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今日は、授業の最初に、佐藤卓己の『青年の主張』と、島田裕己の『もう親を捨てるしかない』を紹介したのだが、後者の紹介が案外簡単なのに対して、前者がとても難しかった。後者は重大な深刻な問題であるわりに解が限られているような気がするのに対し、前者は何が問題なのか我々にとってまだはっきりしていないからだろう。本当は教育学部の学生はそのはっきりしない事を相手にしなければならないのである。しかし、どんどんそこからは遠ざかる学生が増えている。政府の方針に振り回されて未来を虐殺しないためには、そんなことを考える訓練が必要だと思う。