メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『柔らかい肌』(1963)

2007-05-27 21:49:01 | 映画
『柔らかい肌』(1963)フランス
監督・脚本:フランソワ=トリュフォー
主演:ジャン=ドザイー、フランソワーズ=ドルレアック、ナリー=ベネディッティほか

ライブ後にビデオ屋に寄って、また仏映の胃もたれしないラブストーリーを探して
選んだのはトリュフォー。巨匠シリーズみたいな流れで昔よく見てた監督。

あらすじは、妻子持ちの著名文学評論家ラシュネーが飛行機に乗ったときのスチュワーデス
(今はキャビン・アテンダント?)に一目ぼれして、その後もパリのあちこちで会うものだから
(泊まったホテルもいっしょだし)てきとーな理由をこじつけて「バーで飲みませんか?」と誘う。
有名人にまんざらでもない彼女もすっかりその気になって、いかにも不倫関係みたいな
コソコソデートを繰り返すんだけど、「田舎でゆったり過ごそう」と「ちょうど公演があるし」を
くっつけちゃったものだから、いろいろ都合悪くなってあちこち誤魔化さなきゃならない男の
奮闘ぶりが可笑しいと同時に、ああ恋愛の国だなあって、そのパワーに感心したりしてw
でも、あっけなく妻にバレて(分かりやすい理由で)、即効別れ話に(早っ!
15年も愛し合って、傍目からはとても機能的な夫婦なのに、決断が早すぎない?てくらい。
ラストの妻の不敵な表情がキマってる。

浮気心もおきるだろうと納得の美しさで作品を彩るニコル役の女優は、カトリーヌ=ドヌーヴに
似ていると思って観てたら、実姉だそうで納得。「26歳の若さで他界した」って書いてある/驚
浮気が本気になってしまった主人公ラシュネー役のドザイーも上品で整った知的な顔だちで、
彼の奥さんだってエキゾチックな美女。何の不満があるんだって感じ。
みんなに優しい男は、実はマイペースで自分勝手なだけの幼稚な奴だったってオチ。

「スカートのほうがいいな」て言われて給油の短い時間に履き替えに行く乙女心とか、
マッチ入れの紙の裏に電話番号を書いて渡すシーンとか、挙げればキリがないさり気ない
演出の数々がニクイ。
トリュフォー作品は映像が芸術的で美しい。どのシーンを切り取っても写真アートとしても
永遠に残る、そんなオシャレな美しさが観ていて気分がいい。

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『二十歳の恋』

2007-05-27 21:48:55 | 映画
『二十歳の恋』

ビデオにはもう一本短編映画が入っててお得。主演がトリュフォーの分身と言われる
ジャン=ピエール・レオーで、30分足らずなのにしっかりペーソスが入ってて楽しめる。

観劇で何度も見かける可愛いコを追いかけて、声をかけて友達になって、しまいにゃ
その家の窓が丸々見える向かいの部屋に越したりして、今ならストーカーと呼ばれても
おかしくない主人公w
女の子の家はやたらと家族が仲良くて、両親に気に入られた主人公は、やたらと家
招かれるんだけど、こちらも可哀そうなオチあり。

キッチリ髪をなでつけたレオーが若くてかわいい。レコード製造工場で働いてて、
粘土みたいのをセットしてレコードが1枚できる様子も描かれてて貴重!
周りの余分な部分はカッターみたいのを回して切り取って、1枚1枚袋に入れてるし。

レオーは歳をとるごとにエキセントリックさが増してく好きなフランス男優のひとりだ。
繊細な魅力では、ジャン・ユーグ・アングラードも好き。
もっと前だとジェラール・フィリップとかね。

ロンリーカナリア/中島みゆき
苦い蜜かじってみた小鳥みたい 震えてるLonely canary

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苦戦

2007-05-27 11:12:05 | 日記
あ~やっと週末♪ 今週分として任された150件近くの商品は、洗剤類ばかりで苦戦中。
遅々として進まない。火曜にはまた次の100件以上の入力が入ってくるんだけど
隣りではわんこと遊ぶ用のぬいぐるみなんかを入力してて楽しそうだ・・・
アニマルミトン(フレンチブルの目のタレ具合がなんともいえない/爆
「柳屋ポマード」なんかも打ってて、なんだか聞いたことがあるような???
もしやブラサキメンバが使ってる老舗のポマードてこれ?!(隣りにやたら食いつくわたし
少量サイズだとコンパクトだから、数回のステージ分で1コ終わってしまうのでは?
なんて心配もしてみたw

ところで、後から入ってきた派遣の方は、音信不通なままやっぱり辞めてしまったらしい。
あんまし大人のやり方じゃないけど、まあけっこーあるパターンらしく、営業さんが
お詫びの品を持ってきたみたい(てか社名入りのクリアファイルて。ボールペンとか/苦笑
なのでまた何人か面接をしてて、早く人数増やさないとすでにのっぴきならない状態。
バイヤーさんのアシスタントで入ってきた派遣の方とランチに行って、いろいろ話したら
入力チームは入力をとにかく1件でも多く進めて、コピーやらはアシスタントさんたちがやるって方向にもっていこうとしてるみたい。

じかちょー河本くん(似)は、Office2007を入れてくれたがexcelがすっかり様変わりしてしまっている。。
機能的にはどぅーなのか?見た目だけ変えられても使いづらいんだけど
社員さんの中には谷中っち似の人もいて、見かけるたび面白い(失礼だ

帰ったら管理会社からハガキが来てた。「今月28日は月曜なので家賃の振込みはお早めに。
期限を過ぎると違約金(賃料の10%)が発生いたします。」
て、そのお知らせを24日に投函してるほうもおかしいでしょうが(遅っ!
普段、温和なわたしだが、この管理会社だけは名前を聞くだけでムカムカする

派遣からきた例のカタログは、想像以上にぶ厚い本が2冊ハコに入って送られてきた。
『RING BELL』カタログギフト【ヒアデス】と、グルメカタログギフト【サターン】で、
箱根の日帰りプランからファッション、雑貨、グルメなどなどあらゆる商品リストから選べる。
すげいや!何にしようか迷う。。。そんなに儲かってるのかい、この派遣屋さんw

ネット徘徊して見つけた一篇の詩。『最後だとわかっていたなら』
敬愛するジャニスの♪GET IT WHILE YOU CAN にも通じる詩だな。
わたしも同じ思いで暮らしてる。明日は来るかどうか分からない。だから今日、この瞬間を感謝する。
限られた時間を生きてるからこそ、最大限に生きようと思える。
生きてるだけですごいのに、そこで起こることは全部プラスアルファな奇跡の連続だから。
命の時間が限られてるというのは素晴らしいことなんだ。



写真は実家の近所に咲いてた菜の花。

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