口がない?


……


乗れた。


夜。


「爽健美茶」の中を撮影。

 
どこかで見たと思ったら、高松か……


お疲れ様でした