★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

前川左美雄対木俣修――植物とカレー

2024-11-12 23:30:44 | 文学


誰もほめて呉れさうになき自殺なんて無論決してするつもりなき

わけの分らぬ想ひがいつぱい湧いて来てしまひに自分をぶん殴りたし

五月の野からかへりてわれ留守のわがいえを見てるまつたく留守なり


前川左美雄の『植物祭』は、学生の反応が「おっいまどき」みたいな反応過ぎてぐっとつまり。

これに比べると、木俣修の『昭和短歌史』はカレーを食べるみたいなスピードで読めるね。


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