わたくしが「ポケモンGO」に期待しているのは、「ゆきゆきて神軍」のような映画が再評価されることを願っているからである。中沢新一の『ポケットの中の野生 ポケモンと子ども』を読みながら、まあそうかなあ……と思いながら、でもミヤマクワガタの質感とポケモンは一緒に出来ないだろう、ゲームがアジールって、東京の連中はそもそもアジールに逃げ込んでるつもりなんだよ……とぐずぐず思いながら、「虚構」の迫力は、「現実らしさ」からは来ないものだと『ゆきゆきて神軍』を見直しながら思った。
ポケモンGOって何かに似てるよな……と思ってたら、「電脳コイル」だhttp://blog.goo.ne.jp/shirorinu/e/f68e87cfe9bb6979788853f245b4e40f……わたくしでもそれくらいは連想できた。しかし、神社に『ゆきゆきて神軍』みたいなおじさんもリアルに現れたりするから、結局、「電脳コイル」も「三丁目の夕陽」じゃないかとも思うのである。