★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

vessel

2018-12-07 23:06:56 | 音楽


仕事しながら、ビョークのライブ「vessel」というのをVHSで流していたのだが、途中で釘付けになってしまい――。

歌詞が全く分からないせいもあるのであるが、全く飽きない。民謡やクラシックの影響もありそうだが、不思議な音楽である。考えてみると、ビートルズもマーラーも実に変わっているのであって、グローバルに受ける音楽というのが、オリジナリティとかナショナリティとは違う何か妙なところがあるのが不思議である。考えられるのは、ある種の雑種性だが、どうもよく分からない。

音楽家たちがときどき普遍性みたいな主張をいうのも、本当は上のような不思議さのことではなかろうか。