★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

ツタヤといろいろ

2017-05-21 23:56:51 | 思想


・今日は、近くに出来たツ×ヤに出かけてそのあとはタ×ーズコーヒーで黒い水を飲む予定でいそいそと出かけたところ、駐車場は満員で、道路に車の列が……まったく庶民が同じことを考えおって、共謀罪で取り締まるぞと思った(←お前が言うな

・有識者会議で保守系のおやじが「天皇は祈ってるだけにしなさい」とか言ってたのに天皇が傷ついた、とか新聞に出てた。そりゃまあそうなんだろうけれども、これに乗っかって保守をたたこうとすると、我々は「不敬罪」を復活させることになりかねない。天皇を人間扱いしないのはある種の人たちの伝統であり、いまさら驚くことではない。(天皇も人間扱いしないけども、大概、他の人間も人間扱いしないのが問題なのだが――)だいたい、『毎日新聞』の図はなんだありゃ、天皇がお祈り巡幸を頑張っているからといって、国民と天皇の関係が「相互的」になった訳ないじゃん。こういうトリックが、天皇を記号扱いして人をたたくカラクリを隠蔽するのである。それにしても、天皇を尊重するためにも軽蔑するためにもそれを記号として扱わなければいけないのはやっぱりそれ、人間への態度としてどうなのであろう。

・とはいえ、松本×志とか三浦瑠×とかが出ていた性悪バラエティーを見ていたら、つくづく「二重否定が単なる肯定としての効果を大いに持ちそれに気づいていないふりをしているプチインテリ」の典型をみるようで嫌になった。最近の若手(といっても40代ぐらいまでを含む)はこういうのが多いなあ……。評論家面しおってからに、その実、処世術ではないか。わたしも気をつけなくてはならない。

・『朝日新聞』の教育欄で、高校の国語の教科書の紹介があって、「物語 視点を変えて発表」とか書いてあった。いまだに視点を変えるとかいうのが頭が良いと思ってるのが笑えるわ。高校生の国語の力を阻害しているのが、その陳腐な視点の相対主義であることにはやく気づいてくれねえかな。

・弁証法のふりをした形式論理というものがあるわけだ。

・イエスまるまるクリニックの人は一体何がしたいの?西原理恵子はマンガで「てめえのCMを陳腐と言われて訴えてんじゃねえよ、お前の処理してるのはチ××だろうがよ」とやって欲しい。

・「今さら共謀罪云々で騒いでいる人たち」を批判するのは確かに一理あると思うが、一理しかないんじゃないかな。だからどうしたらよかったのか、わたくしには正直分からない。問題が多すぎて、どこからつっこんで批判したらいいのか分からないからだ。そりゃ戦略とか優先順位とか、言うだけなら簡単だよ。でも、直観的に本質的に全部が狂ってると思わざるをえないからね……。

・だいたい、戦略とか言っているやつって、誰かに仕事を押しつけようとしているだけじゃん、だいたい。

・種子法ってどうなったっけ?うちの国の国体とやらもおわりだな。アーメン