★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

男千匹株大将

2016-07-30 03:21:29 | 漫画など

男一匹狼がへたれ社会を相手にがんばり抜く話かと思っていたら、いまのところ全く違い、ガキ大将が無産階級千人をなぜか味方につけて株で大もうけする(ために暴力を使う話)であった。男千匹株大将としか言いようがない。つまり、きわめてふつうの意識の話であった。

水戸のばあちゃんという、敏腕経営者が出てくるが、これも「羅生門」の老婆みたいなもので、下人に「仕方がない」やくざな商売を教えるにすぎない。今のところ。

俺は大物だ、他人も俺を大物と見抜く、俺は大物を見抜く、親分ついていきやす、やっちまえ…

何か最近の殺人事件を思い出させるが――とにかくよくわからんが、こんなスピリットで日本の経済が成り立っていたとしたら、没落するのは当然である。